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ソロモン諸島 Solomon Islands |
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危険度2: |
危険度とは?
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事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。 |
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❗️危険要因(ソロモン諸島) ●犯罪事件 ・一般犯罪が継続的に発生し、鉄パイプ、ナイフ等を用いての殺傷事件も発生しています。
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⚠️要注意エリア ●ソロモン諸島全土 【要警戒!】 ・一般犯罪率は日本に比べ高く、在留邦人を含め窃盗などの被害に遭っています。
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ソロモン諸島
テロ情報
現状
ソロモン諸島においては、ISIL等のイスラム過激派等のテロ組織や反政府武装勢力の活動は確認されていません。
トラベルアドバイス
・テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
・テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
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ソロモン諸島
犯罪・誘拐情報
現状
首都のホニアラ市内は、日中は市内を歩いても、治安上特段の不安を感じることはありません。2003年以降、豪州を主体とする南太平洋諸国で構成される多国籍治安維持部隊「ソロモン地域支援ミッション」(RAMSI)が派遣され、銃器回収、武装集団リーダー等の逮捕、武装解除が行われたことにより、治安情勢は大幅に改善されました。しかし、ソロモン地元警察官の治安維持能力はまだ十分ではなく、RAMSIは警察部門における支援を継続している状況です。現状では、過去発生したような大規模な暴動が発生した場合、十分対応し得ない事態も予想されることから、今後とも治安面には十分注意が必要です。日常的に、泥酔者や薬物中毒者による突発的なけんかから発展した傷害事件に居合わせて被害に遭うことがありますので、外出の際は注意が必要です。マリファナは密造酒クワソと並んで暴行傷害事件の原因となっています。旅行者、長期滞在者ともに、隙を見せないこと、日常的に情報収集することをお勧めします。
ホニアラ市郊外においては、RAMSI派遣に伴い、事件・被害の報告は大幅に少なくなっていますが、依然として治安面の問題が起こる可能性を排除できません。また、ソロモン全土の問題として、土地所有制度が曖昧な点にも留意する必要があります。具体的には、知らない土地に入り込むと、土地所有者を名乗る者が現れて立ち入り料金と称して多額の現金を請求します。一旦料金を支払っても、土地所有者を名乗る別の者が現れて更に料金を請求されることがあります。ソロモン政府として、土地所有制度の整備に取り組んでいますが、現時点では解決を見ていません。
トラベルアドバイス
・夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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ソロモン諸島
病気・感染症情報
衛生・医療事情
ソロモン諸島の医療環境は極めて脆弱で、1000にも及ぶ有人諸島で構成されている国ですので、医療統計の信頼性もかなり乏しいのが実情です。各州の主な都市には公立の基幹病院がありますが、いずれも第二次世界大戦後に米軍や豪軍が設立した病院を拡充しているに過ぎず、邦人が受診するには厳しい環境です。首都のホニアラの National Referral Hospital(通称No9:米軍駐留時の第9病院)がソロモン諸島で最高水準の病院とされていますが、同病院でさえCTやMRIなどの高度な医療機器はなく、通常の医療資材にも事欠く状況です。邦人の入院治療が必要になった場合に、入院可能な施設は現在のところ当国には皆無と言っても過言ではありません。軽症~中等症の入院を要さない疾患の場合は、私立のクリニックでの治療が可能ですが、入院を要する疾患の場合は、原則として国外で治療することになります。緊急移送には多額の費用がかかります。チャーター機を利用した場合、2,000万円程度を請求されることもありますので、ソロモン諸島を訪問される際には、事前に十分な保証額の旅行傷害保険に加入していることを今一度ご確認ください。
警戒すべき病気・感染症
マラリア
ソロモン諸島はマラリアの第一級の汚染地域で、もっとも深刻な疾病です。国民の99%がマラリアに罹患したことがあり、国民病と言っても差し支えない状態です。歴史的には、1970年代のWHOマラリア根絶計画(Malaria Eradication Program)がDDTの環境残留汚染問題などで頓挫したあと、ソロモン諸島のマラリア患者発生数(人口1,000人に対する年間マラリア発生数)は驚異的に跳ね上がり、300を越えてしまいました。1980年からのマラリア制圧計画(Malaria Control Program)が成果を見せ始めた頃暴動がおこり、援助関係者が国外に退避せざるを得ませんでした。このためマラリアの状況は再度悪化しました。その後、いろいろな取り組みが行われマラリア発生数は減少傾向し、2012年の統計では人口1,000人当たり50となっています。当地への旅行の目的地や期間によっては、予防内服を行うことを考慮する必要があります。予防薬によってはマラリア流行地に入る前から内服を開始することが必要ですので、出発4週前までには熱帯病や旅行医学に詳しい医師に相談して対策を講じてください。ソロモンのマラリアの約65%は悪性マラリアとも呼ばれる熱帯熱マラリアです。熱帯熱マラリアは重症化しやすく、生命にかかわる事があります。妊婦や乳児、脾臓の無い人はマラリアが重症化しやすいため十分な感染予防対策を講じてください。
