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ガーナ Ghana |
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危険度2: |
危険度とは?
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事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。 |
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❗️危険要因(ガーナ) ●テロ事件 ・アフリカ西部においてイスラム過激派によるテロ事件が発生しています。
●一般犯罪 ・毎年多数の日本人を含む外国人が強盗や窃盗などの被害に遭っています。
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⚠️要注意エリア ●ガーナ全土 【要警戒!】 ・アフリカ西部においてイスラム過激派によるテロ事件が発生しています。 ・銃器を使用した犯罪が発生しています。
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ガーナ
テロ情報
現状
ガーナでは、テロ組織の活動は確認されていませんが、若者の高い失業率や経済状況の悪化を踏まえ、過激思想に陥りやすい社会的土壌があるとの見方もあります。実際、ガーナ人2名がイスラム過激派組織ISILに参加するため出国したとの報道や、東部州ゾンゴ地区において、イスラム教徒のグループがISILの訓練施設を建設したとの情報があります。これにより地域住民との対立が生じているため、警察が警戒を高めている模様です。ガーナ政府はイスラム過激派組織が活動するマリを含む複数国に軍を派遣しており、各国の反政府組織や国際テロ組織から報復の標的となる可能性は排除できません。また、ガーナの北方に位置するサヘル地域では反政府組織や国際テロ組織の活動が活発化しており、そのような情勢が、ガーナにどのような影響を及ぼすのか予断を許さない状況です。
トラベルアドバイス
・テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
・テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
・もし爆発音が聞こえたらすぐにその場に伏せ、できれば爆発現場の反対方向に頭を向けて、鞄等で頭部を保護してください。
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ガーナ
犯罪・誘拐情報
現状
ガーナは、西アフリカ諸国の中でも治安情勢が安定しているといわれていますが、その一方で、2014年以降、物価高や公共料金の値上げによる生活費の高騰により、国民生活は困窮の度を高めています。また、賃金未払いによるデモも各地で発生し、強盗など一部犯罪も増加しています。また、部族間対立や政党支持者間の対立もあり、些細な事件をきっかけに突如混乱が生じる可能性があります。
現地における金の違法採掘が問題視されおり、外国人違法採掘労働者とガーナ人の間の衝突が度々発生しています。ガーナ政府は、金の違法採掘の取り締まり強化を言及しており、ガーナ滞在では、違法採掘への関与及びそれらに間違えられることのないよう、採掘現場に不用意に近づかないなどの未然防止に努めてください。
警戒すべき犯罪
路上強盗
ガーナにおける特徴的な路上強盗は、バイクに乗った2人組の犯人が背後から近づき、まずは銃器やナイフ等で襲いかかり、ひるんだ隙に手荷物を奪うという手口です。従って徒歩で移動する際は、周囲の状況に細心の注意を払ってください。
銃器犯罪
銃器を使用した犯罪が発生しており、被害例では、道路を封鎖し、停車した車両を銃器で脅し、金品などを強奪する事案が報告されています。万一遭遇した場合は、身の安全を最優先し、絶対に抵抗しないでください。
車両強盗
車両強盗の手口としては、道路上に仕掛けられた突起物によりタイヤをパンクさせ、車両から降りてきたところを襲撃する例や、親切を装い車両から煙が出ているなどと伝えた上で車を停車させたり、またフロントガラスに生卵を投げつけ、正面が見えなくなったことで停車したところを強盗するなど様々です。
窃盗
窃盗の被害例では、夜間就寝中に自宅又はホテルに忍び込まれて金品を盗まれる事例が多く報告されています。また、場所を問わずスリや置き引きが発生しているほか、小型バス(通称「トロトロ」)や乗り合いタクシーでの被害も多く発生しています。また、最近では警備員が配置されているレストランやスーパーでの車上荒らしも増加しています。
トラベルアドバイス
・首都アクラ市を含め各地において、外国人に対する強盗、強盗未遂、器物破損、住居侵入、詐欺及び襲撃事案などが多く発生しています。
・夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
・万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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ガーナ
病気・感染症情報
衛生・医療事情
