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ネパール Nepal |
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危険度2: |
危険度とは?
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事前に危険情報を確認し注意して渡航・滞在してください。 |
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❗️危険要因(ネパール) ●自然災害 ・2015年4月25日にはカトマンズ北西を震源とするマグニチュ ード7.9の大地震が発生し大きな被害が発生しています。ネパールの建物や家屋は、日本のものと違い、耐震構造ではありませんので地震発生時は注意が必要です。
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⚠️要注意エリア ⚠️1 偏西部、中西部、中部、東部 【渡航は極力お控え下さい!】 ・ネパール南部の民族系グループらによって、憲法草案(特に州境画定案)を巡って激しい抗議活動が繰り返されており、治安部隊との衝突に旅行者が巻き込まれる可能性があります。 ・マオイストの強い影響があり、一部の武装組織の活動が活発な地域です。誘拐、放火、爆弾テロ、恐喝、暴行、傷害等の事件がときおり発生しています。
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ネパール
テロ情報
現状
ネパールでは、1996年から2006年にかけて行われた武力闘争当時、ネパール統一共産党毛沢東主義派(マオイスト)が活発なテロ活動を行っていましたが、2006年の包括的和平合意が転機となり、近年のテロ活動は限定的なものとなっています。
ネパール国内におけるイスラム過激派の活動は確認されていませんが、パキスタン・タリバーン運動(TTP)、ラシュカレ・タイバ、インディアン・ムジャヒディーン等のテロ組織の構成員がネパール経由でインドに潜入しているという情報があります。
トラベルアドバイス
・近年、地下武装組織による爆弾等を活用したテロ行為は減少しましたが、未だ政治状況は不安定ですので、十分注意が必要です。
・ネパール政府関係施設、軍、警察等の治安機関施設及びそれらの周辺への立ち寄りには十分注意しましょう。
・マオイストをはじめ様々な勢力の呼びかけによるバンダ(ゼネスト)実施日には、不必要な外出を控えましょう。
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ネパール
犯罪・誘拐情報
犯罪の特徴
ネパール国内全体では、殺人等凶悪事件は減少傾向にあります。しかし、都心部では失業者増などから強盗・窃盗事件の発生件数は高水準のまま推移しています。更に、最近ではギャンググループによる組織犯罪、知能犯及びネット犯罪など都市型犯罪も増加しています。
ネパール南部に位置するインドとの国境はオープン・ボーダーと言われ、インド人とネパール人は、パスポート無しで国境を自由に行き来しています。犯罪グループもそれを利用して薬物・けん銃・金・偽札(インド紙幣)の密輸・密売を行っています。犯罪グループは、密輸したけん銃を利用し、しばしば殺人、強盗、恐喝、誘拐等の凶悪犯罪を敢行しています。
一般犯罪では住居侵入窃盗が多発しており、外国人宅もねらわれています。また、繁華街では、買い物中の外国人をねらったスリ及び置き引き等が多発しています。爆弾・誘拐事件は政治状況とともに件数の増減はあるものの、依然として発生が続いている状況にあります。
地域別の状況
カトマンズ
首都カトマンズにおける犯罪としては、外国人宅を狙った強盗・窃盗事件や外国人旅行者をねらったスリや置き引き等が発生しています。また、外国人をねらった誘拐事件や恐喝事件、外国人女性に対する強姦事件等も発生しています。また、政治活動として学生運動や労働運動が盛んです。群衆付近の通行車両及び通行人が投石を受けるなどの被害を受けることがあります。群衆に不用意に近づかないよう留意してください。
チトワン・ルンビニ
国立公園があるチトワンやブッダの生地ルンビニでは、これまで犯罪被害の報告はありません。しかし他の地域と同様スリ被害等に十分注意してください。
ポカラ
西部観光都市ポカラでは、トレッキング・ルートのひと気のない場所で外国人トレッカーを待ち伏せ、現金等を恐喝する事件が発生しています。できるだけ地元のガイドを雇うようにしてください。また、マッサージ店で男性店員からわいせつ行為を受けたという事件も発生しています。
