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フィジー Fiji |
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危険度2: |
危険度とは?
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事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。 |
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❗️危険要因(フィジー) ●犯罪事件 ・犯罪の手口は年々凶悪化すると共に巧妙化しつつあり、ケーンナイフやバールを用いた強盗傷害事件、麻薬犯罪及び組織的な強盗等の犯罪が頻発しています。 ・富裕層、在留外国人、観光旅行者、留学生等をねらったひったくり、置き引き及びスリ等の犯罪が頻発しております。
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⚠️要注意エリア ●フィジー全土 【要警戒!】 ・外国人観光客をねらった強盗などが発生しております。 ・凶悪犯罪も増加傾向にあります。
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フィジー
テロ情報
現状
現在のところ、フィジーでは反政府武装勢力及びISIL等のイスラム過激派等のテロ組織の活動は確認されていません。
トラベルアドバイス
・テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
・テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
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フィジー
犯罪・誘拐情報
現状
フィジーの犯罪発生状況としては、スリ、ひったくりなどの窃盗、強盗及び性犯罪が多く発生しており、特に暴行・傷害事件等が増加傾向にあります。また、首都スバ及びその周辺を中心に、ケーンナイフ(サトウキビ伐採用のなた状の大型ナイフ)、ピンチバール、鉄棒等で武装した複数人による金融機関、商店、外国人を含む富裕層の住宅をねらった犯罪が多発しています。日本人旅行者の被害の多くは、防犯対策を怠った油断による窃盗、置き引き及び詐欺等の被害です。温暖で一年中夏服で過ごすフィジーでは、財布や携帯電話、カメラなどの貴重品をウェストポーチやデイバッグに入れて携行することが多いため犯罪者の目に付きやすく、ひと気のないところを一人で歩いているときに強盗に襲われたり、クルージング船の中や海岸での遊泳中に置き引きに遭ったり、貴重品を抜き盗られたりする被害が発生しています。旅券や貴重品、多額の現金は、ホテルのセーフティボックス等安全と思われる場所に保管しておくことが賢明です。特に首都スバ市内の路上では、デジタルカメラなどの貴重品を身に付けて歩いていたところ、数人組の男に羽交い絞めにされて貴重品を強奪される被害も発生しています。貴重品を人目に付きやすい状態で携行すると、思わぬ犯罪を誘発することにつながりますので注意が必要です。また、最近ではスマートフォンやタブレット端末をねらった強盗が多発していることから、携帯電話を使用しながらの歩行にも十分注意が必要です。なお、2014年12月以降、クレジット・カードやデビットカードのスキミング被害が相次いで確認されています。ホテルや商店、銀行のATM(現金自動預け払い機)でカードを使用した数日後に国内や海外でカードが悪用される被害が増加していることから、各種支払いの際は可能な限りカードを使用せず現金のみを利用することをお勧めします。
トラベルアドバイス
・夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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フィジー
病気・感染症情報
衛生・医療事情
自国で医師や看護師を養成していますが、海外転出者も多く、慢性的に医療従事者が不足しています。専門医の養成が困難で、専門医のいない診療科もあります。病状によっては、オーストラリア、ニュージーランド等に出向く必要があります。公的医療機関では、外国人でも、基本的に無料で診療を受けることが出来ますが、多くの患者が集まり、雑然とした環境で長時間待たねばなりません。必要な医薬品も常に在庫があるわけではありません。外国人や裕福なフィジー国民は、医療費を支払う必要のある私立のクリニックや病院を受診することが通常です。
貯水場・浄水場・供給経路などに老朽化等の問題があり、水道水をそのまま飲用することは避けるべきです。ミネラルウォーターか、水道水を煮沸して飲用してください。食品も、流通の過程で汚染されている可能性が高いので、生で食することは避けてください。野菜などをサラダで食べる場合は、流水で十分に洗うか、ミルトンなどを使用して消毒してから、食べてください。
警戒すべき病気・感染症
消化器感染症
飲料水・食事・空気を介して、ウイルス性感染性胃腸炎(発熱・嘔吐・下痢)や細菌性消化器伝染病(腸チフス・赤痢など)や原虫・寄生虫(ランブル鞭毛虫・アメーバ赤痢など)など、年中感染する危険性があります。ウイルス感染症の場合は脱水等の合併症を起こさないように注意するしかありませんが、細菌性感染症には抗生物質、原虫・寄生虫には駆虫剤などそれぞれ固有の治療薬が必要です。
感冒など呼吸器感染症
フィジーは、晴天の日の日中と夜間の気温差が、かなりあり、寝るときはタオルケット1枚で暑い位でも、朝方は寒さで眼が覚めることがあります。この気温差のため、風邪をひく方が多く見られます。特に、季節の変わり目(雨季から乾季、乾季から雨季)に多い傾向が見られます。合併症や重症化を防ぐためにも無理をせず、身体を休めるようにしてください。
デング熱
デング熱のウイルスを持つネッタイシマカやヒトスジシマカなどの蚊に刺されることによって感染します。数年に1度流行します。1998年2月には1万人以上の患者が発生したほか、2013年から2014年中旬にかけて全国で25,000人以上の患者が発生し、16人が死亡するという大流行がありました。潜伏期間は約1週間で、インフルエンザ様の症状(頭痛、高熱、関節・筋肉痛)に加えて赤い皮疹が出ます。重症化すること(デング出血熱:全身から出血し易くなります)がありますので、必ず病院等を受診して下さい。治療は対症療法のみです。
レプトスピラ症
ネズミなどの野生動物、犬などのペット、ブタなどの家畜(哺乳動物)の腎臓に保菌され、尿とともに排出され、淡水を汚染します。この汚染された淡水に接触することで、皮膚や粘膜を通して感染します。重症化した例では、黄疸や出血が見られ、フィジーでは毎年10人前後の方が亡くなっております。フィジーの人達は、淡水で水遊びを良くしておりますが、真似をしないで下さい。早期に、抗生物質による治療が必要です。
