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セネガル Senegal |
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危険度3: |
危険度とは?
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危険性が高いエリアがあるため、 渡航・滞在するにあたり十分な注意と安全対策が必要です。 |
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❗️危険要因(セネガル) ●テロの脅威 ・イスラム過激派組織の指導者がセネガルを攻撃対象と明言していること、セネガル国内でも過激派の存在が確認されていることから、テロの脅威が存在しているとみられます。
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⚠️要注意エリア ⚠️1 カザマンス地方 【渡航するのは止めて下さい!】 ・セネガル政府軍と反政府武装組織カザマンス民主勢力運動との間では交戦と停戦が繰り返されており、散発的に戦闘が発生しています。
⚠️2 マリとの国境 【渡航するのはお控え下さい!】 ・複数のイスラム過激派組織が国境を越えてテロ、襲撃、誘拐等を行っており、こうしたイスラム過激派組織のセネガル国内への流入を完全に阻止することは困難とみられています。
●セネガル全土 【要警戒!】 ・セネガル国内でも過激主義に傾倒する人物の存在は確認されています。また、隣国マリ国内ではイスラム過激派組織がフランス及びその同盟国を標的としております。
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セネガル
テロ情報
現状
セネガルにおいては、反政府組織である「カザマンス民主勢力運動(MFDC)」の活動が確認されています。また、2015年11月、セネガル政府は国内でイスラム過激派組織を賛美していたグループ数名の逮捕を発表しています。セネガル政府がMFDCとの和平交渉やカザマンス地方の経済開発に取り組む姿勢を示しているため、カザマンス地方の治安は改善傾向にあります。しかし、カザマンス地方においては、近年も武装集団による襲撃事件や地雷の爆発などが散発的に発生しています。
トラベルアドバイス
・イスラム過激派組織の指導者がセネガルを攻撃対象と明言していること、セネガル国内でも過激派の存在が確認されていることから、テロの脅威が存在しているとみられます。
・テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
・テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
・もし爆発音が聞こえたらすぐにその場に伏せ、できれば爆発現場の反対方向に頭を向けて、鞄等で頭部を保護してください。
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セネガル
犯罪・誘拐情報
現状
セネガルの治安情勢は基本的に平穏ですが、近年、首都ダカール(郊外を含む)を中心に失業問題、物価上昇、都市部への人口集中に伴う一部地域のスラム化、周辺国からの流入人口の急増、麻薬及び銃器の流入などの問題が発生しています。また、強盗、スリ、ひったくり、置き引きなど外国人を狙った犯罪も発生し、殺人などの凶悪犯罪に発展するケースもあります。在留邦人も被害に遭っていますので、多額の現金は持ち歩かない、日没後の外出は極力避けるなどの注意が必要です。
国内の政治経済情勢により市民によるデモが発生し、警察等治安部隊との衝突に発展することがあり、治安部隊との衝突によりデモ参加者が死亡する事件も発生しています。デモは群集心理が働くことにより思いもよらぬ危険な状態に発展する上、治安部隊は催涙弾の使用や、銃器の発砲を躊躇しない場合があるので、デモや集会等に遭遇した際には、すぐにその場を離れる等の注意が必要です。
隣国マリの政情不安定化に伴い、セネガル政府は治安部隊の増員及び国境検問所の取り締まり強化等の警備強化を行っています。不測の事件に巻き込まれないためにも、マリとの国境付近の通行は避けるようにしてください。
国民の約95%がイスラム教徒で、宗教上酒類や豚肉は食さず、断食月(ラマダン)等宗教上の行事もありますので、十分配慮して行動してください。また、タバスキ(犠牲祭)が2015年は9月頃に行われますが、この時期はお祭りの準備にお金が必要になることから、犯罪が増加する傾向にあることが指摘されていますので、十分な注意が必要です。
警戒すべき犯罪
強盗
近年、路上に設置されたATM利用者を後ろから刃物で刺して現金を奪う事件が発生するなど、犯行が凶悪化しています。そのほか、タクシーに乗車するため運転手と値段交渉中、背後から強引にバッグを奪われた被害もあります。タクシーに乗車する際は、周囲の状況を確認した上、背後にも気を配り、できるだけ勤務先や自宅などの近くで乗車することが賢明です。また、乗車中のタクシーが徐行または停車している間に、突然車外から扉を開けて金品を奪い取る事案も発生していますので、乗車時は必ずドアロックをかけ、周囲への注意を怠らないように心掛けてください。
スリ
ダカール市内で多く見られる物売り(バナバナ)は、通常、手で持ちきれない程の品物を持っています。一方、品物(指輪、腕輪、貴金属類)を一つだけ持って近付いてくる者には注意が必要です。興味を抱いて品物を覗き込んだ瞬間、後ろにいる仲間が素早く鞄やポケットの中の財布を抜き取ろうとします。また、数人で親しげに接近し話しかけて気を引いている間に、身に付けている財布や携帯電話等を別の仲間が抜き取る手口もあります。ときには上着やズボンを引っ張るなど、相手が強引で離れようとしない場合は、無視をして、或いは、「触るな!」などと一喝して素早くその場を立ち去ることが肝要です。また、プラトー地区の路上や、特にポンピドゥー通り等の商店街では、人につきまとう物乞いがいます。中には幼い子供もいて、お菓子や小銭等を渡そうとすると、現金等(身に付けている時計や指輪にも注意)を取られてしまうことがありますので気をつけてください。
