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ヨルダン Jordan |
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危険度3: |
危険度とは?
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危険性が高いエリアがあるため、 渡航・滞在するにあたり十分な注意と安全対策が必要です。 |
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❗️危険要因(ヨルダン) ●テロ事件 ・2016年12月18日、ヨルダン中部カラクの観光名所の城などで武装集団と警官隊による銃撃戦がおきました。 ・ヨルダン国内には、相当数のISILやヌスラ戦線といった隣国イラクやシリアを拠点に活動するイスラム過激派組織の支持者が潜伏しているものとみられ、今後もテロ事件等が発生する可能性は排除できません。
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⚠️要注意エリア ⚠️1 シリア国境地帯 【渡航は極力お控え下さい!】 ・シリア国内では、政府軍、穏健反体制派、ISIL等イスラム過激派組織による武力衝突が継続しており、ヨルダン国内に多数のシリア難民が流入しています。ヨルダンとの国境付近でも戦闘が発生しており、砲弾等がヨルダン側に着弾しヨルダン人が死傷する事案も発生しています。
⚠️2 イラク国境地帯 【渡航は極力お控え下さい!】 ・イラク国内では、ISIL等イスラム過激派組織とイラク軍・治安当局との間で激しい戦闘が続いています。
●観光名所 【渡航は極力お控え下さい!】 ・2016年12月18日、ヨルダン中部カラクの観光名所の城などで武装集団と警官隊による銃撃戦がおきました。カナダ人女性観光客1名とヨルダン人の市民2名、警察官7名の計10人が死亡しました。
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ヨルダン
テロ情報
現状
2015年11月上旬、アンマン東部の国際警察訓練センターにおいてヨルダン人警察官による銃撃事件が発生し、米国人や南アフリカ人の訓練士を含む5人が死亡し、6人が負傷しました。ヨルダン政府は、本件をローン・ウルフ型のテロであるとしています。
また、2016年12月18日、ヨルダン中部カラクの観光名所の城などで武装集団と警官隊による銃撃戦がおきました。武装集団はカラク近郊の街で警察官を襲撃後、カラクにある観光名所の城の遺跡に立てこもり、警官隊との銃撃戦になったようです。カナダ人女性観光客1名とヨルダン人の市民2名、警察官7名の計10人が死亡しています。イスラム過激派組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)がこの事件に関与したと主張する声明を出しています。
2014年9月上旬、ヨルダン治安当局が、ヨルダン国内でのテロを企図していたイスラム過激派組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)の関係者を拘束しました。ヨルダン国内には、相当数のISILやヌスラ戦線といった隣国イラクやシリアを拠点に活動するイスラム過激派組織の支持者が潜伏しているものとみられ、ISIL支持者によるイスラエル機への爆弾テロ未遂事件やヨルダン軍兵士に対する襲撃未遂事件等も発生しています。また、ヨルダンは、米主導の対ISIL「連合」に参加しており、その報復テロの対象とされるおそれもあります。
ヨルダンは、イラク、シリア、イスラエル、レバノン、サウジアラビア、エジプトといった周辺諸国の情勢の影響を受けやすい地政学上の位置にあります。特にイラク、シリア情勢の不安定化と国境管理の困難さにかんがみ、武器・爆発物等と共にヨルダンに入国しようとするテロリストを当局が完全に捕捉することは技術的にも困難です。ヨルダン政府は、テロ再発防止のため、法令整備、体制強化等に取り組んでいるほか、主要ホテルやショッピング・モール等においては治安当局の指導の下、入場者のチェック等の警備強化を図っていますが、今後もテロ事件等が発生する可能性は排除できませんので、引き続き注意が必要です。
トラベルアドバイス
・ヨルダン国内には、相当数のISILやヌスラ戦線といった隣国イラクやシリアを拠点に活動するイスラム過激派組織の支持者が潜伏しているものとみられ、今後もテロ事件等が発生する可能性は排除できません。
・テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