医療水準は医療施設ごとに全く異なります。一般的に公立の医療機関は老朽化しており、設備や医療機器の整備は十分でなく衛生水準は高くありません。医療の地域格差も大きく都市部に医療施設や医療従事者が集中しています。一方、大都市に限り富裕層や外国人向けに検査・入院施設を完備した私立病院がいくつかありますが、軽症の対応しか期待できません。このため富裕層や外国人は脳卒中や心臓病などの場合や手術が必要な場合には、欧米等医療先進国で治療を受けます。また、当国では血液製剤は十分に検査されていない可能性があります。輸血を受けるとHIV・肝炎・マラリア等に感染する可能性があり危険です。薬局は市中に多くみられ必要な薬の一部は手に入れることが出来ます。しかしながら、容量や種類が日本の薬と異なっていたり、偽薬や期限切れの薬が出回っている可能性も否定できません。信頼の置ける薬局で購入するか、十分量の処方薬を出国前に準備しておくことが望まれます。ガーナヘルスサービスの救急車は十分な台数がなく老朽化しているため、富裕層や外国人は民間の救急搬送サービスに加入しています。緊急時はタクシーか自家用車を利用して病院へ搬送している場合もあります。日頃から健康に留意し予防接種や予防薬についてもガーナ入国前にかかりつけ医と相談してください。万一の場合に備えて、医療先進国で医療を受けられるレベルの旅行傷害保険に加入してください。
警戒すべき病気・感染症
感染性下痢症
食べ物等を介して感染するサルモネラ、大腸菌、コレラ、腸チフス等多くの経口感染症がみられます。先進国からの旅行者が当地に滞在し、対策無しに飲食を続けると1ヶ月で80%が感染性下痢症に罹患するとのデータがあります。発熱や嘔吐することもあります。ホテル内を含むレストラン等で食事をする場合は十分加熱した物を食べ、生野菜やカットフルーツも注意してください。飲料水は蓋のされたミネラルウォータを使い水道水や氷等は避けてください。2014年は首都アクラでもコレラが大流行しており、露店の水や食べ物が原因の一つとされています。下痢症は死亡原因の3位(6.0%)を占めています。渡航前に腸チフスワクチンの接種を勧めます。
マラリア
最も注意すべき病気です。年間約100万人以上が罹患し死亡原因の1位(12.3%)を占めます。一年を通じて感染者が出ます。首都アクラでも感染します。WHOによると当国のマラリアは致命率の高い熱帯熱マラリアです。予防として、ハマダラ蚊が活動する夕方から明け方の外出を控え、外出するときはなるべく長袖・長ズボンを着用し、虫除けスプレー等蚊の忌避剤の使用を勧めます。さらに室内への蚊の侵入を防ぐために、窓に網戸を張り、窓を閉めてエアコンを使用してください。蚊取り線香、電気式蚊取り器や蚊帳も有効です。万一、38度以上の発熱があれば、マラリアを疑い最寄りの医療機関を遅滞なく受診してください。滞在の期間や形態を勘案し、予防薬服用の要否とその種類を旅行医学専門の医師に相談してください。予防薬は当国内の薬局でも購入することができますが、偽薬の報道もあり信頼の出来る薬局で購入して下さい。
黄熱病
当国は黄熱病の汚染地域となっています。特に2011年から増えています。シマ蚊類が媒介し、初期症状は激しい頭痛、腰痛と発熱で始まる死亡率の高い病気です。黄熱病予防接種は当国の入国条件になっていますので、事前に接種をして有効なイエローカードを持参して入国してください。
狂犬病
狂犬病はウイルス疾患で主に犬などの動物が媒介します。当国では動物に咬まれたり引っ掻かれると感染する危険があるので動物と一定の距離をおいてください。感染すると神経に沿ってウイルスがひろがり麻痺を引き起こします。脳に感染すると昏睡や死亡の原因となるので受傷後は創部を5分以上流水で洗浄・消毒し、出来るだけすみやかに医療機関で受傷後ワクチン接種を開始してください。
A型肝炎
A型肝炎はウイルスが人から人あるいは食べ物や飲み物を介して経口的に感染し、稀に劇症化します。不衛生な環境では感染する危険があるので、A型肝炎は抗体の有無を確認のうえワクチンの接種を勧めます。
髄膜炎菌髄膜炎
当地はアフリカ髄膜炎流行ベルト地帯に位置し、北部を中心に乾季に流行します。まれな疾患ですが、発症すれば重篤になります。感染者と接触すると感染する危険があります。予防として予防接種が有効です。地方に長期滞在する方は接種を考慮してください。当地で一般的に接種されるワクチンは二価(A、C)ですが,最近はWタイプが流行することが多いので四価(A、C、W、Y)ワクチンの接種を勧めます。
住血吸虫症
住血吸虫症は淡水から寄生虫が直接皮膚に侵入することで感染する疾患です。当国では西アフリカ最大の湖沼地帯(ボルタ湖およびボルタ川)があり、WHOによりその流域を中心に全土がビルハルツ住血吸虫の流行地に指定されています。ビルハルツ住血吸虫の感染は河川や湖沼等で水浴中に皮膚より感染する事が多く、素足やサンダル等での入水は感染の機会となります。ビルハルツ住血吸虫症は膀胱壁の障害に基づく血尿、排尿障害、腎尿路系の二次感染などが主症状で、さらに慢性期には膀胱癌をともなうことが問題となっています。
デング熱
この病気は都会の汚れた水でも増殖するネッタイシマ蚊が媒介し日中に活動するので旅行者が感染する可能性があります。症状は急性の頭痛、関節痛、筋肉痛を伴う発熱で発疹をみることもあります。急性症状は10日程続き、回復には2-4週間程かかります。出血傾向を示すものはデング出血熱と呼ばれ重症です。
HIV/AIDS、B型肝炎、C型肝炎
国民(15歳から49歳)の1.8%前後がHIV感染者と報告されています。HIV/AIDSは死亡原因の2位を占めます。HIV、B型肝炎、C型肝炎は主に血液、体液を介して感染します。当国では肝炎を多く認めますので、輸血を要する事態が発生すればこの点に十分な注意が必要となります。B型肝炎は抗体の有無を確認のうえワクチンの接種を勧めます。
結核
当国では2012年に15,198人の結核感染者を認め、そのうち10.7%の方が亡くなっています。感染者と接触してもすぐに感染することはありませんが、感染者と長時間接触していると感染する可能性があります。運転手やメイドなどを雇用される方は使用人の健康に留意してください。