通常マラリアを媒介するハマダラ蚊は通常夕刻から明け方にかけて屋内で吸血行動をとりますが、ソロモンの媒介蚊(Anopheles farauti)は、夕方屋外で吸血行動をとると言われています。夕方~日没後外出する場合は、皮膚の露出を避ける注意が必要です。蚊取り線香や防虫剤の使用、蚊帳の使用、長袖の着衣・靴下の使用など、蚊に刺されない工夫をすることが重要です。マラリアの症状は、まず悪寒・高熱ですが、頭痛や下痢といった感冒様症状で発症する事もありますので異常を感じた場合は、早めに医療機関で血液検査を受けて下さい。検査が陰性の場合でも、発熱が続く場合は繰り返し血液検査を受けてください。流行地を去っても、数ヶ月後にマラリアが発症する事がありますので、帰国後に異常があれば受診時には必ずソロモン諸島に渡航したことがある旨を自ら申し出てください。
デング熱
典型的な症状は、発熱、発疹、頭痛、関節の痛みなどです。日中屋外で吸血行動をする蚊が媒介するウイルス病で、都市部でも少なくありません。命に係わる事は稀とされていますが重症化する場合もあります。ワクチンはまだ実用化されていません。マラリアと誤診される症例が多かったため、これまでその正確な症例数は発表されていませんでしたが、診断技術の普及に伴い症例数は増加しています。
下痢症、食中毒、A型肝炎、腸チフス、赤痢アメーバなどの経口感染症
汚染された食物や調理器具を介して経口的に感染します。腸チフスは、初期症状がマラリアと類似することもあります。当地では、便の培養検査や詳細な血液検査を行う医療機関がないため、確定診断ができない事も多く、症状が激烈な場合まず投薬治療を行うこともあります。体重が減少するほどの下痢、発熱を伴う下痢、血液を混じた下痢などの症状は、重篤な疾病である可能性がありますので、躊躇することなく医療機関を受診してください。これらの疾病は、口から入れる物に対して常に注意を払うことで大部分予防可能です。当地を訪れる際には、A型肝炎、腸チフスの予防接種を受けておくことをお薦めします。
皮膚感染症
ささいな傷から進入した細菌が繁殖し腫れ物が大きくなり、切開、排膿が必要となることがあり当地ではボイルと呼ばれています。皮膚を清潔に保つとともに、蚊や昆虫類に刺されないようにすることが重要です。海岸近くは、小さいハエ(サンドフライ)や砂の中に存在する寄生虫(Hookworm)が存在しますので、なるべく皮膚が露出しないようにし、裸足で歩かないようにする事も重要です。
シガテラ毒素
熱帯の珊瑚礁に生える有毒な藻を食する魚をさらに大きな肉食魚が食べることにより累積(生物濃縮)した毒素によって起こる中毒症状で、食後1~8時間後に発生し、吐き気、下痢、腹痛といった消化器症状の他、めまい、麻痺、ドライアイスセンセーションと呼ばれるドライアイスに触ったような感覚の異常などの神経症状が出現します。加熱しても解毒されませんので、現地の人が食べていないような、熱帯の大型の魚を食べる事は避けるようにして下さい。
トラベルアドバイス
・水道水は飲用には適しません。飲み水はミネラルウオーターの利用が必須です。
・外食時は清潔なレストランでよく加熱調理されたものを食べてください。生野菜は避けてください。
・十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。
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ソロモン諸島
自然災害情報
現状
地震
ソロモン諸島は活発な地震帯に位置し、地震、火山活動、および津波の影響を受けやすい場所です。2016年12月8日に、マグニチュード7.8の地震が南部のソロモン諸島を襲いました。
洪水
11月から4月は洪水や土砂崩れが発生しやすくなります。
トラベルアドバイス
・洪水や土砂崩れが発生する可能性がありますので気象情報にご注意ください。
・地震が発生する可能性がありますので注意してください。
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トラベルアドバイス
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テロについて
(1)テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
(2)テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
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犯罪・誘拐について
(1)夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
(2)不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
(3)万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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病気・感染症について
(1)水道水は飲用には適しません。飲み水はミネラルウオーターの利用が必須です。
(2)外食時は清潔なレストランでよく加熱調理されたものを食べてください。生野菜は避けてください。
(3)十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。
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自然災害について
(1)洪水や土砂崩れが発生する可能性がありますので気象情報にご注意ください。
(2)地震が発生する可能性がありますので注意してください。
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緊急連絡先
在ソロモン諸島日本国大使館
電話:(677)-22953
FAX:(677)-21006
住所:3rd Floor, National Provident Fund Building, Mendana Avenue, Honiara, Solomon Islands
消防:988
警察:999
救急車:911
オセアニアの国・地域