・もし爆発音が聞こえたらすぐにその場に伏せ、できれば爆発現場の反対方向に頭を向けて、鞄等で頭部を保護してください。
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ヨルダン
犯罪・誘拐情報
現状
ヨルダンは、アラブ諸国の中では治安が比較的安定している国の一つと言われていますが、近年。失業者の増大等の社会問題を背景に犯罪発生件数は高い数値で推移しています。
就寝中の盗難、車上荒らし、置き引き、痴漢、強姦、強姦未遂などが報告されているほか、タクシー乗車時に運転手からいやがらせを受けたことで運転手と口論になり警察に訴えられた、タクシー料金支払時に運転手からポーチの中の現金を奪われた、投石や悪口などの行為を受けた等の事例があります。
警戒すべき犯罪
窃盗
就寝中の盗難、空き巣、ひったくりなどは、特にアンマン市内のスウェフィーヤ地区、シュメサニ地区、アブドゥーン地区、ウム・ゼイナ地区などのビジネス街や高級住宅街において多く発生しています。
銃器犯罪
ヨルダンでは,銃器の所有は許可制となっていますが、実際には違法銃器が無許可で広く出回っています。銃器による発砲事件は年々増加傾向にあります。万一、強盗等の被害に遭った際には、「相手が銃を所持しているかもしれない」ということを念頭におき、抵抗は避け、可能な限り冷静な対応を心掛けることが肝要です。
性犯罪
ヨルダン人や外国人女性を問わず、性的犯罪や性的いやがらせが多く発生しており、日本人女性の強姦、強姦未遂、痴漢被害も報告されています。
トラベルアドバイス
・夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
・軍事施設、米国大使館等の写真撮影は厳禁で、撮影するつもりがなくても、カメラを向けた方向にたまたま軍事施設等があった場合には、フィルムを没収されたり、映像を消去されることがあるので注意してください。
・万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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ヨルダン
病気・感染症情報
衛生・医療事情
ヨルダンには公立病院、軍病院、私立病院等があります。料金は高くとも、設備、サービス、清潔さ等の点から私立病院を受診することをお勧めします。医療水準もそれなりのレベルです。欧米で研修を受けた医師も多く、ほとんどの医師は英語を話します。小児検診も小児科外来で可能です(有料)。 総合病院のほとんどは24時間体制の救急室で対応しています。また有料ですが救急車を備えている病院もあり、電話で呼ぶことも可能です。医療費は高額になることも多いので、あらかじめ日本で海外旅行傷害保険に入っておくことを勧めます。なお、ほとんどの私立病院では、治療前(入院前)に多額のデポジットを必要とします。
薬局は数多くあり欧米製やヨルダン製の医薬品が買えますが、原則として処方箋が必要です。日本製に比べて容量が多いことが多く、常用している薬は日本から持参した方が良いでしょう。Jordan Times(地元英字新聞)にはUseful Numbersとして、その日の当番の医師・薬局(24時間営業)の連絡先などの情報が毎日掲載されています。
首都アンマンでは、水道水はタンクに貯めた水を使用しています。飲用には市販のミネラルウォーターの利用をお勧めします。交通マナーは大変悪く、事故も多発しています。タクシー乗車中も注意が必要です。アンマンは車が溢れており、歩行時には特に注意してください。
警戒すべき病気・感染症
赤痢アメーバ症
食べ物や水から感染します。潜伏期間は2週間から3週間。腹痛、下痢、粘血便(イチゴゼリー状)等の症状を起こします。保健省の医療統計によると、多い年には2000例、2012年にも500例ほど発症しています。治療が不適切だと慢性化して保菌者となることや肝膿瘍を起こす可能性もあります。
感染性腸炎(下痢症)
食べ物や水から感染します。腹痛、悪心、嘔吐、激しい下痢、発熱等の症状を起こします。暑い時期には特に注意が必要です。2004年には腸チフスが流行し1500名ほどの患者が出ましたが、最近の腸チフス発生は年10例以下にとどまっています。
A型肝炎
食べ物(主に生もの・生野菜)や水から感染します。全身倦怠感、発熱、食欲不振等の症状と黄疸が表れます。毎年400~500人が感染しています。ワクチンで予防可能な疾患ですので接種をおすすめします。
熱中症(脱水症)
春から秋にかけては日差しが強く、湿度が低いので汗をかいても自覚せずに脱水を起こし易くなります。
狂犬病
WHOによるとヨルダンは狂犬病汚染地域になっています。アンマン市内でも野犬や野良猫が多く見られます。噛まれた場合は直ちに病院で診察を受けるようにしてください。ヨルダン国内で、最近5年間に2例発症・死亡しています。