ひったくり
ダカール市内の路上においては、車やバイクを利用したひったくりが常時発生しています。一般的に、犯人は夜間の暗がりに乗じて、歩いている女性のバック等を狙っていますが、早朝や昼間でも被害は発生しています。犯人は車やバイクに乗ったまま、すれ違うときや追い抜くときに、歩行者のバック等のひもをつかんで奪おうとします。このため、バック等は体の前で抱えるか、壁や建物側の腕で持つようにしてください。なお、バック等を首や肩から下げていると、車やバイクの力によって、体ごと引っ張られて大事故につながる危険があります。身体の安全確保が最優先ですので、万が一、奪われそうになってしまったら、その手を離す覚悟も必要です。
置き引き
カバン、リュックサック、ウエストポーチは常に狙われています。 空港や駅などのような多くの人が集まるところでは、常に注意を払っていないと足元に置いたカバンでさえ盗まれるおそれがあります。また、リュックサック等を背負って人混みの中に入ると、気づかないうちにファスナーを開けられ、中の物を盗まれることもあります。カバンやリュックサックはできるだけ持たないことをお薦めしますが、携帯する場合は決して手を離さずに常に視界に入れておくことが大切です。さらに、ウエストポーチは、周囲に「現金や貴重品を携帯している」と明示していることになるので持たない方が賢明です。
詐欺
独立広場やポンピドゥー通りを歩いていると、人が笑顔で寄ってきて「セネガルではカドゥ(贈り物)を渡す習慣がある」などと言いながら小さなアクセサリーを手渡してくることがあります。これを受け取ると「赤ん坊が生まれたのでお祝いをしたいが金がない」などと現金を要求してきます。これは詐欺の常套手段ですので、相手にせず受け取ったアクセサリーを返すか、その場に置いて立ち去ってください。
トラベルアドバイス
・夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
・国民の約95%がイスラム教徒で、宗教上酒類や豚肉は食さず、断食月(ラマダン)等宗教上の行事もありますので、十分配慮して行動してください。
・万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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セネガル
病気・感染症情報
衛生・医療事情
医療レベルは、首都ダカール市と地方都市、更に農村地区とで大きく異なりますので、出来る限りダカールの外国人がよく利用する医療機関を受診するようにして下さい。特に交通事故等による外傷への対応、入院治療や手術は地方ではまず不可能だと考えておいて下さい。なお、当地の血液センターでの輸血用血液が汚染されている可能性も否定できません。従って、重症かつ緊急を要する疾患及び外傷については速やかに国外へ搬送することになるため、万一の場合に備えて十分な額の海外旅行傷害保険(特に、疾病治療費用、傷害治療費用、救援者費用)に加入しておくことを強くお勧めします。
上下水道や電力等の社会基盤の整備が遅れています。水道水は飲料には適しておらず、食中毒の原因になる可能性があります。歯磨き、コンタクトレンズの洗浄を含めミネラルウォーターの使用を心がけて下さい。
警戒すべき病気・感染症
マラリア
一年を通して発生しますが雨季の始まりと共に増え、11月から12月にかけてピークに達します。セネガルでは4種類あるマラリアのうち一番悪性度の高い熱帯熱マラリアが90%以上を占めています。熱帯熱マラリアは、発熱や頭痛といった症状が出始めて5日間無治療で放置すると約50%の感染者が死に至ります。近年セネガル政府により施行された疾病対策が奏功し罹患数は減少傾向にありますが、依然として首都ダカールでの感染報告も多数見られ、放置すれば死に至る疾患であるため注意が必要です。マラリアの感染ルートは、ハマダラカに刺された時にマラリア原虫が体内に侵入し、1週間後に発熱、頭痛、寒気、夜間の盗汗、だるさ、吐き気、筋肉痛などが始まります。血中で原虫が大量に繁殖し脳に移行すると、治療が困難となるため、早期治療を要します。子供ほど症状が重く、進行が早い傾向があります。血液中にマラリア原虫がみつかれば診断が確定します。現在は当地においても簡単な血液検査により30分で判定可能です。
発熱は37度台から40度台まで個人差が大きいという特徴があります。発熱はマラリアに限ったことではなく、他の病気でも頻繁に見られますが、当地ではまずマラリアを疑い血液検査を行います。多少の発熱だからと楽観しないことが大切です。
予防薬としてメフロキン(MEPHAQUIN、LARIAM)、ドキシサイクリン(Doxycycline)またはプログアニルとアトバコンの合剤(Malarone)が推奨されています。治療は、ACT治療薬(アルテミシニンベース混合治療薬)であるCoartem、Duo-cotexinなどを用います。予防薬、治療薬は当国内の薬局で購入可能です。
ハマダラカは夕方から朝方にかけて出没します。感染リスクが高い地方だけではなく市内でも夜間外出を控え、やむを得ない場合は長袖・長ズボンなど肌の露出を少なくし、虫除けスプレー等蚊の忌避剤を使用してください。蚊帳の使用も有効です。
黄熱病
