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スリランカ Sri Lanka |
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危険度3: |
危険度とは?
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危険性が高いエリアがあるため、 渡航・滞在するにあたり十分な注意と安全対策が必要です。 |
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❗️危険要因(スリランカ) ●大量の武器弾薬や地雷の存在
・ 北部州の一部地域を中心に内戦中に敷設・使用された地雷・武器弾薬が依然として存在するとみられています。
●犯罪が多い ・スリランカ全土で殺人、誘拐、路上強盗、窃盗、犯罪集団による暴力事案等が恒常的に発生しています。最近の邦人の被害例は、強姦未遂、詐欺、ひったくり、公共交通機関内でのスリ、自宅における空き巣・強盗被害などです。
●テロの危険性 ・スリランカ人ムスリムがシリアやイラクの紛争地域で戦闘員として紛争に参加していることが確認されており、スリランカで国際テロが発生する危険性があります。
●治安が不安定 ・2009年に北部州におけるスリランカ政府軍とタミル人反政府組織「タミル・イーラム解放の虎」(LTTE)との内戦が終結した後は、LTTE残党による爆弾テロやゲリラ的な攻撃等は現在確認されておらず、治安は回復していますが、再び情勢が悪化する可能性は存在します。
●交通事故の増加 ・車両が増えるに従い、劣悪な運転マナーに加え、車検制度がなく、ヘッドライト・方向指示器・ストップランプ等が故障した車が数多く走っているため、交通事故が増加しています。
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⚠️要注意エリア ⚠️1 アンパーラ県、アヌラーダプラ、バッティカロア、ジャフナ、キリノッチ、マンナール県、ムッライッティーヴー、ポロンナルワ、トリンコマリー、バブニヤ 【渡航は極力お控えください!】 ・2016年4月時点で、未だ地雷や不発弾がある地域とされています。
⚠️2 コロンボ市郊外 【要警戒!】 ・犯罪発生率が極めて高いです。
●HSZ(警戒区域)に指定されているエリア 【渡航するのは止めて下さい!】 ・軍事施設等が近くにあり、大変危険です。
●スラム街 【渡航は極力お控えください!】 ・犯罪が多発しています。
●検問所 【要警戒!】 ・検問には必ず応じましょう。停止の合図を無視・見逃したことで兵士から発砲されることがあります。
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スリランカ
テロ情報
現状
日本人がテロに巻き込まれる可能性は十分にあります。
ISIL等のイスラム過激派組織に影響を受けた、スリランカ国内のイスラム教徒がテロ事件を起こす危険性があります。(平成27年には、スリランカ人ムスリムが中東の紛争に、戦闘員として参加していることが治安機関によって確認されています。)
また2009年までスリランカ政府軍と戦闘を繰り広げていた、LTTE残党によるテロの危険性も存在します。(海外のLTTE関係者が組織再興のため、資金獲得活動を行っていることが治安機関によって確認されています。)
近年、特定の組織に属さず、インターネット情報の影響を受けて過激化し、テロを起こす「ローンウルフ型」テロが世界各地で発生しており、十分な警戒が必要です。
トラベルアドバイス
・大勢が集まる場所やデモ集会等には近づかないようにしてください。
・地雷が埋まっている可能性があるため、アスファルトで舗装されていたり、よく使われている道のみ使用してください。
・外国人が集まっている場所に行く際は、十分な警戒をしてください。(ex. クラブ、ディスコ、バー、ホテル、ビーチ、野外フェスティバル)
・宗教関連施設には近づかないようにしてください。
・政府関連施設に行く際は十分な警戒をしてください。
・レストランでは、オープンスペースや出入口付近、ガラス戸近くを避け、奥の壁際か柱の近くに席をとりましょう。
・スリランカの祝日などの時期は特に警戒し、極力外出を避けてください。
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スリランカ
犯罪・誘拐情報
現在の状況
経済発展による物価上昇に起因して、貧富の格差が拡大傾向にあります。賃金の低い貧困者が街頭犯罪、侵入窃盗を敢行したり、高騰する違法薬物を得るため違法薬物中毒者が凶悪犯罪を引き起こす例が散見されるようになりました。街頭犯罪等については、これまで高級住宅街では発生の少なかった侵入窃盗や路上強盗、ひったくりが散見され、邦人を含む外国人の被害も把握されています。スラム街では犯罪が多発しているので、興味本位での立入りは絶対に避けてください。コロンボ市郊外の犯罪発生率は非常に高く、ヌゲゴダ地区、ケラニヤ地区及びマウントラビ二ヤ地区は、スリランカ全土のワースト3に常時数えられていることから、人気の少ない道路、夜間の散策などは特に注意して下さい。違法薬物に関する犯罪については、コロンボ市及び郊外では主にヘロインが、地方都市では主に大麻が密かに売買され、警察の検挙報道も頻繁に発表されています。
