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モザンビーク Mozambique |
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危険度2: |
危険度とは?
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事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。 |
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❗️危険要因(モザンビーク) ●治安の悪化 ・モザンビークは高い経済成長を続けていますが、所得格差が拡大していることなどを背景に、強盗、誘拐、性犯罪、空き巣、車上荒らし等の犯罪が多く発生し、治安の悪化が社会問題になっています。
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⚠️要注意エリア ⚠️1 マプト州 【要警戒!】 ・強盗、誘拐、性犯罪、住居侵入、車上狙い、スリ、ひったくり、置き引き、麻薬売買等が時間、場所を問わず発生しており、日本人が被害に遭う事例も年々増加しています。
⚠️2 ソファラ州 【要警戒!】 ・政府とレナモ党武装集団との間で衝突が発生しております。
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モザンビーク
テロ情報
現状
現在、モザンビークでは、国際テロ組織の活動は確認されておらず、テロ事件の発生も報告されていません。2014年の大統領、国会議員及び州議会選挙はおおむね平和裡に行われ、2015年1月に新政権が発足していますが、同年9月以降、野党レナモ党に対する襲撃等の事案が発生し、政府と野党との政治的緊張は高まりの兆しがあります。過去には中部のソファラ州で政府軍と野党レナモ党ゲリラによる衝突が断続的に発生しており、注意が必要です。
トラベルアドバイス
・テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
・テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
・もし爆発音が聞こえたらすぐにその場に伏せ、できれば爆発現場の反対方向に頭を向けて、鞄等で頭部を保護してください。
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モザンビーク
犯罪・誘拐情報
現状
モザンビークでは、貧富の格差等を背景に、一般犯罪が増加傾向にあり注意が必要です。特に都市部において、強盗、誘拐、性犯罪、住居侵入(空き巣含む)、車上狙い、スリ、置き引き、ひったくり、麻薬売買等が発生しています。犯行には、銃器やナイフ等の凶器が使用されることが多く、凶悪化が進んでいます。地方都市においても治安状況は悪化傾向にあり、日本人を含めた外国人の被害が増加していますので十分注意が必要です。
首都マプトにおいては、以前から注意が必要とされていたダウンタウン付近(バイシャ地区)や海岸通り及び高級ホテル付近だけでなく、ソマーシールド地区やポラナ地区といった高級住宅地及び商業地においても強盗事件が発生しています。
トラベルアドバイス
・夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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モザンビーク
病気・感染症情報
衛生・医療事情
医療水準は非常に低く、邦人の方々が安心して利用できる医療施設はありません。但し、マプト市内には富裕層や在留外国人などを主な顧客としている病院がいくつか存在し、簡単な治療や検査のみならば利用可能です。しかし長期間の入院や手術が必要な場合には十分対応できませんので、南アフリカ等、他の医療先進国で治療を受けることをお勧めします。特に地方都市では病院設備・診療体制ともに不十分ですので、速やかにマプトあるいは南アフリカなどへの搬送を検討してください。緊急医療搬送には多額の費用がかかります。当国滞在中は海外旅行保険等に加入して病気や怪我に備えてください。当国は医師が非常に不足しています。評判の良い医師や専門分野の医師の診察を希望する場合には、まず病院に診療日や診療時間を確認の上、診療予約する事をお勧めします。それでも長時間待たされることもあります。支払いは基本的に現金・カードによる前払いを求められます。
当国の水道設備の管理能力は十分とは言えず、また家庭内の配管や貯水槽の管理も不適切です。マプトを含めた国内全域において、飲用には市販のミネラル水の購入をお勧めします。但し、ミネラル水も品質の劣る製品が出回っていることがあり、注意が必要です。また、欧米製の浄水器も販売されています。一般的に、当地の食品衛生管理は信頼できません。屋台や小さな食堂等、衛生環境が不十分な場所での飲食は控えた方が良いでしょう。そのような場所では氷や乳製品にも注意してください。特に雨期は細菌が繁殖し易いので食中毒に気を付けてください。
警戒すべき病気・感染症
感染性胃腸炎
原因となる病原体は細菌、ウイルス、原虫、寄生虫と様々です。細菌性の場合、本邦でも頻度の高いサルモネラ菌(当地ではチフス菌などを含む)、腸炎ビブリオ菌、病原性大腸菌、ブドウ球菌等に加えて、当地においては細菌性赤痢、コレラ等の罹患の可能性があります。特にコレラは年間2万人弱の患者が国内で発生しています。また衛生状態の悪い当国では、各種ウイルス、アメーバ赤痢等の原虫、その他の寄生虫に感染して胃腸炎を起こすことがあります。これらは主に食事や飲み水、食器、不潔な手指などから経口的に感染します。症状は原因となる病原体、感染菌量、体調等により異なりますが、一般的に発熱、下痢、悪心、嘔吐、腹痛等が見られます。少量の下痢のみであれば十分な水分摂取(電解質を含んだ経口補水液が望ましい)を行い、休養をとってください。下痢止め等の使用は原因菌の排泄を妨げることがあるためお勧めしません。脱水に陥り危険です。大量の下痢、血便や粘血便、持続する高熱、強い吐き気や腹痛などの症状がある場合には、病院を受診してください。食事前やトイレ使用後は良く手を洗う、生野菜は調理前によく洗浄する、生ものや加熱の不十分なものは摂取しない等の予防対策を行う事が重要です。
