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India インド |
総合危険度:2.7
(総合危険ポイント:3897.8)
危険性が高いエリアがあるため、 渡航・滞在するにあたり 十分な注意と安全対策が必要です。
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誘拐
危険度:2.1
(危険ポイント:53.0)
危険性が高い項目であるため、渡航・滞在するにあたり 十分な注意と安全対策が必要です。
インド各地で、政治目的や身代金目的等の誘拐事件が多発しています。
・夜間の外出は極力避け、必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅してください。
・日常の行動をパターン化せず、出勤ルート・時間等は変化を持たせましょう。
・日頃から、周辺の様子について、普段と違うかどうか注意する習慣をつけましょう。(監視・尾行等に敏感に気付くことが重要)
・個人情報の管理を徹底してください。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
0.2 |
インド |
5.1 |
(最新データ)
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傷害・暴行
危険度:1.0
(危険ポイント:310.7)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
万一、強盗に危害を加えられるようなことがあっても、暴力を更にエスカレートさせないように、できるだけ抵抗しない態度を示すことが必要です。その際、後に警察に被害届を出すときのために、犯行の状況をできるだけ記憶しておくことが大切です。
・外壁が2m以上あり、ガードマンが常駐しているといった警備体制の高いホテルや住居に宿泊しましょう。
・夜間の外出は極力避けること。必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅しましょう。
・人が銃器やナイフを持っている可能性がありますので、強盗被害にあった際には抵抗しないでください。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
21.0 |
インド |
26.2 |
(最新データ)
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窃盗
危険度:0.6
(危険ポイント:56.0)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
オートバイ、自動車に乗った犯人が、通行中やタクシー待ちをしている女性を狙ってハンドバック等を強引に奪取する事例が発生しており、邦人女性がオートリキシャで移動中、オートバイに乗って近づいてきた犯人にバッグを引っぱられ、オートリキシャから落ちて重傷を負ったケースもあります。貴重品をバッグ等に入れ持ち歩く場合は、手提げバッグの使用は避け、ショルダーバッグを使用し、体の前に抱える等、常に注意が必要です。
市場、デパート、駅等の混雑した場所で、スリ被害に遭う事例が発生しています。地下鉄では、数十人のスリ集団が4~5名のグループに分かれてスリを行っているケースがみられ、特に複数の路線が交差し、混雑する駅をターゲットとしているといわれており、注意が必要です。ひったくり事案では、道路脇で携帯電話を使用していた際に、バイクに乗車した者にひったくられたケースや、デリー駅周辺の横断歩道で信号待ちをしていた際に、背負っていたバックパックから貴重品を盗難されるケースもありました。特に混雑した場所では、買い物中や移動中も貴重品の入ったバッグ等から目を離さないよう注意する必要があります。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
356.2 |
インド |
29.1 |
(最新データ)
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強盗・強奪
危険度:-
(危険ポイント:-)
睡眠薬強盗の被害事例
列車の中や名所・旧跡、あるいは街中で、親しげに話しかけ、言葉巧みに睡眠薬の入った飲み物(チャイやジュース等)や食べ物(クッキー,ビスケット,アイスクリーム等)を勧めます。睡眠薬は非常に強力で,数分のうちに意識不明となり、その間に、旅券、現金、カメラ、携帯電話、クレジットカード等の貴重品を全て盗まれます。こうした手口で、何人もの邦人が被害に遭っています。意識が完全に回復するには1~2日間かかり、中には1週間近く入院が必要だった事例もあります。冬期に睡眠薬強盗の被害に遭った邦人が身ぐるみ剥がされた上、夜の道路端に放りだされていた事例もありましたが、この場合、一歩間違えば冬の夜間の寒さによる深刻な病気になる危険性や、車にはねられる危険性もありました。見ず知らずの人から勧められた飲み物や食べ物は、決して口にしないことが大切です。また、列車内で知らない人から食べ物を勧められた場合も、同様に注意が必要です。