当国では、2013年に1087件の誘拐事件が発生していますが、外国人を対象にした身代金目的誘拐事件の発生していません。
警察の対応にはバラツキがあり、都市の中心部であっても、通報後数分で来ることもあれば、1時間以上かかる場合もあります。
警戒すべき犯罪
スリ・置引き
混雑したバスの中、催し物会場などで発生しています。
窃盗、空き巣
外出の際にメイド等の使用人に電化製品、食品、その他小物を盗まれるケースが多いです。
麻薬事件
路上でバラ売りされているものは大麻の可能性が高いので注意が必要です。
性犯罪
外国人を狙った性犯罪が近年増えています。女性は特に警戒が必要です。
トラベルアドバイス
・外壁が2m以上あり、ガードマンが常駐しているといった警備体制の高いホテルや住居に宿泊しましょう。
・スラム街には近寄らないでください。
・夜間の外出は極力避けること。必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅してください。
・外出時は荷物を宿泊場所に預け、できるだけ荷物を持たず両手が使えるようにしましょう。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・女性は特に一人では出歩かないでください。(外国人女性を狙った事件が頻発しています。)
・多額の現金やパスポートなどの貴重品は持ち運ばないでください。(スリ被害が頻発しています。)
・クレジットカードはスキミングを警戒し、信用できる場所でのみ使用しましょう。
・外国人からの荷物を預からないでください。荷物に薬物が入っている場合があります。(スリランカでは、薬物関連犯罪の最高刑は死刑)
・タクシーは電話やネットで事前に予約しましょう。(タクシー運転手の中には、犯罪に加担している場合もあります。)
・麻薬等の薬物には手を出さないでください。(当国における覚せい剤の営利目的所持の罪の場合は、死刑を宣告される可能性があります。)
・使用人が犯罪を起こさない人間であるのか、経歴等を確認しましょう。
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スリランカ
病気・感染症情報
衛生・医療事情
コロンボ市内には大規模な病院が6つあり、医療水準は比較的良好で一般的な疾患には対処できる私立病院がいくつかあります。けれどコロンボ以外地域での医療水準は高くありません。
病院を受診する際は手続きや支払い等が煩雑なため、各病院のコーディネーターを介することを勧めます。病院受付等で問い合わせて下さい。外来診察費(診察のみ)は1,000~5,000ルピー前後です。入院の際にはデポジットとして10,000~25,000ルピーの現金かパスポートが必要です。医療費は全般的には決して高額ではありませんが、海外旅行傷害保険等には加入しておくことを勧めます。なお難しい手術を要する場合等にはバンコク、シンガポールや日本への移送も念頭に置く必要があります。
警戒すべき病気・感染症
急性胃腸炎
症状:腹痛や下痢(発熱や嘔吐の場合もある)
感染経路:最近やウイルスによる感染。
対処方法:水分補給をすることで脱水症状になるのを避ける。早めに医療機関を受診する。
デング熱
症状:通常蚊に刺されて5日前後で高熱・頭痛(眼の奥が痛むことがある)・関節痛・筋肉痛・食欲の減退が突然発生する。
感染経路:ウイルスを持った蚊に刺されることで感染。
対処方法:安静と解熱といった対症療法とともに、出血傾向の有無を確認して、結果によっては輸血が必要となります。
アメーバ赤痢
症状:断続的な下痢、腸内にガスがたまる、痙攣性の腹痛。常は発症しても軽症であるが、衰弱により死亡することもある。
感染経路:アメーバ赤痢に汚染された飲食物を摂取することで感染します。
対処方法:メトロニダゾール、テトラサイクリンなどを投与する。
腸チフス
症状:高熱、頭痛、全身のだるさ、高熱時に数時間現れる胸や背中、腹の淡いピンク色の発 疹、便秘などの症状(感染して1~3週間後発症)。重症化すると腸から出血したり、腸に穴が 開いたりする可能性があります。
感染経路:汚染された加熱不十分の肉類から感染することが多い。
対処方法:効果のある抗生物質を長期間服用します。
A型肝炎
症状:発熱、全身倦怠感、食欲不振
状況:ウィルスは全土に存在しているが、衛生状態の悪い地域では特に警戒が必要。
感染経路:感染者による糞便で汚染された飲食物を経口摂取することで感染。
麻疹(はしか)
症状:肺炎や脳炎などの重篤な合併症を引き起こす。
状況:2013年には大流行しました。
感染経路:空気感染、飛沫感染、接触感染
チクングニヤ熱
症状:発熱、関節炎、発疹、関節の痛み(手首、足首、指、膝、肘、肩)、結膜炎
感染経路:ウイルスを持った蚊に刺されること感染。
対処方法:ウイルスに対する治療薬はありません。症状に応じた対症療法を行います。死に至ることは稀ですが、関節の痛みが月単位、年単位で続くことがあります。
レプトスピラ症
症状:頭痛、発熱、悪感、筋肉痛、吐き気、下痢や腹痛