マラリア
ハマダラカという蚊に刺されることによってマラリア原虫が体内に侵入してかかる病気です。ヒトが感染するヒトマラリアには熱帯熱、三日熱、四日熱、卵形マラリアの4種類があります。このうち当国で圧倒的に多いのは熱帯熱マラリアで、迅速かつ適切な治療が施されないと短期間のうちに重症化し死に至る可能性があります。潜伏期間(蚊に刺されてから発熱等の症状が出るまでにかかる日数)は熱帯熱マラリアで平均12日とされており、当国を離れてから発症することもあるため注意が必要です。マラリアの主症状は主に発熱ですが、倦怠感、頭痛、筋肉痛、関節痛などを伴う事も多く、腹部症状や呼吸器症状が見られることもあります。マラリア流行地域で発熱した場合、まずマラリアを疑うことが重要です。当国では国内全域で年間を通じてマラリアに罹患する可能性があり、特に蚊が増える雨期には注意が必要です。当国では年間に300~400万人が熱帯熱マラリアに罹患し、死因の30%近くを占めています。また熱帯熱マラリアに対する薬剤耐性(クロロキン耐性)も認められています。一般的に抗マラリア薬の予防内服の適応は、高度流行地域に7日間以上滞在する場合で、発症時に適切な医療対応が期待できない場合とされます。首都マプト以外の地方都市に長期滞在する場合には予防内服の必要性につき検討してください。しかし、最も基本的な対策は、蚊に刺されないことです。特にハマダラカが活動する夜間には外出を控え、皮膚を露出しない、網戸や蚊帳などの防蚊対策が整った宿泊施設を選択する、蚊取り線香・殺虫スプレー・昆虫忌避剤を使用する等の予防策が重要です。
HIV/AIDS
モザンビーク人のHIV感染率は非常に高く、15~49歳における全国平均は11.5%、マプト州では男女ともに20%に達します。ウイルス保有者とのコンドーム等で防御しない性交、汚染血液の傷口からの侵入、輸血や注射器事故等で感染する可能性があります。
結核
当国の結核感染者数は年々増加傾向にあり、新規・再発患者は年間4万5千人に上ります。結核患者が咳やくしゃみをして喀出するしぶきを直接吸い込むことによって感染します。排気の悪い狭い空間に排菌患者と長時間一緒にいると感染する危険が高まります。
狂犬病
当国では例年50名前後の狂犬病による死亡者が出ており、国内全域で感染の危険があります。狂犬病ウイルスに感染している動物に咬まれたり、傷口や粘膜を舐められたりすることで感染し、発症した場合にはほぼ100%死亡します。当国では犬以外の動物(コウモリ、マングース、ジャッカル等)からの感染の危険もあります。無闇に動物に近づかないようにしてください。狂犬病の疑いのある動物に咬まれた場合には、直ちに傷口を洗い、病院を受診してワクチン接種・治療等について相談してください。
ウイルス性肝炎
代表的なものとして、経口感染するA型肝炎と血液・体液を介して感染するB型肝炎があります。A型は上述の感染性胃腸炎と同様な衛生対策が必要です。B型は不適切な医療行為(輸血、注射、針治療)や入れ墨などで感染します。当地はB型肝炎の感染率が高く、カミソリ、歯ブラシ、タオルの共有でも感染する可能性があります。
住血吸虫症
川や湖等の淡水中には、皮膚から浸入する寄生虫(ビルハルツ住血吸虫)が生息しています。淡水での水遊びには十分注意してください。
トラベルアドバイス
・水道水は飲用には適しません。飲み水はミネラルウオーターの利用が必須です。
・外食時は清潔なレストランでよく加熱調理されたものを食べてください。生野菜は避けてください。
・海外移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。
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モザンビーク
自然災害情報
現状
洪水
雨期の間は洪水が発生しやすくなります。
サイクロン
沿岸部ではサイクロンが発生します。
トラベルアドバイス
・サイクロンや洪水が発生することがありますので気象情報に注意してください。
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トラベルアドバイス
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テロについて
(1)テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
(2)テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
(3)もし爆発音が聞こえたらすぐにその場に伏せ、できれば爆発現場の反対方向に頭を向けて、鞄等で頭部を保護してください。
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犯罪・誘拐について
(1)夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
(2)不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
(3)万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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病気・感染症について
(1)水道水は飲用には適しません。飲み水はミネラルウオーターの利用が必須です。
(2)外食時は清潔なレストランでよく加熱調理されたものを食べてください。生野菜は避けてください。
(3)海外移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。
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自然災害について
(1)サイクロンや洪水が発生することがありますので気象情報に注意してください。
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緊急連絡先
在モザンビーク日本国大使館
電話:(258)-21-499819
FAX:(258)-21-498957
住所:Av.Julius Nyerere,2832, C.P.2494, Maputo, Mozambique
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