|
|
ウクライナ Ukraine |
|
危険度5: |
危険度とは?
|
安全なエリアに避難する必要がある極めて 危険なエリアなので渡航・滞在しないでください。 |
|
|
❗️危険要因(ウクライナ) 【ウクライナ東部に位置しているドネツィク州、ルハーンシク州は現在内戦状態にあります。】 ウクライナ軍と新ロシア派との間での衝突が始まってから、9,500人以上が死亡し、150万人以上が避難・立ち退きを余儀なくされています。
|
⚠️要注意エリア ⚠️1 ドネツィク州、ルハーンシク州、クリミア 【渡航するのは止めて下さい!】 ・ウクライナ軍と新ロシア派(ロシアに支援を受けている)との間での衝突が続いており、内戦状態にあります。ウクライナ政府の管理が行き届いていないエリアであるため、渡航するのはお止めください。両者の衝突が発生してから、9,500人以上が死亡し、150万人以上が避難・立ち退きを余儀なくされています。現在も市民が内戦の犠牲となっています。 ・同地域に渡航すると逮捕や罰金を課される恐れがあります。 ・ドネツィク州、ルハーンシク州行きの航空便は現在就航しておりません。 ・クリミアはロシア政府が2014年3月21日にロシア領に併合してから、緊張状態が続いています。
⚠️2 キエフ、ハルキウ、オデッサ、ヘルソン、リヴィウ 【渡航は極力お控えください!】 ・現在は平静を保っていますが、キエフではデモや集会が頻繁に行われております。デモは暴徒に発展する恐れもあるため、十分な警戒が必要です。 ・小規模な爆発が夜間に散発的に発生しています。 ・いたずらの爆弾騒ぎも首都キエフを中心に散発的に発生しています。 ・2016年7月20日には著名なジャーナリストである、Pavel Sheremet氏が乗っていた車が爆発し、乗っていたPavel Sheremet氏が死亡しました。
|
ウクライナ
テロ情報
現状
ほとんどのテロ事件はドネツィク州、ルハーンシク州などのウクライナ東部で発生しています。しかし、ハルキウでもパブやカフェなどで、爆弾テロが連続的に発生しています。
近年、特定の組織に属さず、インターネット情報の影響を受けて過激化し、テロを起こす「ローンウルフ型」テロも世界各地で発生しており、十分な警戒が必要です。
地域別情報
ドネツィク州、ルハーンシク州
ウクライナ軍と新ロシア派(ロシアに支援を受けている)との間での衝突が続いており、内戦状態にあります。ウクライナ政府の管理が行き届いていないエリアであるため、渡航するのはお止めください。両者の衝突が発生してから、9,500人以上が死亡し、150万人以上が避難・立ち退きを余儀なくされています。現在も市民が内戦の犠牲となっています。
6月20日、新しく大統領に選出されたポロシェンコ大統領が27日までの一時的停戦を行うことを発表するとともに平和計画を公表し、武装勢力側も一時的停戦に同意しました。 その後、30日までの停戦延長が合意されたものの、武装勢力側が歩みよりを見せなかったこともあり、延長期限の30日にポロシェンコ大統領は停戦を延長せず、政府側による「反テロ作戦」が再開されています。
分離派武装勢力の「ドネツク人民共和国」の首長を自称するザハルチェンコは、ドネツク州の(西の)州境に達するまで侵攻を続けると発言しており、ウクライナ東部における治安情勢の更なる悪化と他地域への影響の可能性もあります。ドネツィク州、ルハーンシク州行きの航空便は現在就航しておりません。
クリミア
ロシア軍と新ロシア派が同地域を現在統治・管理しています。
2014年3月16日の国民投票の結果を受け、ロシア政府は2014年3月21日にロシア領にクリミアを併合しました。以来ウクライナ政府との間で緊張状態が続いています。
キエフを含む西側の都市
現在は平静を保っていますが、キエフではデモや集会が頻繁に行われております。デモは暴徒に発展する恐れもあるため、十分な警戒が必要です
トラベルアドバイス
・大勢が集まる場所やデモ集会等には近づかないようにしてください。