フィラリア症
蚊によって伝搬され、リンパ系に寄生する寄生虫症です。感染するとしばらくして急性リンパ管炎(鼠径部や肘部)を起こします。局所の疼痛・腫れとともに悪寒・発熱を引き起こします。これらは約2週間で消えて無症状期に移行します。この急性症状は反復出現し、次第に慢性期(リンパ管腫・陰嚢水腫・乳び尿・象皮病)に移ります。急性期には駆虫剤が有効です。
皮膚疾患
高温多湿なため、湿疹や真菌症(カンジダや糸状菌など)を起こし、さらに細菌感染を合併して、boilと呼ばれる皮下膿瘍を生じます。治療は切開して排膿し、抗生物質(内服・外用)を使います。また、陸上では、アリやムカデのような虫に噛まれて、発疹を生じることがあります。海では、動物性プランクトンに噛まれて非常に痒い発疹を生じることがあります。遊泳中に、痒いと思った時は、海からすぐに出て下さい。また、時にクラゲに刺されて、ひどい皮膚炎を起こすこともあります。これらには、副腎皮質ホルモン剤(ステロイド剤)・抗ヒスタミン剤などの内服や外用で対処します。現地の情報にご注意下さい。
アレルギー性疾患
カビやダニの繁殖に適した気候であり、掃除の行き届かない空調設備を使用した密閉空間のため、喘息、アトピー、慢性鼻炎、結膜炎が悪化する場合があります。
シガテラ中毒
珊瑚に共生している海藻に付くプランクトンの一種が作るシガトキシンなどの複数の毒が、食物連鎖で魚の肉や内臓に蓄積し、それを食べた人に起きる中毒です。このプランクトンは、珊瑚が死滅した後に大量に発生することが知られておりますので、海が荒れて珊瑚礁が破壊される雨期(10月~4月)に多く発生します。 症状は神経症状、胃腸症状、関節・筋肉痛や痒みなどです。死亡率は低いのですが、「ドライアイスセンセーション」と呼ばれる神経症状(冷たいものに触ったり、冷たいものを飲んだりすると感電したような痛みを感じます)に数ヶ月に渡り苦しめられることがあります。この毒素は加熱処理でも分解されません。治療も対症療法しかありません。
結膜炎
周囲に雑菌が多いためか、汚れた手で目を触ったりして細菌性結膜炎に罹りやすい傾向があります。治療には抗生物質(内服薬・点眼薬)を使います。ウイルス性結膜炎には有効な抗生物質はありません。毎年当地の夏から冬にかけ各種結膜炎の小流行があり、2006年には急性出血性結膜炎が大流行しました。
中耳炎・外耳炎
耳の痛みや耳からの分泌物が増えたり、耳が聞こえにくくなったりします。中耳炎に関しては、治療が遅れると聴力が回復しないことがありますから気を付けて下さい。治療には抗生物質(内服薬・点耳薬)を使います。
こむらがえり
高温多湿で体内の水分や電解質のバランスが崩れるために「こむらがえり」を起こす人がみられます。
犬咬症
犬が放し飼いにされている場合が多く、しばしば犬に咬まれる事故が発生します。現在のところ、フィジーでは狂犬病の心配はありませんが、不用意に犬に近づかないようにしてください。また、破傷風を発症する恐れがありますので、予防注射を受けておいてください。万一犬に咬まれたら、破傷風トキソイドの追加接種をすぐに受けてください。時には、破傷風免疫ヒトグロブリンの接種も必要になります。
エイズ
現在のHIV感染者数は500~1,000人と推定されており、増加傾向にあります。
トラベルアドバイス
・水道水は飲用には適しません。飲み水はミネラルウオーターの利用が必須です。
・外食時は清潔なレストランでよく加熱調理されたものを食べてください。生野菜は避けてください。
・十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。
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フィジー
自然災害情報
現状
地震
フィジーは活発な地震帯に位置し、地震の影響を受けやすいです。津波に関しても強い地震の後に発生する可能性があります。2017年1月4日にはフィジー諸島南方付近を震源とするマグニチュード7.2の大きな地震がありました。
洪水、土砂崩れ
南太平洋の雨季と台風の季節は11月から4月です。激しい暴風雨が洪水や土砂崩れの原因となります。
トラベルアドバイス
・地震が発生する可能性がありますのでご注意ください。
・洪水や土砂崩れが発生する可能性がありますので気象情報に注意しましょう。
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トラベルアドバイス
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テロについて
(1)テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
(2)テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
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犯罪・誘拐について
(1)夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
(2)不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
(3)万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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病気・感染症について
(1)水道水は飲用には適しません。飲み水はミネラルウオーターの利用が必須です。
(2)外食時は清潔なレストランでよく加熱調理されたものを食べてください。生野菜は避けてください。
(3)十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。
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自然災害について
(1)地震が発生する可能性がありますのでご注意ください。
(2)洪水や土砂崩れが発生する可能性がありますので気象情報に注意しましょう。
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緊急連絡先
在フィジー日本国大使館
電話:(679)-330-4633
FAX:(679)-330-2984
住所:Level 2, BSP Life Centre, Thomson Street, 1 Suva, Fiji
消防:911
警察:917、919
救急車:911
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