・外壁が2m以上あり、ガードマンが常駐しているといった警備体制の高いホテルや住居に宿泊しましょう。
・夜間の外出は極力避けること。必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅しましょう。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・ホテル客室扉を開閉した際には、必ずロックされたことを確認し、チェーン錠が備わっている場合には必ず使用する。室内にセーフティボックスが備わっている場合、貴重 品はセーフティボックス内に収納しましょう。(ホテルの部屋に侵入されるケースがあります。)
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強姦・強制猥褻
危険度:-
(危険ポイント:-)
デリーでは強姦事件、強制わいせつ事件が多発しており、2012年12月にデリーで発生したインド人女子学生強姦致死事件を一つの契機として大きな社会問題として取り上げられました。被害者はインド人女性に留まらず、外国人女性を狙った事件も増加しており、被害者の中には邦人女性も含まれています。女性の一人旅、単独行動や夜間の外出、例えば夜間のオートリキシャ利用等は危険であり、絶対に避けてください。また親しげに声をかけてくる者など素性が知れない者を安易に信用し、相手について行く、滞在場所に招くことなど深入りは絶対にしてはならず、接点を持たないことが身を守るために重要です。常に警戒心を持って行動することが必要となります。
・夜間の女性の一人歩きは極力避け、タクシー等を利用しましょう。
・夜間の公衆トイレ・公園・人通りの少ない場所、街灯がない暗い道路を避けて歩いてください。
・見知らぬ者からの誘い(食事、観光案内等)には安易に乗らないでください。
・知り合って間がないなど、素性のよくわからない者の家に安易に行ってはいけません。またアパートのオーナー等であっても安易に自分の部屋に入れないでください。
・バー等で見知らぬ者から勧められる飲物には、特に注意しましょう。
・旅行やドライブは複数で計画的に行動するよう心掛けてください。
・身体の露出が多い服装での外出は控えましょう。
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テロ
危険度:1.3
(危険ポイント:0.9)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
宗教対立や多民族といった複雑な国内事情からジャンム・カシミール地方のインドからの分離独立を目指す過激派、アッサムやマニプール等、北東部諸州における分離独立・少数民族の権利保護を唱える過激派、また西ベンガル、ビハール、ジャールカンド、オディシャ、アンドラ・プラ デシュ、チャッティースガル等中東部諸州の森林地帯におけるマオイストと呼ばれる武装集団が存在し、テロ活動を行っています。また、過去にはインドの大都市においてもイスラム過激派によるとみられる連続爆破テロ等が発生し、多くの市民が死傷しています。さらに、ヨーロッパや中東で相次いでテロ事件を起こしているISILによるテロは発生していないものの、そのシンパの逮捕が相次いでおり、潜在的なテロの危険性は常に存在していると言えます。
2000年以降にデリーで発生したテロ事件で死傷者が出たものとしては、2000年1月の鉄道駅での爆破テロ(20名負傷)、同年2月のオールドデリーでの爆破テロ(8名負傷)、同年3月のローカル・マーケットでの爆破テロ(7名負傷)、同年6月のレッド・フォートでの爆破テロ(2名死亡)、2001年12月の国会議事堂襲撃事件(11名死亡、30名負傷)、2005年5月の映画館での爆破テロ(1名死亡,60名負傷)、2005年10月の市内3ヶ所の連続爆破テロ(59名死亡,155名負傷)、2006年4月のジャマ・マスジットでの爆破テロ(14人負傷)、2008年9月の市内3ヶ所での連続爆破テロ(24人死亡,97人負傷)、2011年9月のデリー高等裁判所での爆破テロ(12名死亡,90人負傷)等があります。
(最新データ)
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殺人
危険度:1.2
(危険ポイント:52.3)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
2016年のデリーにおける重大犯罪の発生件数は、前年比9%増で、犯罪別では強姦、誘拐、窃盗、強制わいせつ等の凶悪犯罪が急増しています。
・夜間の外出は極力避けること。必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅しましょう。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・外出時は荷物を宿泊場所に預け、できるだけ荷物を持たず両手が使えるようにしてください。