・特にラマダン(特に金曜日)及びイード期間中はテロが発生するリスクが高いため、その期間中は特に警戒してください。
・政府関連施設に行く際は十分な警戒をしてください。(国会等の政府機関を狙ったテロが発生する可能性があります。)
・レストランでは、オープンスペースや出入口付近、ガラス戸近くを避け、奥の壁際か柱の近くに席をとりましょう。
・爆発音が聞こえたらすぐにその場に伏せ、できれば爆発現場の反対方向に頭を向けて、鞄等で頭部を保護してください。
閉じる
ウクライナ
犯罪・誘拐情報
現状
ウクライナでは近年治安が悪化しています。治安情勢悪化の背景には、依然として停滞基調にあるウクライナ経済の影響が主因の一つと考えられており、手っ取り早く現金を入手できる財産犯の増加が目立ちます。一般に過去の事例から判断すると、日が短く、寒い時期には犯罪の発生が多くなり、逆に暖かく、日の長い時期には少なくなっている状況にあるといえます。
首都キエフではスリや路上犯罪の発生件数が増加しており、外国人観光客を狙った犯罪も多く発生しています。
クレジットカードはスキミングを警戒し、使用する際はクレジットカードから目を離さないようにしてください。
ウクライナでは運転マナーが悪いドライバーが多く、交通事故が頻発しているため、十分な警戒が必要です。
ウクライナの人々は、一般的には穏やかで親切な人達が多いのですが、犯罪者は極めて巧妙若しくは凶暴です。日常の起居、買い物や散策などの際にも、周囲の状況に留意しつつ、油断せずに行動することが必要です。
警戒すべき犯罪・事故
財布落とし
自分の前を歩いている人物が財布、若しくは札束を落としたので、親切心からこれを拾い上げて落とした人に手渡すと、逆に「財布の中身が減っている」、「現金が抜き取られた」、「落としたものがまだほかにもあった」などと抗議を受けて、弁償を求められるもの、さらにはバックの開披を求められ、中から現金をひったくっていくもの。
通りを歩いていた者から「財布を拾った。山分けしよう」持ちかけられ、現金を山分けして別れた後、財布の所持者を名乗る男が現れて全額の返済と警察への口止め料として更にお金を要求されるもの。また、山分けをしなくとも、財布の所持者が現れて、確認のため自分の財布を見せてくれなどと要求され、あまりにしつこいので財布をみせると、そのスキをついてカードや現金を抜き取るもの。
スリ
被害に遭う方達の多くは、ズボンの後ろポケット、ジャケットの内ポケット、ショルダーバック内に貴重品を入れており、多くのケースでは、人混みの中、数人に 囲まれて身体に触れられた記憶が残るのみで、その犯行手口は、極めて巧妙です。ウクライナにおけるスリ被害の場所は地下鉄が最も多く、次いで市場、レストラン、広場、劇場です。
車上狙い
車の外部から容易に見て取れる車内シート上に所持品を置いておくことは、充分留意しなくてはなりません。どうしても車内にものを置いておかなくてはならない場合には、外部から見えないトランク内にしまうなどの注意が必要です。
不良警察官・国境警備隊員による恐喝・不当な要求
ウクライナでは、公務員が自らの業務遂行に関して不当な言い掛かりを付け、金銭を要求するケースが依然存在します。例えば、その法の違いや無知を期待して、警察官が職務質問で、旅券や外国人登録に不備があると指摘し、「警察署へ行くか、ここで罰金を支払うか」と賄賂を要求してくるケースです。こうした要求がなされた場合、相手の所属・氏名、法律違反の内容と罰金の根拠を毅然とした態度で問い質して確認し、その場での罰金要求には応じないことが肝要です。また、陸路における出入国の際には、国境警備隊員や鉄道乗務員、税関職員から言いがかりを付けられて現金を要求され、あるいは恐喝されることが報告されておりますので、特に注意が必要です。
トラベルアドバイス
・夜間の外出は極力避け、必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅しましょう。
・外出時は荷物を宿泊場所に預け、できるだけ荷物を持たず両手が使えるようにしてください。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・多額の現金やパスポートなどの貴重品は持ち運ばないでください。(スリ被害が頻発しています。)
・クレジットカードはスキミングを警戒し、信用できる場所でのみ使用しましょう。
・強盗被害にあった際には抵抗しないでください。(犯人が銃器やナイフを持っている可能性があります。)
・財布や鍵などは必ず身に付け、ハンドバッグに入れて持ち運ばないようにしましょう。
・ニセ警官がいるので警戒しましょう。(正規の警官がいきなり、財布の中身を見せることを要求することはありません。)
・見知らぬ人からの飲食物を受け取ったり、自分の飲食物を放置するのは止めましょう。(飲食物に睡眠薬が混入している場合があります。)
・車内に金品を置いたままにはしないでください。(車上狙いが頻発しています。)
・白タクは避け、正規のタクシー会社のものを利用してください。正規のタクシーは会社名と電話番号が窓部分に示されています。
閉じる
ウクライナ
病気・感染症情報
衛生・医療事情
一般に医療水準は低く、衛生事情も良くありません。英語の通じる医療機関はありますが、医療設備・従事者、サービス、術後感染などの観点から、現状では風邪や腹痛などの軽い症状での外来受診、小手術及び緊急時の一時的な入院以外の利用には適しません。精密検査や待機手術は日本または先進国で行うことを勧めします。緊急移送には高額な請求がされることから、海外旅行傷害保険等に加入しておく事を強く勧めます。医薬品に関しては、偽造医薬品や期限切れの薬品も出回っていますので注意が必要です。なお、外国人に適用される保険制度はありません。
冬季は寒く乾燥してインフルエンザが流行しやすくなります。外出時の防寒は勿論のこと加湿器の使用、日頃の体力保持、うがいや手洗いの励行が重要です。長く陰鬱な冬は鬱状態になる可能性もありますので、気分転換を図る工夫が必要です。
警戒すべき病気・感染症
ダニ脳炎
症状:4~28日間の症状のない期間があった後、頭痛、筋肉通、倦怠感や発熱。悪化すると、脳に障害が出るようになり、呼吸ができなくなることがあり、最悪の場合には死亡することがあります。
感染経路:ウイルスをもつダニに咬まれることで感染。このウイルスに感染した動物から生産された乳製品から感染。まれに、輸血や母乳から感染。
対処方法:症状を軽くするための治療が行われます。
A型肝炎
症状:発熱、全身倦怠感、食欲不振
感染経路:感染者による糞便で汚染された飲食物を経口摂取することで感染
対処方法:特別な治療法はない。症状に応じて治療し、安静にして抗体ができることを待つ。
狂犬病
症状:腹痛、嘔吐、下痢、発熱、倦怠感、血便等
感染経路:狂犬病ウィルスを持った動物に噛まれることで感染
対処方法:哺乳動物に咬まれたときには、できるだけ早く病院を受診する。同時に、狂犬病のおそれのある動物に咬まれたら、傷口を石鹸と水(できれば流水)でよく洗い、消毒液で消毒する。空気に触れると直ぐに感染力が弱まるウイルス。粘膜から感染する可能性があるので、決して傷口を口で吸いだしてはいけない。症状が発現したときには確立された治療法はない。これまでに100万人以上の人が命を落としており、助かった人は数名しかいない。
腸チフス
症状:高熱、頭痛、全身のだるさ、高熱時に数時間現れる胸や背中、腹の淡いピンク色の発疹、便秘などの症状(感染して1~3週間後発症)。重症化すると腸から出血したり、腸に穴が開いたりする可能性がある。
感染経路:汚染された加熱不十分の肉類から感染することが多い。
対処方法:効果のある抗生物質を長期間服用。
エイズ
症状:リンパ節の腫れ、発熱や下痢を発症し、さらに進行すると肺炎や皮膚病になったり、腫れものの発生
感染経路: HIVウイルスに感染した人の血液、母乳、精液、膣分泌液などの様々な体液によって感染
