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イエメン Yemen |
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危険度5: |
危険度とは?
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安全なエリアに避難する必要がある極めて 危険なエリアなので渡航・滞在しないでください。 |
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❗️危険要因(イエメン) ●紛争の激化 ・反政府勢力と政府軍による国内各地での武力衝突が継続しています。
●テロの脅威 ・紛争による不安定な情勢下で、イスラム過激派組織が勢力を伸張させています。
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⚠️要注意エリア ●イエメン全土 【渡航するのは止めて下さい!】 ・治安の空白に乗じ、イスラム過激派組織「アラビア半島のアル・カーイダ」や「イラクとレバントのイスラム国」の関連組織を名乗るグループによるテロ活動も全土で活発化しています。また、強盗等の一般犯罪や武装集団による暗殺事件も多発しており、非常に危険です。
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イエメン
テロ情報
現状
イエメンでは、「アラビア半島のアル・カーイダ」(AQAP)や、「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)の支部を称する組織の活動が活発で、イエメンの軍・治安機関や政府関係者や首都サヌア等を制圧している反政府武装勢力ホーシー派(イスラム教シーア派に属するザイド派の一派、イエメン北部サアダ県が拠点)に対するテロや武力衝突が頻発しています。イエメン国内におけるAQAP、ISIL等のイスラム過激派組織又はこれらの主張に影響された者の活動に注意が必要です。
AQAPは、2011年に全国規模で政治的混乱が起こり、政府の治安能力が弱まった隙を突き、南部で勢力を伸張させました。2012年に誕生したハーディ暫定政権が、国内各地でAQAPの拠点への空爆、幹部の殺害、細胞・分子の摘発等を行いましたが、AQAPは中央政府の支配が及ばない地域に逃走したり、都市部に潜伏したまま勢力を維持し、その後もイエメン軍・治安機関、銀行、石油施設、外国の権益への襲撃を続けました。2014年9月、首都サヌアを制圧後、南部に勢力を拡大したホーシー派は各地でAQAPと衝突し、AQAPはホーシー派を標的としたテロ・襲撃を敢行しました。また、AQAPは、軍・治安機関要員の暗殺や自動車爆弾テロも多く実施しており、引き続き高い活動能力を有しているとみられています。なお、2015年6月、AQAPの最高指導者ナーセル・ウハイシーが米国の無人機攻撃で死亡し、後任にカーシム・ライミーが選出されました。
2014年11月、ISILがイエメンに支部(「州」)の設置を宣言しました。その後、「サヌア州」、「ハドラマウト州」、「アデン―アビヤン州」等がテロ事件の犯行声明を出しており、政府要人やシーア派(ホーシー派)のモスク等を狙ったテロ事件が複数回発生しています。例えば、2015年3月、サヌア市内の2か所のシーア派モスクで同時自爆テロが発生し、少なくとも142人が死亡、260人以上が負傷しました。また、同年12月、アデン市で、アデン県知事の車列に対する自動車爆弾テロが発生し、同知事を含む6人が死亡しました。
トラベルアドバイス
・イエメンでは、テロ組織「アラビア半島のアル・カーイダ」(AQAP)による軍・治安機関、銀行、石油・ガス施設、外国権益等を対象とするテロ攻撃が頻発しています。
・いかなる目的であれ、渡航・滞在は見合わせてください。やむを得ない事情により既に滞在されている日本人の方は、在イエメン日本国大使館に身分事項、連絡先を必ず連絡してください。
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イエメン
犯罪・誘拐情報
現状
イエメンでは、外国人を対象とした誘拐・襲撃事件も頻発しています。事件の多くは部族により誘拐された後、「アラビア半島のアル・カーイダ」(AQAP)に金銭で譲り渡された(転売)と見られ、AQAPは譲り受けた被拐取者を交渉材料として政府等に対し莫大な身代金を要求しています。ま、地方部族が外国人を誘拐し、刑務所に拘禁されている親族の釈放や金銭の要求をする事件も発生しています。外国人に対する襲撃は、これまでの誘拐を中心とした手口から殺害を目的としたものに変化している面もあり、在留外国人に極度の緊張を与えています。またイエメン国内には、全人口の約3倍にあたる約6千万挺の銃器が出回っていると言われており、また、銃弾も非常に安価で容易に入手できること等を背景として、銃火器を用いた部族間の殺傷事件も発生しています。
トラベルアドバイス
・いかなる目的であれ、渡航・滞在は見合わせてください。やむを得ない事情により既に滞在されている日本人の方は、在イエメン日本国大使館に身分事項、連絡先を必ず連絡してください。
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イエメン
病気・感染症情報
衛生・医療事情
イエメンは政情不安が続いており、行政機関が十分に機能しているとは言いがたい状況にあります。国内各所には検問が設けられ、移動には許可証が必要ですが、許可が出にくい地域や、テロリストや部族勢力、反政府勢力の力が大きく中央政府の統治が十分に及んでいない地域もあります。移動が難しい場合は、その地域内での病院をまず受診することになりますが、可能であれば国外への移動も検討して下さい。
サヌアや地方の拠点都市には当国富裕層や外国人を対象とする私立病院があり、ある程度の設備はありますが、緊急を要しない手術などは医療の進んだ国で受ける事を勧めます。地方では公立病院が医療の中心です。地方の拠点都市(アデン、タイズ、ムカッラ、サイユーンなど)の医療機関は、ある程度の医療レベルが期待できるところもありますが、それ以外では満足な設備が整っていないところも多いです。移動が可能であれば、速やかに首都サヌアや上記の地方拠点都市の中核病院に移ることをお勧めします。