・人が銃器やナイフを持っている可能性がありますので、強盗被害にあった際には抵抗しないでください。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
0.3 |
インド |
3.2 |
(最新データ)
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政情不安
危険度:1.1
(危険ポイント:3.9)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
インドは近年、一定レベルの経済成長を達成してきており、これを反映して政治的にも安定していると言えます。他方、宗教対立や多民族といった複雑な国内事情からジャンム・カシミール地方のインドからの分離独立を目指す過激派、アッサムやマニプール等、北東部諸州における分離独立・少数民族の権利保護を唱える過激派、また西ベンガル、ビハール、ジャールカンド、オディシャ、アンドラ・プラ デシュ、チャッティースガル等中東部諸州の森林地帯におけるマオイストと呼ばれる武装集団が存在し、テロ活動を行っています。
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自然災害
危険度:3.1
(危険ポイント:24824.4)
危険性が非常に高い項目であるため、十分な注意と安全対策が必要不可欠です。危険性を回避できないと判断した場合は渡航・滞在するのはお控えください。
洪水
6~9月のモンスーン期には、ほとんどすべての河川が水量を増し、洪水が起こる可能性が高くなります。
サイクロン
5~6月、10~11月の時期はサイクロンが発生しやすい時期になります。
地震
ヒマラヤ山脈の前面部分は、世界で最も地震活動が活発な地域でるので注意が必要です。
地滑り
ヒマラヤ山脈と北東の丘陵地域と西部の峠においては、程度は異なるが多くの地滑りが発生しています。
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2007〜2016年 被災者数(人) |
日本 |
1,449,493 |
インド |
416,588,967 |
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交通機関事故
危険度:2.1
(危険ポイント:8974.7)
危険性が高い項目であるため、渡航・滞在するにあたり 十分な注意と安全対策が必要です。
交通事故発生件数は年々増加傾向にあります。運転者のマナーが悪く、交通秩序が守られていないことが交通事故の大きな原因となっています。交通事故の原因としてスピード違反、信号無視、無理な追い越し、通行区分違反、車間距離不遵守、整備不良、夜間のハイビーム走行等があげられます。インドでは信号がきちんと機能していない事に加え、信号が赤であっても無視するドライバーが少なくないことから、青信号でも交差点への進入には注意が必要です。2016年のデリーでの交通事故件数は対前年比では減少したものの、引き続き交通事故に遭わないよう、細心の注意が必要です。
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人口10万人あたり死亡者数(人) |
日本 |
3.8 |
インド |
10.0 |
(最新データ)
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インド
テロ情報
現状
インドは、近年、イスラム過激派によると見られるテロが都市部において散発的に発生しています。宗教間対立や多民族といった複雑な国内事情から、ジャンムー・カシミール州のカシミール過激派を含むイスラム過激派、アッサムやマニプール等の北東部諸州における少数民族過激派、また、西ベンガル、ビハール、ジャールカンド、オディシャ(旧オリッサ)、アンドラ・プラデシュ(AP)、テランガナ(2014年6月2日にAP州から独立)、チャッティースガル、マハーラーシュトラ等の中東部諸州の森林地帯におけるナクサライト武装グループのテロ組織が存在し、引き続き活発なテロ活動を行っています。インド各地では常に潜在的なテロの脅威が存在しており、実際にこれまでもイスラム過激派によるとみられる連続爆弾テロにより、多数の一般市民が死傷しています。
最近では、2015年6月のマニプール州チャンダルにおける軍の車列に対する待ち伏せ攻撃、同年7月のパンジャブ州ガーダスプールにおける警察署等襲撃事件、2016年1月のパンジャブ州パタンコートにおける空軍基地襲撃事件等が発生しており、引き続き注意が必要です。
日常生活においても、テロの標的となるような危険な場所や不特定多数の人が集まる場所には近づかない、公共交通機関の利用や繁華街等への外出の際には周囲の状況に注意を払うなど、安全確保を心掛けてください。
トラベルアバイス
