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Vietnam ベトナム |
総合危険度:2.7
(総合危険ポイント:5108.2)
危険性が高いエリアがあるため、 渡航・滞在するにあたり 十分な注意と安全対策が必要です。
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誘拐
危険度:-
(危険ポイント:-)
近年の誘拐事件の発生状況については当局から公表されていませんが、報道等によると、子どもを対象とした身代金目的の誘拐事件の発生が散見されるほか、ベトナム人女性を主な標的とした組織的人身売買事案の発生がみられます。外国人を標的とする誘拐事件の報告はありませんが警戒は必要です。
・夜間の外出は極力避け、必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅してください。
・日常の行動をパターン化せず、出勤ルート・時間等は変化を持たせましょう。
・日頃から、周辺の様子について、普段と違うかどうか注意する習慣をつけましょう。(監視・尾行等に敏感に気付くことが重要)
・個人情報の管理を徹底してください。
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傷害・暴行
危険度:-
(危険ポイント:-)
ベトナム人パートナーとのトラブルに伴う事件(暴行、脅迫、監禁等) 合弁を組んだベトナム人パートナーとの間で、資本の変更、株式の譲渡、投資設備の返還等をめぐりトラブルが生じた際、数人に取り囲まれて内容の分からないベトナム語の書類にサインを強要される、襲撃(暴行)に遭う、出国できないように画策される(当地では刑事責任を審問されている(容疑を 掛けられている)場合や越当局決定・行政違反制裁等の義務不履行、民事被告等に該当する外国人が出国を差し止められることがあります。)事案が見受けられます。ベトナム人パートナーの言うことのみを信用したり、業務を任せきりにしたりせず、仮に越人パートナーに不審感があればそのまま案件を放置することなく、双方が納得するまで話し合うなど早めの解決に努めてください。
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窃盗
危険度:-
(危険ポイント:-)
現金等は複数に小分けにして持つとリスクを軽減できます。大切な物はバッグや上着のチャック付き内ポケット等に身につけるようにしてください。刃物でバックを切られる手口も散見されることから、バックを身体の前に抱えて常に監視できる状態にする、または混雑した場所を避けるなど盗難リスクの回避に努めてください。また、夜間の繁華街の路上で近付いてきた女性にいきなり抱きつかれ、その間に金品をすられたというケースも報告されています。見知らぬ者が近寄ってきた際は、スリのリスクがあることを念頭におき身体に接触させない等十分にご注意ください。
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強盗・強奪
危険度:-
(危険ポイント:-)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
銃器について一般的に所持が規制されています。しかし、戦争時代に残され たもの、外国からの密輸、国内における密造、少数民族による所有等が散見され、銃器の違法所持及び銃器を使用した殺人、強盗事件等が発生・検挙されています。
強盗は国内各所で発生しており、その形態・手口も様々です。いきなり路上で殴られる、ナイフなどの凶器を突きつけられて金品を強奪されるなどの手口が発生しています。また中心部の裏通りを歩いていたところ、突然英語で声をかけられ、一瞬足を止めた隙に後ろから両腕を押さえられ、財布から所持金を奪われる事案も発生しています。
都市部では、タクシー乗車中に運転手から恐喝を受ける「タクシー強盗」の被害も発生しており、注意が必要です。万が一強盗被害に遭った場合には、抵抗したり大声を上げたりせず、落ち着いて対応し、身の安全を第一に考えて、冷静に行動してください。
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強姦・強制猥褻
危険度:-
(危険ポイント:-)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
・夜間の女性の一人歩きは極力避け、タクシー等を利用しましょう。
・夜間の公衆トイレ・公園・人通りの少ない場所、街灯がない暗い道路を避けて歩いてください。
・見知らぬ者からの誘い(食事、観光案内等)には安易に乗らないでください。
・知り合って間がないなど、素性のよくわからない者の家に安易に行ってはいけません。またアパートのオーナー等であっても安易に自分の部屋に入れないでください。
・バー等で見知らぬ者から勧められる飲物には、特に注意しましょう。
・旅行やドライブは複数で計画的に行動するよう心掛けてください。