対処方法:ウイルスを完全になくすことはできないが、いろいろな薬を使うことによってウイルスを抑制し、病気の進行を大幅に抑えることができる。
原子力発電所関連
ウクライナでは、4発電所(リブネ、フメルニツキー、ザポロージェ、ユジノウクラインスク)が稼動しております。毎年、特に春先に、1986年に大惨事となったチェルノブイリ原発4号炉から放射能がまた漏れたなどの噂が流れますが、これについては根拠がありません。 但し、春先の乾燥時に泥炭を含む土壌が相まって、チェルノブイリ原発周辺の森林火災が発生することがあり、消防車がかけつけることがありますので、これが誤解を招いている可能性があります。破損した同4号炉は現在、石棺と呼ばれる建物に覆われています。これを補強するために、これを更に上から被う新シェルターの工事が進められていますが、工事の遅れ、資金問題等により、2015年秋の完成が2017年末にずれ込む見通しです。なお、同原発敷地にある1号炉~3号炉については、すでに2000年までに運転が終了されており、2008年夏までに、これらの原子炉から放射性燃料が全て取り出され、同原発敷地内の保管庫に貯蔵されています。
トラベルアドバイス
・緊急移送特約付きの海外旅行傷害保険に加入してください。
・予防接種はできるだけ赴任前に受けてください。
・森林などに入る場合は、長袖・長ズボン・帽子を被るなど、肌を露出しないようにしましょう。(マダニに噛まれ、ダニ脳炎に感染する恐れがあります。)
・キノコ類、ベリー類、畜産製品の購入は極力控えましょう。(放射能に汚染されている可能性があります。)
・市販のミネラルウォーターを飲用することを勧めます。(水道水については、病原体の混入、配管の老朽による鉄や鉛の過剰混入が認められています。)
閉じる
ウクライナ
自然災害情報
現状
豪雨
ウクライナの冬季はとても厳しく、豪雪に見舞われることもあります。
トラベルアドバイス
・豪雪により、車内に取り残される等の危険性がありますので、冬季にウクライナに渡航される際は現地の天気に十分配慮することをおすすめいたします。
閉じる
トラベルアドバイス
-
テロについて
(1)大勢が集まる場所やデモ集会等には近づかないようにしてください。
(2)特にラマダン(特に金曜日)及びイード期間中はテロが発生するリスクが高いため、その期間中は特に警戒してください。
(3)国会等の政府機関を狙ったテロが発生する可能性がありますので政府関連施設に行く際は十分な警戒をしてください。
(4)爆発音が聞こえたらすぐにその場に伏せ、できれば爆発現場の反対方向に頭を向けて、鞄等で頭部を保護してください。
-
犯罪・誘拐について
(1)夜間の外出は極力避け、必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅しましょう。
(2)強盗被害にあった際には抵抗しないでください。
(3)白タクは避け、正規のタクシー会社のものを利用してください。正規のタクシーは会社名と電話番号が窓部分に示されています。
(4)不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
-
病気・感染症について
(1)緊急移送特約付きの海外旅行傷害保険に加入してください。
(2)市販のミネラルウォーターを飲用することを勧めます。
(3)放射能に汚染されている可能性がありますので、キノコ類、ベリー類、畜産製品の購入は極力控えましょう。
-
自然災害について
(1)豪雪により、車内に取り残される等の危険性がありますので、冬季にウクライナに渡航される際は現地の天気に十分配慮することをおすすめいたします。
-
緊急連絡先
在ウクライナ日本国大使館
電話:044-490-5500(ウクライナ国内からのみ案内可)
FAX:044-490-5502
住所:4, Muzeiny Lane, Kyiv, 01901, Ukraine
消防:101
警察:102
救急車:103
東ヨーロッパの国・地域