リーシュマニア症
アンマン市内では心配ありませんが、地方ではサシチョウバエによって媒介されるリーシュマニア症が毎年150~350人発症しています。皮膚に潰瘍や結節が生じ、醜い瘢痕が残る場合もあります。地方へ出かける場合には長袖・長ズボンを着用し、防虫対策を心がけるようにしてください。
ブルセラ症
細菌によって起こる人獣共通感染症です。通常1~3週の潜伏期があります。動物との接触、あるいは生乳摂取の後、発熱、筋肉痛等の症状がでた場合は病院を受診してください。ヨルダン国内で毎年100~200人が発症しています。
MERS(中東呼吸器症候群)
現在のところ持続的なヒトヒト感染が確認されていないことからWHOは“国際的な公衆衛生上の緊急事態PHEIC”とは判断していません。MERSは中東地域に限定され、ヒトコブラクダからヒトへの感染が強く疑われています。サウジアラビア、UAEで頻発していますがヨルダン国内で発症したと推測される症例が3例存在し、ラクダの肉や乳の摂取は避けた方が無難です。
トラベルアドバイス
・医療費は高いので必ず海外旅行傷害保険に加入して下さい。
・飲食物から感染する病気が多いので十分注意してください。食べ物は熱を通した物を冷めない内に食べ、水はミネラルウォーターを飲用して下さい。
・料金は高くとも、設備、サービス、清潔さ等の点から私立病院を受診することをお勧めします。
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ヨルダン
自然災害情報
現状
地震
ヨルダンは活断層帯に位置しており、地震が起こる可能性があります。
トラベルアドバイス
・地震が発生する可能性がありますので警戒を怠らないでください。
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トラベルアドバイス
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テロについて
(1)ヨルダン国内には、相当数のISILやヌスラ戦線といった隣国イラクやシリアを拠点に活動するイスラム過激派組織の支持者が潜伏しているものとみられ、今後もテロ事件等が発生する可能性は排除できません。
(2)テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
(3)もし爆発音が聞こえたらすぐにその場に伏せ、できれば爆発現場の反対方向に頭を向けて、鞄等で頭部を保護してください。
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犯罪・誘拐について
(1)夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
(2)軍事施設、米国大使館等の写真撮影は厳禁で、撮影するつもりがなくても、カメラを向けた方向にたまたま軍事施設等があった場合には、フィルムを没収されたり、映像を消去されることがあるので注意してください。
(3)万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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病気・感染症について
(1)医療費は高いので必ず海外旅行傷害保険に加入して下さい。
(2)飲食物から感染する病気が多いので十分注意してください。食べ物は熱を通した物を冷めない内に食べ、水はミネラルウォーターを飲用して下さい。
(3)料金は高くとも、設備、サービス、清潔さ等の点から私立病院を受診することをお勧めします。
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自然災害について
(1)地震が発生する可能性がありますので警戒を怠らないでください。
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緊急連絡先
在ヨルダン日本国大使館
電話:(962)-6-5932005
FAX:(962)-6-5931006
住所:Between 5th and 6th Circles, Foeg Halezon Street, Basin No.21 North Abdoun, Amman, The Hashemite Kingdom of Jordan(P.O.Box 2835, Amman, 11181 Jordan)
警察、消防、救急:911
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