・身体の露出が多い服装での外出は控えましょう。
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テロ
危険度:1.2
(危険ポイント:0.0)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
ベトナム治安当局は、ベトナム人海外移住者を主体とする反政府活動家の活動に対して警戒を強めています。過去には、ベトナム国内でも反政府組織によるテロ未遂事件等が発生しています。現時点ではベトナム国内でイスラム過激派組織の存在は確認されていないとされていますが、国外のいくつかのテロ組織やイスラム過激派組織が内陸部の反体制派と接点を有しているとみられています。また、イスラム過激派組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)にアジアから多数の戦闘員が流入しているとの情報もあり、ベトナムにおいても出入国管理の強化等を通じてイスラム過激派などテロリストの入国に警戒するとともに、国内の警戒を強化しています。
(最新データ)
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殺人
危険度:1.0
(危険ポイント:24.0)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
銃器について一般的に所持が規制されています。しかし、戦争時代に残されたもの、外国からの密輸、国内における密造、少数民族による所有等が散見され、銃器の違法所持及び銃器を使用した殺人、強盗事件等が発生・検挙されています。
爆発物についても所持や製造などが規制されていますが、建設現場等から爆発物や爆発物の原材料などが横流しされる事例が指摘されており、規制が十分でないとする意見もあります。爆発物を用いた強盗、殺人・傷害等事件の発生等が報じられています。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
0.3 |
ベトナム |
1.5 |
(最新データ)
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政情不安
危険度:3.2
(危険ポイント:1641.95)
危険性が非常に高い項目であるため、十分な注意と安全対策が必要不可欠です。危険性を回避できないと判断した場合は渡航・滞在するのはお控えください。
汚職に関して
汚職は社会問題化しており、ベトナム当局も対策を強めており、毎年複数の事件が摘発・検挙されています。汚職を通じて国家に重大な損害を与えた場合には,死刑や終身刑の判決が下されています。
犯罪組織等に関して
サー・ホイ・デン(黒社会)、マフィア、ギャング、シンジゲート等の犯罪組織について摘発・検挙されたとの報道がなされています。犯罪組織は、麻薬・武器取引、密輸、経済活動への干渉(契約・取引の強要や金融取引、不動産取引、労使紛争への介入等)に関与していると見られます。
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自然災害
危険度:1.8
(危険ポイント:10303.5)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
当地では主に、台風及び洪水の災害リスクがあるとされています。また北部では複数の断層が確認されており地震のリスクがあるとされているほか、中部沿岸地域はマニラ海溝で地震が発生した場合の影響による津波のリスクがあるとされています(アセアン災害リスク管理イニシアチブ、国連報告書)。
・ベトナムは、台風の通り道になりやすい傾向がありますので気象情報には注意しましょう。
・メコンデルタ地域では洪水被害が多発しておりますので気象が悪い時は近づかないようにしましょう。
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2007〜2016年 被災者数(人) |
日本 |
1,449,493 |
ベトナム |
12,288,771 |
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交通機関事故
危険度:3.3
(危険ポイント:13773.7)
危険性が非常に高い項目であるため、十分な注意と安全対策が必要不可欠です。危険性を回避できないと判断した場合は渡航・滞在するのはお控えください。
経済成長に伴い、人口が著しく増加し、それに伴ってバイクや乗用車などの車両も年々増加していることから主に都市部を中心に渋滞及び交通事故が深刻化しています。車両の運転には運転免許が必要であり、一般的な交通規則は当地の道路交通法により定められています。しかし、交通インフラが車両の増加に追いついていなかったり、一般市民の交通ルールに関する理解が十分でない状況が見受けられます。都市部では、信号や道路標示が適切に整備された場面等において、徐々に運転手が規制に従う傾向を示していますが、全般的には遵法意識が低いほか弱者優先、譲り合いといったマナーについても根付いていないのが現状です。