ラッサ熱
この病気は、ネズミ等齧歯類が媒介する死亡率の高いウイルス病です。患者からのヒト-ヒト感染もあります。2011年11月頃から北部を中心に散発的に患者が確認されています。ネズミを見かけるような不潔な住環境で危険性があります。また、近隣で患者発生の情報があれば体調の悪い人と接しないようにしてください。
エボラウイルス感染症
エボラウイルスが引き起こす致命率が非常に高い感染症です。2014年に初めて西アフリカで大流行しました。以前はエボラ出血熱と呼ばれていましたが、必ずしも出血の症状を伴わないためエボラウイルス感染症と呼ばれるようになりました。ガーナでは現時点で発生例はありませんが、近隣国のギニア、リベリア、シエラレオネで大流行し、ナイジェリアやセネガルにも波及しています。専門家によると自然宿主はフルーツコウモリと言われていて、コウモリから直接あるいはチンパンジーや小動物を介し人間に感染するとされています。ヒト-ヒト感染は患者やご遺体の血液、分泌物、排泄物などの直接接触を介し、皮膚の傷口や粘膜などからウイルスが侵入することで感染します。また、患者のいる家庭や医療施設での感染率が高いとされています。潜伏期が2~21日と幅が広く、初期には発熱、頭痛、嘔吐、下痢など他の感染症の症状と見分けがつかないため、流行国への渡航歴や患者との接触歴があれば診断には検査が必要です。現時点で予防のための有効なワクチンや治療薬はないとされています。専門家によると症状を呈していない患者からはウイルスが感染しないので、空港や機内での感染の危険性は低いとされています。感染予防のためには頻回に石けんと流水で手洗いを行うとともに、エボラを疑う患者やご遺体の血液・体液・嘔吐物や動物の死体に直接触れないようにすることが重要です。消毒用エタノール、70%イソプロパノールを含む手指消毒剤や0.05%次亜塩素酸ナトリウムでの清拭もウイルスに有効です。
その他寄生虫症
リンパ系糸状虫症、オンコセルカ病、腸管寄生虫症(回虫症、釣虫症)、リーシュマニア症等が認められます。全国に生息するツェツェ蠅は吸血昆虫で、トリパノソーマというアフリカ眠り病の病原虫を媒介します。刺されることはあまり多くありませんが、屋外では長袖長ズボンの方が安全です。特定の蠅の幼虫が洗濯後の衣服を介して皮膚に感染する病気(蠅蛆症)があります。衣類は室内に干すか、アイロンをかけてから着用するようにしてください。
トラベルアドバイス
・飲食物は信頼できる店、レストランで加熱調理した物を召し上がりください。生水や氷、路上で売られる飲料水は摂取しないでください。濡れた皿やグラスで飲食物が供された場合も洗った水に病原体が混入していることがあるので注意が必要です。
・川、湖での水浴や水泳は寄生虫や特殊な細菌に感染する危険があるので控えてください。
・医療費が高額になることもありますので海外旅行者保険への加入をお勧めします。
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自然災害情報
現状
洪水
雨期の間は洪水が発生することがあります。
トラベルアドバイス
・気象情報をしっかりチェックしましょう。
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トラベルアドバイス
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テロについて
(1)テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
(2)テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
(3)もし爆発音が聞こえたらすぐにその場に伏せ、できれば爆発現場の反対方向に頭を向けて、鞄等で頭部を保護してください。
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犯罪・誘拐について
(1)首都アクラ市を含め各地において、外国人に対する強盗、強盗未遂、器物破損、住居侵入、詐欺及び襲撃事案などが多く発生しています。
(2)夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
(3)万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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病気・感染症について
(1)飲食物は信頼できる店、レストランで加熱調理した物を召し上がりください。生水や氷、路上で売られる飲料水は摂取しないでください。濡れた皿やグラスで飲食物が供された場合も洗った水に病原体が混入していることがあるので注意が必要です。
(2)川、湖での水浴や水泳は寄生虫や特殊な細菌に感染する危険があるので控えてください。
(3)医療費が高額になることもありますので海外旅行者保険への加入をお勧めします。
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自然災害について
(1)気象情報をしっかりチェックしましょう。
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緊急連絡先
在ガーナ日本国大使館
電話:(233)-30-2765060
FAX:(233)-30-2762553
住所:Fifth Avenue Extension, West Cantonments Accra, Ghana
消防:999
警察:191
救急車:999
西アフリカの国・地域