感染経路:ネズミ等の動物の尿に汚染された水や土から皮膚の傷口等を経て感染。
対処方法:抗生物質の投与が行われます。早期に行う必要があります。
マラリア
症状:潜伏期間が約1~2週間あり、その後突然の高熱があります。熱の上がり下がりは不規則です。
感染経路:マラリア原虫を持つ蚊(ハマダラカ)に刺されることで感染。
対処方法:抗マラリア薬が有効です。放置しておくと命の危険性があるため、疑われる際は必ず医療機関を受診してください。
トラベルアドバイス
・十分な額の海外旅行傷害保険に加入する。(支払い能力のない人は、治療を受けられない場合があります。)
・水道水を含む生水は飲まず、料理は必ず加熱したものを食べてください。(高温多湿のため食中毒が起きやすいので注意してください。)
・長そで長ズボンの着用や、虫除けスプレーを使用するなどの対策が必要です。(デング熱やチクングニヤ熱といった蚊に刺されることで感染する病気が発生しています。)
・気温が高いため、こまめに水分を取り、熱中症や脱水症状にならないよう注意してください。
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スリランカ
自然災害情報
現状
豪雨
スリランカはしばしば島周辺の低気圧により、豪雨に見舞われます。スリランカでは未だ治水設備が整っていないため、豪雨の際は川の周辺や低地で洪水が発生しています。
地滑り
豪雨に見舞われた際、コロンボや国の中央地域、サバラガムワ州を中心に地滑りが頻繁に発生しています。
サイクロン
スリランカではしばしばサイクロンが発生しており、2016年5月に発生したサイクロンでは60名以上が死亡、50万人以上が避難を強いられる事態となりました。スリランカに渡航を予定されている方は事前に、現地の天気を確認しておくことをおすすめいたします。
海でのマリンスポーツ
スリランカの海岸近くには、急流のある地域が多く、毎年多くのサーファーが亡くなっています。スリランカのビーチ等でマリンスポーツを予定されている方は、事前に現地の情報を確認してください。
トラベルアドバイス
・スリランカではしばしばサイクロンが発生しており、注意が必要です。
・スリランカはしばしば島周辺の低気圧により、豪雨に見舞われます。豪雨に見舞われた際は地滑りや洪水が発生する可能性がありますのでお気を付けください。
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トラベルアドバイス
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テロについて
(1)大勢が集まる場所やデモ集会等には近づかないようにしてください。
(2)地雷が埋まっている可能性があるため、アスファルトで舗装されていたり、よく使われている道のみ使用してください。
(3)外国人が集まっている場所(クラブ、ディスコ、バー、ホテル、ビーチ、野外フェスティバル)に行く際は、十分な警戒をしてください。
(4)スリランカの祝日などの時期は特に警戒し、極力外出を避けてください。
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犯罪・誘拐について
(1)夜間の外出は極力避けること。必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅しましょう。女性は特に一人では出歩かないでください。
(2)スラム街には近寄らないようにしましょう。
(3)麻薬等の薬物には手を出さないでください。当国における覚せい剤の営利目的所持の罪の場合は、死刑を宣告される可能性があります。
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病気・感染症について
(1)気温が高いため、こまめに水分を取り、熱中症や脱水症状にならないよう注意してください。
(2)デング熱やチクングニヤ熱といった蚊に刺されることで感染する病気が発生しているため、長そで長ズボンの着用や、虫除けスプレーを使用するなどの対策が必要です。
(3)水道水を含む生水は飲まず、料理は必ず加熱したものを食べてください。
(4)十分な額の海外旅行傷害保険に加入しましょう。
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自然災害について
(1)スリランカではしばしばサイクロンが発生しており、注意が必要です。
(2)スリランカはしばしば島周辺の低気圧により、豪雨に見舞われます。豪雨に見舞われた際は地滑りや洪水が発生する可能性がありますのでお気を付けください。
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緊急連絡先
在スリランカ日本国大使館
電話:(94)-11-2693831
FAX:(94)-11-2698629
住所:No.20, R.G.Senanayake Mawatha,Gregory's Road, Colombo 7, Democratic Socialist, Republic of Sri Lanka
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