その他地方都市
地方都市では政府関係施設や公共交通機関に爆弾を仕掛ける事案が発生しています。
トラベルアドバイス
・ネパール国内全体では、殺人等凶悪事件は減少傾向にありますが、都心部では失業者増などから強盗・窃盗事件の発生が増加していますので注意して下さい。
・爆弾・誘拐事件は政治状況とともに件数の増減はあるものの、依然として発生が続いている状況にあります。
・ネパールは大麻の生産地であり、安価で大麻を入手できることから、旅行者が自ら使用したり、大麻の運び屋(密輸)に利用されたりして逮捕される事件が発生しています。
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ネパール
病気・感染症情報
衛生・医療事情
ネパールは衛生環境が整っていないため、水と食べ物には十分な注意が必要です。外食の際は生野菜等は極力避け、肉や魚も含めて十分に加熱されているものを食べるようにしてください。また、生水は飲用せず、市販のミネラルウォーター等を飲むようにしてください。さらに、氷が入っている飲物も避けてください。また、下水システムは存在せず、トイレの普及率は20%と不衛生な環境にあります。
ネパールでは、医師はカトマンズに集中していて、地方では医師が不足しています。病院には私立と公立がありますが、在留外国人、旅行者は清潔度、看護のあり方、支払い方法などの点から、主に私立の医療施設を利用しています。医師との会話は英語が中心になります。重症である場合には、日本、シンガポールあるいはバンコクで医療を受けることになります(国外緊急移送)。トレッキング中に高山病に罹った場合は、ヘリコプター移送となりますが、その費用は30万から50万円と高価です。このような重篤な病態での出費に備えて、当地に旅行する前に緊急移送特約を含んだ海外旅行傷害保険への加入をお薦めします。入院費は外国人の場合、一日1,000ドルを請求されることがあり、先に述べた国外への緊急移送費も非常に高額です。旅行前に自身の加入している保険の内容をよく確認しておくことが大切です
警戒すべき病気・感染症
ネパールは地形的な変化に富んでいるため、気候や風土も地域によって大きく異なります。健康上注意すべき点も高山病からマラリアなどの熱帯病にいたるまで多岐にわたります。首都圏のカトマンズ盆地で注意すべき病気は、第一に感染性腸炎(いわゆる下痢症。腸チフスを含む)です。次に、ウイルス性肝炎や狂犬病などがあります。さらに南部のタライ地域では、蚊に媒介されるマラリア、デング熱、日本脳炎などの感染症に注意が必要です。
下痢
最もよく罹る病気です。下痢のみの場合には、しっかり水分を補いましょう。雨季の腸チフスも注意が必要です。
ウイルス性肝炎
ネパールで注意を要するウイルス性肝炎には経口的に感染するA型肝炎、E型肝炎と、血液等を介して感染するB型肝炎、C型肝炎があります。A型、E型肝炎は年間を通して発生していますが、特に雨季に患者の増加がみられます。一般に感染してから約1ヶ月以上の潜伏期間を経て、38℃前後の発熱、食欲不振、倦怠感、黄疸などの症状が現れます。A型肝炎・B型肝炎の予防としてワクチン接種が勧められます。
狂犬病
ネパールでは近年、人と犬に対するワクチン接種が行われるようになり、患者数は減少しつつありますが、依然として地方では死亡者が出ています。主な感染源は犬、猿、猫、ジャッカルなどですが、犬による咬傷が殆どです。野犬や野生動物等に噛まれないように注意することが必要で、特に野犬が活動的になる夜間の徒歩での外出を控えることが大切です。また野犬や野生動物に咬まれた場合には、直ちに傷口を石けんと流水で十分洗い、エタノールなどで消毒し、医療機関を受診して暴露後免疫のスケジュールに従ったワクチン接種を受けることが必要です。
マラリア
ネパールの75郡のうち65郡でマラリアは風土病となっており年間約4-6千人が発症しています。マラリア流行地域を旅行する際は、蚊に刺されないように、虫よけスプレー、蚊取り線香や蚊帳の使用、夜間外出時は長袖、長ズボンを心掛ける必要があります。
日本脳炎
タライ地域で夏に流行がみられます。蚊によって媒介されるウイルス性疾患で、感染から脳炎の発症までの潜伏期間は5-15日です。一般に頭痛を伴った突然の高熱で始まり、倦怠感や食欲不振、悪心、嘔吐を伴います。発病すると高い確率で後遺症を残し、死に至るケースもあります。流行地に滞在される方は事前の予防接種が勧められます。
高山病