セネガルは黄熱病の汚染地域です。黄熱病は日中に活動するネッタイシマカを媒介とし、刺されることで感染するウイルス性疾患で、3~6日間の潜伏期を経て発熱、黄疸、出血傾向を示し、致死率が60%にも達する感染症です。当地では2002年11月、小規模の流行が見られ、44例の死亡例がありました。予防接種を受けることが可能必要で、極めて重要です。予防接種後に配布されるイエローカード(接種証明書)は出入国時に提示を求められる場合がありますのでパスポートと共に必ず携帯して下さい。
赤痢
年間を通して見られ、雨季に多くなる消化器疾患です。下痢、発熱、及び血便の症状が出ますのでそのような症状が出た場合は病院を受診してください(検便等が必要です)。点滴と細菌性なら抗生物質、アメーバ性ならばメトロニダゾール(FLAGYL等)にて治療します。水道水での飲料、歯磨きは避け、ミネラルウォーターを使ってください。邦人旅行者でヤシ酒を飲んでアメーバ赤痢に感染した例、サンドウイッチに挟んであるレタス、トマトから細菌性赤痢に感染した例があります。大部分が不衛生な水を摂取することにより感染します。
コレラ
米のとぎ汁様の下痢が大量に出て、急速に脱水に陥ります。経口感染ですので、生水、生野菜はさけ、流行時には特に手洗いをしっかり行って下さい。2005年には、約半年で5201例の発症者があり、うち109例が死亡しました。何よりも不衛生な水を摂取しないよう心がけることが重要です。
結膜炎
乾季、砂が舞う季節に流行し、目が赤く充血し、時に痛みを伴います。アポロ病と当地では呼ばれ、非常に感染力が強く、外出から帰ったら手洗い、洗顔を行い、清潔を保ってください。患者さんとはタオル等触れるものは共用しないで下さい。結膜炎に罹患したら抗生物質の点眼が必要になります。
細菌性髄膜炎
乾季に流行することがあり、発熱、頭痛を初期症状とし、頸部硬直、意識障害といった重い症状が出現してきます。入院治療が必要です。予防接種がありますので、この季節に滞在する場合は、あらかじめ接種しておくことをお勧めします。2007年には近隣国で、100名を超す死亡者がみられる流行がありました。
住血吸虫症
湖や川等、淡水中に生息する寄生虫が皮膚を貫いて体内に侵入し、肝臓や膀胱に寄生します。症状は腹痛、下痢、血尿等です。淡水では泳がないのはもちろん、水路や水たまりに入る必要がある時には必ず長靴を着用して下さい。
狂犬病
動物(犬だけでなく、猫、山羊、羊、牛等)と接触する場合、噛まれなくても、唾液により狂犬病ウイルスに感染する危険があります。ダカールでは野良犬の十数パーセントが狂犬病ウイルスに感染していると言われています。噛まれた場合、ダカールのパスツール研究所で狂犬病ワクチンを摂取する(暴露後免疫)必要があります。いったん発病すると致死率はほぼ100%ですので、動物との接触が予想される場合は、予めワクチンを接種(暴露前免疫)することをお勧めします。
トラベルアドバイス
・なまもの、生水は避けてください。切り売りされた果物も各種感染症保菌者の手指から汚染されている可能性があります。
・水道水は飲料に適しません。ミネラルウォーターを飲んで下さい。
・医療費が高額になることもありますので海外旅行者保険への加入をお勧めします。
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セネガル
自然災害情報
現状
豪雨
セネガルでは雨期に豪雨が発生しやすいです。
トラベルアドバイス
・雨期の間は豪雨に注意してください。
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トラベルアドバイス
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テロについて
(1)イスラム過激派組織の指導者がセネガルを攻撃対象と明言していること、セネガル国内でも過激派の存在が確認されていることから、テロの脅威が存在しているとみられます。
(2)テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
(3)テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。もし爆発音が聞こえたらすぐにその場に伏せ、できれば爆発現場の反対方向に頭を向けて、鞄等で頭部を保護してください。
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犯罪・誘拐について
(1)夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
(2)国民の約95%がイスラム教徒で、宗教上酒類や豚肉は食さず、断食月(ラマダン)等宗教上の行事もありますので、十分配慮して行動してください。
(3)万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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病気・感染症について
(1)なまもの、生水は避けてください。切り売りされた果物も各種感染症保菌者の手指から汚染されている可能性があります。
(2)水道水は飲料に適しません。ミネラルウォーターを飲んで下さい。
(3)医療費が高額になることもありますので海外旅行者保険への加入をお勧めします。
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自然災害について
(1)雨期の間は豪雨に注意してください。
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緊急連絡先
在セネガル日本国大使館
電話:(221)-33-849-5500
FAX:(221)-33-849-5555
住所:Boulevard Martin Luther King DAKAR, SENEGAL
消防:18
警察:17
西アフリカの国・地域