他方、郊外では渋滞は少ないものの、スピードが出せるために一旦事故が発生すると、被害が大きくなる傾向が見受けられます。
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人口10万人あたり死亡者数(人) |
日本 |
3.8 |
ベトナム |
11.6 |
(最新データ)
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ベトナム
テロ情報
現状
ベトナム治安当局は、ベトナム人海外移住者を主体とする反政府活動家の活動に対して警戒を強めています。過去には、ベトナム国内でも反政府組織によるテロ未遂事件等が発生しています。現時点ではベトナム国内でイスラム過激派組織の存在は確認されていないとされていますが、国外のいくつかのテロ組織やイスラム過激派組織が内陸部の反体制派と接点を有しているとみられています。また、イスラム過激派組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)にアジアから多数の戦闘員が流入しているとの情報もあり、ベトナムにおいても出入国管理の強化等を通じてイスラム過激派などテロリストの入国に警戒するとともに、国内の警戒を強化しています。
トラベルアドバイス
・海外安全情報やニュースなどを使って、最新の治安・テロ情勢等の変化に注意して下さい。
・多くの外国人が集まる場所や主要欧米関連施設・警察施設等は爆弾テロの標的となる可能性がありますので外出の際には車・徒歩での移動を問わず、不審な動きをしている人物や車がいないか、周囲の状況に注意を払って下さい。
・公共の場で、爆発音、銃の発射音、煙や異臭などがした場合はすぐにその場から離れてください。
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ベトナム
犯罪・誘拐情報
犯罪の特徴
近年の経済発展に伴うインフレや地方貧困層の都市部流入等に伴い治安状況は悪化傾向にあります。現在のところ、殺人、強盗等の凶悪犯罪の発生は少ないものの、外国人住宅への忍び込み、屋外でのひったくり、スリや置き引き等が発生しています。日本人旅行者も、空港、市場、路上、ホテル、レストラン等で旅券、現金などの貴重品を盗難に遭うケースが頻繁に報告されています。
中国国境からの銃器等の密輸ルート関係者が検挙されたり、ベトナム戦争当時の軍用銃器が発見されるなど,相当数の銃器が不法に出回っていることが推測されます。特に都市部においてギャングのグループ間抗争や,交通事故のトラブルに起因した発砲事件が起きています。
起こる可能性の高い犯罪
ひったくり
セカンドバッグ、アタッシュケース、ポーチ等を持って歩いている人を狙い、後方からバイクに乗った2人組が追い越しざまにバッグ等をひったくり、逃走するといった手口が繁華街を中心に発生しています。
強盗
国内各所で発生しています。いきなり路上で殴られたり、ナイフなどの凶器を突きつけられて金品を強奪される事件が発生しています。
睡眠薬強盗
観光スポット等において、親しげに声をかけられ飲食をともにして、睡眠薬入りの飲み物を知らずに飲んで、意識が薄れたところで現金やクレジットカード等を奪われる被害が発生しています。
置き引き
ホテルや空港のロビー、レストラン、大規模ショッピングモールといった人の出入りが多くある場所で被害が発生しています。
スリ
混雑した市場や路上、大規模ショッピングモール、長距離バス・列車の車内等において、バッグや財布を盗られる被害が発生しています。旅行者をそれとなく取り囲み、その中の1人が旅行者の注意を引いている間にその仲間がバッグや財布を窃取するというもので、親しげに近づく女性は特に注意が必要です。また、目の前で自転車を倒し、注意を引きつけ、隙をみてポケットやバッグから財布をすり取る等の被害も発生しています。
トラベルアドバイス
・経済発展に伴うインフレや地方貧困層の都市部流入等に伴い治安状況は悪化傾向にあります。
・バイクに乗った2人組によるひったくりやストリート・チルドレンによる集団スリの被害が発生しています。
・都市部においてはギャングのグループ間抗争や,交通事故のトラブルに起因した発砲事件が起きていますので十分注意して下さい。
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ベトナム
病気・感染症情報
衛生・医療事情
都市部と地方の医療環境は大きく異なり、医療水準の地域格差は近年ますます拡大しています。また、公立医療機関と私立医療機関においても医療環境は大きく異なります。公立医療機関ではスタッフ、受容能力、医療機器等が不足しています。そのため、患者が中核病院に集中しており、中核病院は常時受診者で混雑していて本来の機能が果たせない状況です。ハノイやホーチミン市には近代的な医療機器を備えた私立病院・クリニックがいくつかあり、重症でなければ利用できる医療環境となっています。近年は日系クリニックの進出や日本人医療従事者が勤務している医療機関も増えてきていますが、未だタイやシンガポールなどの医療水準に到達しているとは言い難い状況です。診断の難しい病気や高度な医療が必要な場合には、近隣の医療先進国か日本での診断・治療もする方が良いです。