高山病は、高所における低い大気圧の酸素濃度に身体が順応できないことによって発症します。邦人旅行者でも、高山病による死亡事例が毎年発生しています。ガイドの忠告に従うこと、ヘリ移送の要請を躊躇わないことが重要です。
トラベルアドバイス
・外食の際は生野菜等は極力避け、肉や魚も含めて十分に加熱されているものを食べるようにしてください。生水は飲用せず、市販のミネラルウォーター等を飲むようにし、氷が入っている飲物も避けてください。
・ネパールでは、医師はカトマンズに集中していて、地方では医師が不足しています。
・ネパールは地形的な変化に富んでいるため、健康上注意すべき点も高山病からマラリアなどの熱帯病にいたるまで多岐にわたります。
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ネパール
自然災害情報
現状
2015年4月25日にはカトマンズ北西を震源とするマグニチュ ード7.9の大地震が発生し、約22,000人の負傷者と9,000人近い死者を出す大変な惨事となりました。亀裂の入った建物に戻れず、また、建て直す当てもなく、そのままテント生活を余儀なくされている被災者も未だ多くいる状況です。
一部の地震専門家からは、今回の地震は、想定されていた規模よりも小さいものであるとして、今後更にもっと大きな地震がくる可能性を危惧しています。
トラベルアドバイス
・2015年に起きた地震は想定したものよりも小さい規模であったため、今後、もっと大きな地震がくる可能性があります。
・ネパールの建物や家屋は、日本のものと違い、耐震構造ではありませんので地震発生時は注意が必要です。
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トラベルアドバイス
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テロについて
(1)近年、地下武装組織による爆弾等を活用したテロ行為は減少しましたが、未だ政治状況は不安定ですので、十分注意が必要です。
(2)ネパール政府関係施設、軍、警察等の治安機関施設及びそれらの周辺への立ち寄りには十分注意しましょう。
(3)マオイストをはじめ様々な勢力の呼びかけによるバンダ(ゼネスト)実施日には、不必要な外出を控えましょう。
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犯罪・誘拐について
(1)ネパール国内全体では、殺人等凶悪事件は減少傾向にありますが、都心部では失業者増などから強盗・窃盗事件の発生が増加していますので注意して下さい。
(2)爆弾・誘拐事件は政治状況とともに件数の増減はあるものの、依然として発生が続いている状況にあります。
(3)ネパールは大麻の生産地であり、安価で大麻を入手できることから、旅行者が自ら使用したり、大麻の運び屋(密輸)に利用されたりして逮捕される事件が発生しています。
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病気・感染症について
(1)外食の際は生野菜等は極力避け、肉や魚も含めて十分に加熱されているものを食べるようにしてください。生水は飲用せず、市販のミネラルウォーター等を飲むようにし、氷が入っている飲物も避けてください。
(2)ネパールでは、医師はカトマンズに集中していて、地方では医師が不足しています。
(3)ネパールは地形的な変化に富んでいるため、健康上注意すべき点も高山病からマラリアなどの熱帯病にいたるまで多岐にわたります。
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自然災害について
(1)2015年に起きた地震は想定したものよりも小さい規模であったため、今後、もっと大きな地震がくる可能性があります。
(2)ネパールの建物や家屋は、日本のものと違い、耐震構造ではありませんので地震発生時は注意が必要です。
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緊急連絡先
在ネパール日本国大使館
電話:(977)-1-442-6680
FAX:(977)-1-441-4101
住所:1253 Narayan Gopal Sadak Panipokhari,Ward No.3, Kathmandu, (North), Nepal (P. O. Box 264)
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