・インドは、近年、イスラム過激派によると見られるテロが都市部において散発的に発生していますので十分な注意と警戒が必要です。
・テロの標的となるような危険な場所や不特定多数の人が集まる場所には近づかないで下さい。また、公共交通機関の利用や繁華街等への外出の際には周囲の状況に注意を払うようにしましょう。
・海外安全情報や報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め、日頃から危機管理意識を持ちましょう。
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インド
犯罪・誘拐情報
犯罪の特徴
インドにおける都市部では、人口の集中、失業者の増大、貧富差の拡大等を社会背景として、一般犯罪発生件数が増加傾向にあります。詐欺、窃盗、強盗、強姦等の犯罪が多発しており、十分注意が必要です。夜間の一人歩きは危険をです。特に女性の徒歩での夜間外出は、犯罪を誘発する要因になります。夜間列車内での強盗等も発生していますので注意が必要です。
地域別の犯罪状況
デリー
犯罪発生件数は急激に増加しており、特に殺人や強盗、強姦等の凶悪犯罪は、他主要都市に比し高水準で発生しています。武装強盗事件やオートバイ等を使用したひったくり等の犯罪はデリー首都圏のみならず、近郊都市のグルガオンやノイダにおいても増加しており、注意が必要です。
バラナシ
ヒンズー教の一大聖地とされているバラナシでは、巡礼者(年間100万人を超える)や観光客をターゲットにしたゆすり、たかり、詐欺、窃盗、強盗、強姦等の犯罪が多発しています。親切そうに声を掛けてくる現地人には注意が必要です。
ムンバイ
ムンバイは、異なる宗教・人種等の人々が混在しており、インドの経済的首都として有する豊かさはあるものの、多数派ヒンドゥー教徒と少数派との間で社会的緊張が生まれ暴力行為に発展したり、地域的暴動に発展することも珍しくありません。
ブッダガヤ
ブッダガヤは仏教の聖地と言われ、日本人を含む多くの旅行者が訪れます。こうした旅行者が標的となり、インド人から親しげに声をかけられ、言葉巧みにツアー旅行やバイクのレンタルなどを勧められ、クレジットカードで料金を支払った後、カード会社から当初言われていた金額よりも高額な料金を請求されるといった事件が頻発しています。また、田舎でのホームステイを勧められ、ホームステイ先で薬物の入った飲食物を提供されたり、詐欺等のトラブルに巻き込まれるなどの事案も発生しています。このほか、女性を狙った性的暴行事件も発生しており、このような事案に巻き込まれないようにするためにも、親しげに声をかけてくるインド人に対しては、安易に信用せず警戒心を忘れないことが大切です。
コルカタ
コルカタも他の主要都市と同様、スリや置き引きなどの一般犯罪が急増しており、殺人、強盗、強姦等の凶悪事件が日常的に発生しています。特に駅周辺や繁華街等(コルカタのサダルストリートやニューマーケットなど)ではスリや置き引き等の犯罪が多く、パスポートや現金等の貴重品を盗まれる事案が発生しています。また、飲食物に睡眠薬などを混入され、強盗や暴行(性的暴行を含む)を受ける被害、さらに言葉巧みに誘われ、一緒に食事をしてその代金を支払わされたり、多額な買い物をさせられたり、架空の話を持ちかけたりなど現金やクレジットカードの詐欺に遭う旅行者も多く、暴行事件に至る場合もあります。
チェンナイ
チェンナイは他州都に比べ治安は良好とされていましたが、殺人、強盗等凶悪犯罪が増加傾向にあるため注意が必要です。
ベンガルール
ベンガルールにおいては、在留邦人が被害を受けた凶悪事件は発生していないものの、犯罪統計上ではベンガルールにおける犯罪は非常に多いという結果が出ていることから、日常生活において危険を感じるようなことがなくても、決して治安が良好であるとはいえないということを日頃から認識しておく必要があります。
トラベルアバイス
・現地のバイクや自転車を利用したタクシーは犯罪や交通事故に巻き込まれる可能性が高いので注意が必要です。
・夜間の外出は極力避け、必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅するようにして下さい。
・不幸にも犯罪被害に遭った場合でも、絶対に抵抗しないで下さい。
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インド
病気・感染症情報
衛生・医療事情
インドには、大学病院、国公立病院、私立の総合病院・診療所等各種の医療機関があります。しかし、一般的に国公立の病院内は極めて不衛生であり、医療レベルの地域差や病院差があります。私立の総合病院は清潔で設備が整っているところもありますが、日本のようなきめ細やかなケアが受けられないこともあります。また、救急医療体制は、十分に整備されていません。
インドでは、初めて受診の場合は登録料が必要となることがあります。専門医を受診する場合には事前に予約するのが原則です。インドでは医師は一つの病院にのみ所属しているとは限らないため、目的とする医師が病院にいないことがあります。受診を希望する医師がいるかどうかを事前に確認し予約するようにしてください。