中核病院においても、政情不安もあり、政府系病院では人員並びに設備の不備・不足が目立ちます。また日本人など外国人が受診すると思われる私立病院でも優秀な医師の国外流出や医療物資、設備不足や不備があり、医療レベルがさらに低下している可能性が否定できない状況です。手術、侵襲的な検査(内視鏡、カテーテル検査など)が必要な場合や、重度の疾患に罹った場合は可能であれば国外の先進国での検査・治療をお勧め致します。
私立病院での医療費は、高額になることが予想されます。また、当国内での治療が困難な場合には、医療先進国に緊急移送する必要が生じることもあります。緊急移送特約付の海外旅行傷害保険への加入を強くお勧めします。病院に限らず、イエメン国内での支払手段としてクレジットカードは通用しないことがほとんどで、サヌア市内にはいくつかみられるATMも、故障により現金引き出しができないことが多々あります。米ドルの現金を十分に用意しておかないと、受診できない可能性があります。日本円は両替できないか、できてもレートが非常に悪い可能性があります。病院では医師には比較的英語が通じますが、受付や予約の段階ではアラビア語しか通じない場合がほとんどです。
首都サヌアでも上水道が十分に整備されておらず、上水道が引かれていない地域では給水車の水が利用されます。また、上水道が使えるところでも、煮沸して利用する必要があります。飲用には、ミネラルウォーターの利用が強く勧められます。
警戒すべき病気・感染症
高度障害
首都サヌアの標高はおよそ2300メートルであり、気圧は平地の3/4ほどです。体質によって頭痛、めまい、息切れ、倦怠感、嘔気、睡眠障害などの症状が出ることがあります。順応するまでは、行動を緩やかにするなどの注意が必要です。高山病の予防内服は健康な旅行者にはほとんど必要ありませんが、循環器系、呼吸器系、血液系に問題のある人は、事前に医師との相談が必要です。
経口感染症
衛生状態のあまり良くない当国では、腸チフス、赤痢(細菌性・アメーバ性)、A型・E型肝炎、ジアルジア症などのウィルス性・細菌性・寄生虫性の経口感染症がしばしば見られます。生水や生野菜、生ジュース、氷、火が十分に通っていない料理には注意が必要です。
虫刺傷
雨期には、蚊、蚤、ダニ、南京虫などが大量に発生することがあります。寝具やカーペット、絨毯などを殺菌・消毒する必要があります。
各種寄生虫症
経口感染するもの以外にも、ビルハルツ住血吸虫や回旋糸条虫症(オンコセルカ症) 、ハエ幼虫症などがあります。不用意に川や池、貯水池に入らないように、またハエやブユなどの虫に刺されないように気を付けてください。
有毒害虫
毒蛇や有毒のサソリがサヌア市内でも見掛けられます。庭などの物陰は注意する必要があります。噛まれたり刺されたりしたら、至急病院で手当てを受けてください。
マラリア
首都サヌア及び、標高が2000メートルを超える地域では発生していませんが、その他の地域でクロロキン耐性熱帯熱マラリアの発生がみられます。特に紅海沿岸地域では患者が多く発生し、9月から2月が流行期とされ、同時期、同地方に滞在する場合には、蚊に刺されないように十分に注意する必要があります。流行地域に滞在する場合、マラリア予防薬の服用が必要です。滞在中または滞在後に原因不明の発熱がみられたら、医療機関を受診して検査を受けた方が良いでしょう。
狂犬病
サヌアを含めて当地の野生動物は、狂犬病に罹患している可能性が高いです。犬に限らず野生動物と接触し感染の恐れがある場合には、速やかに医療機関を受診して適切な処置を受けて下さい。
トラベルアドバイス
・いかなる目的であれ、渡航・滞在は見合わせてください。やむを得ない事情により既に滞在されている日本人の方は、在イエメン日本国大使館に身分事項、連絡先を必ず連絡してください。
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イエメン
自然災害情報
現状
地震
活断層帯に位置しており、地震が起こる可能性があります。
洪水
6月〜9月に起こりやすいです。
砂塵嵐
夏の時期に起こりやすいです。
トラベルアドバイス
・いかなる目的であれ、渡航・滞在は見合わせてください。やむを得ない事情により既に滞在されている日本人の方は、在イエメン日本国大使館に身分事項、連絡先を必ず連絡してください。
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トラベルアドバイス
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テロについて
(1)イエメンでは、テロ組織「アラビア半島のアル・カーイダ」(AQAP)による軍・治安機関、銀行、石油・ガス施設、外国権益等を対象とするテロ攻撃が頻発しています。
(2)いかなる目的であれ、渡航・滞在は見合わせてください。やむを得ない事情により既に滞在されている日本人の方は、在イエメン日本国大使館に身分事項、連絡先を必ず連絡してください。
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犯罪・誘拐について
(1)いかなる目的であれ、渡航・滞在は見合わせてください。やむを得ない事情により既に滞在されている日本人の方は、在イエメン日本国大使館に身分事項、連絡先を必ず連絡してください。
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病気・感染症について
(1)いかなる目的であれ、渡航・滞在は見合わせてください。やむを得ない事情により既に滞在されている日本人の方は、在イエメン日本国大使館に身分事項、連絡先を必ず連絡してください。
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自然災害について
(1)いかなる目的であれ、渡航・滞在は見合わせてください。やむを得ない事情により既に滞在されている日本人の方は、在イエメン日本国大使館に身分事項、連絡先を必ず連絡してください。
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緊急連絡先
在イエメン日本国大使館(在サウジアラビア日本国大使館内)
電話:(966)-11-482-6880
FAX:(966)-11-488-0970
住所:A-11 Diplomatic Quarter, Riyadh, Saudi Arabia(P.O. Box 4095, Riyadh 11491, Saudi Arabia)
消防、警察:199
西アジアの国・地域