警戒すべき病気・感染症
呼吸器感染症
かぜ、インフルエンザ、気管支炎といった呼吸器感染症は最も日常的な病気であり、一年を通してみられています。近年のベトナムの大気汚染は極めて深刻で、2012年の世界経済フォーラム(ダボス会議)においても、大気汚染度は132か国中123位にランクされました。PM2.5・PM10の値はとりわけ乾季(冬)に高く、この時期には北京と同等レベルの汚染度であり、呼吸器感染症に罹りやすい環境と言えます。
急性腸炎・食中毒・寄生虫症
下痢は当地ではきわめて日常的な病気です。比較的軽い症状で終わるものから細菌性食中毒、ノロウイルス感染症など重症化する場合もあり、衛生状態の悪い環境では赤痢、アメーバ赤痢も決してまれな病気ではありません。
デング熱
ネッタイシマカやヒトスジシマカを介して感染するウイルス感染症です。近年、感染拡大の傾向にあるので、今後の動向には注意をしましょう。ベトナム全土に感染のリスクがあり、南部および中部のリスクが高くなっています。蚊の発生しやすい雨期に流行がみられ、南部などでは一年を通してみられます。ワクチンや予防薬・特効薬はないので、長袖・長ズボンを着用する、防虫スプレーなどを使用する、網戸を利用するといった対策をしましょう。
麻疹
2013年冬から2014年春にかけて、麻疹が40年ぶりに流行しました。7,000人以上が感染し、北部地方を中心に子ども25人が死亡しました。成人でも免疫がないと容易に感染し重症化することもありますので、予防接種歴があるか確認・注意が必要です。
結核
ベトナムの結核罹患率(人口10万人対199(2010年))は日本の約10倍、世界の結核高まん延国22か国の中のワースト12位(WHO)にランクされており、今なお新たに年間18万人が感染していると推測(2012年)されてもいます。日頃からの予防意識が重要です。手洗い、うがいの励行、日々の健康管理とともに、定期健康診断をきちんと受ける、かぜのような症状が長引く場合には放置しないで受診するといったことが重要となります。
マラリア
ハノイ、ホーチミン、ダナン、ハイフォンなどの都市部、紅河デルタ一帯、ニャチャン以北の沿岸リゾート地などのマラリア感染リスクは極めて低いといわれています。しかし、中部高原や東南部などの地方(農山村地帯)では感染リスクがあるので注意して下さい。感染リスクの高い地域に旅行あるいは滞在する場合には、虫除けや蚊帳を使って夜間に蚊に刺されないよう対策をしましょう。
狂犬病
動物の狂犬病はベトナム全土で確認されています。保健省は、2014年5月までに全国で犬にかまれた人は16万人余りで、狂犬病によって死亡した人は28人に上ると報告しています。統計によると、全国には犬が約1,000万匹存在し、2009年から現在までに狂犬病に感染した犬856匹が発見されました。
トラベルアドバイス
・国公立病院は、近年医療技術や設備の向上がみられますが、通訳などの医療サービス面においては日本人が満足できるものではありませんが、ハノイやホーチミンでは在留邦人もよく利用する日系及び外資系の私立クリニックや病院があります。
・公的医療機関では、通常はベトナム語のみの対応となるので、日本人や日本語で対応可能なスタッフが勤務している私立病院・クリニックなどの医療機関を利用することをおすすめします。
・水道水は飲まない、衛生状態の悪い屋台などでの食事は控える、家庭で調理する際には十分に加熱処理を行うなどを日頃から心がけておく必要があります。
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ベトナム
自然災害情報
現状
ベトナムは、台風の通り道になっているため、自然災害の被害を受けやすい国です。メコンデルタ地域では洪水被害が多発しており、気候変動の影響によっては、今後も洪水被害が増加すると予想されます。
トラベルアドバイス
・ベトナムは、台風の通り道になりやすい傾向がありますので気象情報には注意しましょう。
・メコンデルタ地域では洪水被害が多発しておりますので気象が悪い時は近づかないようにしましょう。
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❗️危険要因(ベトナム) ●テロ事件 ・反政府組織によるテロ未遂事件等が発生しています。
●犯罪の増加 ・近年の経済発展に伴うインフレや地方貧困層の都市部流入等に伴い治安状況は悪化傾向にあります。
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⚠️要注意エリア 目立ったものはありません。
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東南アジアの国・地域