汚染された水や食べ物に起因する疾患(経口感染症)が多いので、生水は飲用せず、煮沸した水かミネラル・ウォーターを飲むようにしてください。外食する際には、屋台や庶民的なレストランは避けてください。食べ物については十分に加熱したものを食べ、生野菜、カットフルーツは避けてください。
警戒すべき病気・感染症
狂犬病
インドは年間2万人以上が狂犬病で亡くなっており、世界で最も狂犬病による死亡例が多い国です。野犬・野猿などの動物は、狂犬病に感染している可能性があるので、動物にむやみにさわらない、近づかないよう注意が必要です。インド人は宗教上の理由で殺生を好まないため、野犬がそのまま放置されており、至る所に野犬がいます。もし、狂犬病に感染している可能性のある動物に咬まれたり、ひっかかれたり、なめられたりした場合は。すぐに傷口を石けんと流水で洗い。直ちに病院へ行って医師の指示に従ってください。
結核
インドでは結核の罹患率が極めて高く、世界の感染者の5分の1を占めるとされています。多剤耐性結核が増えてきているのも大きな問題となっています。
マラリア
マラリアの報告が特に多いのは、オディシャ州やチャッティースガル州です。これらの州では、ほとんどが熱帯熱マラリアです。熱帯熱マラリアは治療が遅れると高い確率で死亡する危険な病気です。
デング熱
デング熱ウイルスによる感染症で、ヒトはウイルスに感染したネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染します。雨期後の蚊の増える時期、インド北部では8月末~11月頃に人口の密集した大都市を中心に流行します。潜伏期間は多くが4~7日で、突然の高熱で発病します。典型的には、頭痛、眼の奥の痛み、関節痛、筋肉痛などを伴い、遅れて発疹もよく見られます。ワクチンも治療薬もないため、予防は蚊に刺されないようにすることのみで、治療は対症療法となります。
チクングニヤ熱
チクングニヤウイルスがネッタイシマカやヒトスジシマカなどの蚊によって媒介される病気で、潜伏期間は数日~10日前後、関節痛を伴う突然の高熱で発病します。蚊の増える9~11月頃に患者が増加します。
トラベルアバイス
・一般的に国公立の病院内は極めて不衛生なため、私立の総合病院の受診をお勧めします。
・インドでは、初めて受診の場合は登録料が必要となることがあります。また、専門医を受診する場合には事前に予約するのが原則です。受診を希望する医師がいるかどうかを事前に確認し予約するようにして下さい。
・生水は飲用せず、煮沸した水かミネラル・ウォーターを飲むようにして下さい。外食する際には、屋台や庶民的なレストランは避けるようにしましょう。
・インドは狂犬病の犠牲者が世界で最も多い国です。インド人は宗教上の理由で殺生を好まないため、至る所に野犬がいますので気をつけて下さい。
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インド
自然災害情報
現状
洪水
6~9月のモンスーン期には、ほとんどすべての河川が水量を増し、洪水が起こる可能性が高くなります。
サイクロン
5~6月、10~11月の時期はサイクロンが発生しやすい時期になります。
地震
ヒマラヤ山脈の前面部分は、世界で最も地震活動が活発な地域でるので注意が必要です。
地滑り
ヒマラヤ山脈と北東の丘陵地域と西部の峠においては、程度は異なるが多くの地滑りが発生しています。
トラベルアドバイス
・インドは世界でも災害の発生しやすい国の1つであり、火災、干ばつ、洪水、地震、サイクロン、地滑り、雪崩などの自然災害が発生する可能性があります。
・自然災害対策が整っている地域は少ないので、自然災害に巻き込まれないように注意しましょう。
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❗️危険要因(インド) ●テロ事件 ・ジャンム・カシミール州はテロが起こる危険性が非常に高いです。 ・マニプール、アッサム、ナガランド、トリプラ、メガラヤ各州でもテロに巻き込まれる危険性があります。
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⚠️要注意エリア ⚠️1 ジャンム・カシミール州 【渡航するのは止めて下さい!】 ・インド、パキスタン両軍の間で銃撃戦等が散発的に発生しています。 ・インドからの分離独立等を目指す過激派による爆弾テロ事件、過激派とインド軍や治安当局との銃撃戦が頻発しています。 ・長期的に、失業、貧困等により住民のフラストレーションが蓄積しており、反政府の気運が潜在する地域となっています。
⚠️2 マニプール、アッサム、ナガランド、トリプラ、メガラヤ各州 【要警戒!】 ・テロに巻き込まれる危険性がありますので警戒が必要です。
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南アジアの国・地域