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マラウイ Malawi |
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危険度2: |
危険度とは?
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事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。 |
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❗️危険要因(マラウイ) ●一般犯罪 ・経済の先行きが不透明な状況の中で犯罪が日常的に多発しています。
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⚠️要注意エリア ●マラウイ全土 【要警戒!】 ・犯罪が日常的に多発しています。
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マラウイ
テロ情報
現状
マラウイにおいては、現在までのところ、反政府武装組織や国際テロ組織等の活動は確認されていません。
トラベルアドバイス
・テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
・テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
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マラウイ
犯罪・誘拐情報
現状
首都リロングウェ、南部商業都市ブランタイヤ及びリンベ等、人口が密集する都市部において犯罪が多く発生しています。また、マラウイ湖岸のマンゴチ、ケープマクレア(南部)、ムズズ、カタベイ(北部)で一般旅行者の被害が報告されています。人通りの少ない路上、スーパーマーケット、銀行の出入口及びバス停付近の雑踏でのひったくり・強盗・スリ等の犯罪被害が最も多く、侵入強盗、空き巣等の窃盗被害が近年増加傾向にあります。車で帰宅時や銀行からの帰り道を尾行され、ラウンド・アバウト(ロータリー)や自宅門前等で犯人に待ち伏せされ、車を停車した瞬間に銃を突きつけられて車両及び金品を強奪される事件も多発しています。また、ミニバスに乗車中、開いた窓から貴重品をひったくられる被害や、車内での窃盗被害及びトランクに預けた荷物の盗難被害も発生しています。さらに、睡眠薬が混入された飲食物の提供を受け、意識を失っている間に窃盗被害に遭う睡眠薬強盗も増加傾向にあります。
トラベルアドバイス
・夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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マラウイ
病気・感染症情報
衛生・医療事情
当地の医療水準は、教育・臨床レベルが低いだけでなく、医薬品や医療機器の絶対的な不足もあり、日本と同等の医療は期待できません。医師や看護師の不足も深刻で、医師1人が人口5万人(2013年)に対応する世界最低の水準で、看護師の定員充足率は25%しかありません。医師の不足を補うためにClinical Officer(準医師)やMedical Assistant(医療助手)などの医師免許を持たない有資格者が実際の医療を支えており、外来では準医師による診察や治療を受けることが一般的です。ほとんどの病院は24時間対応となっていますが、夜間休日に医師や検査技師はいません。また、専門医は非常に少なく、受診できる日時、場所が限定されています。
公立医療施設は、保健省が管轄する中央病院が北部のムズズ市、中央部のリロングウェ市、南部のブランタイヤ市とゾンバ市にあり、各県には県病院、さらにその下に各地域のヘルスセンターがあります。県病院以上にしか医師はおらず、邦人は私立医療機関を受診するのが一般的です。ブランタイヤ市内を除くと私立医療機関は小規模なため、重篤な場合は中央病院や県病院を受診するしかありません。
中央病院や主要な私立医療機関では、基本的な血液検査やX線撮影が概ね可能ですが、停電で検査を受けられないことや故障中のまま機器が放置されていることがよくあります。マラリアの検査も概ね可能ですが、検査結果の評価や治療法が不適切な場合があるので注意してください。中央病院には手術室や集中治療室がありますが、設備や機材が老朽化していることが多く、患者で常時混雑して、基本的な解熱鎮痛剤、抗生物質、ワクチンの在庫がないこともあります。当地の血液センターは需要の半数しか血液を供給できず、輸血によりマラリア・HIV・HBVなどに感染する危険があります。国内では心臓カテーテル検査や脳神経外科手術もできませんが、外科、整形外科、麻酔科などの専門医も極端も不足しており、満足な治療を受けることはできません。全身麻酔を要するような手術や複雑な処置、輸血などが必要な場合は、可能なかぎり南アフリカ共和国に移動して治療を受けることを勧めます。内視鏡検査の機材がある医療機関もありますが、感染症の危険や診断精度などの理由から検査は避けるべきです。国外への移送および医療先進国での治療には高額な費用がかかりますので、十分な補償の海外旅行保険に必ず加入してください。マラウイの国際空港に空港クリニックはありません。
公立病院およびミッション系病院は無料診療と有料診療に分かれ、受付や待合が別になっています。私立医療機関は原則前払いで、入院時には保証金を要求されることもあります。クレジットカードはほぼ使えず、海外旅行保険のキャッシュレスサービスを使える施設もほとんどないので、費用は一旦自分で支払うことになり、現金がないと診察が受けられません。全ての医療機関で日本語は通じませんが、病院職員はほぼ全員が英語を話せます。公立・私立を問わず、外国人医師が診療にあたっていることがよくありますが、診療科や滞在期間はさまざまで、長期休暇で不在のこともあります。医師の診療時間は変更されることがあるので、事前に確認をとることを勧めます。ただし、電話番号は頻繁に変わり、固定電話はつながらないことが多いので、実際には訪問して確認や予約をすることになります。
警戒すべき病気・感染症
マラリア
薬剤耐性熱帯熱マラリアが蔓延しており、国内全土で一年を通してマラリアが発生しています。雨季の1月から3月に特に多く発生しますが、都市部でも一年中患者が発生しています。国内で毎年300万人以上の患者が発生すると推定されていますが、邦人でも年に数名の患者が出ています。感染したハマダラカに吸血されると潜伏期間(約7~28日)を経て、高熱、頭痛、悪心嘔吐、下痢、関節痛などの症状が現れます。治療が遅れると重症化して死亡するため、早期診断・早期治療が重要ですが、小児や妊婦では進行が早いため特に注意が必要です。予防のためのワクチンはないので、蚊帳の中で寝る、蚊取り線香などの殺虫剤を使う、体に虫除け剤を塗布するなど、蚊に刺されないようにすることが対策の第一歩になります。ハマダラカは夜行性なので、夜間外出時や室内での防蚊対策を特に入念に行ってください。居住環境で蚊が避けられない場合は、マラリア薬の予防内服を勧めます。当地の薬局でも購入できますが、在庫がないことがあるので事前に日本で準備してください。過去の事例では重症化率が高いので、国内に7日以上滞在する場合は、防蚊対策に加えて、必ず予防内服を検討してください。ほとんどの病院で診断や治療が可能ですが、診断精度は低くいため、薬局で購入できる迅速診断キットの併用を勧めます。迅速診断キットの場合感染していても必ず陽性になるとは限らないので、24時間以内に繰り返し検査することが必要です。いずれにしても、マラリアが疑われる場合はできるだけ早く医療機関を受診してください。
経口感染症
コレラ、赤痢、腸チフス、アメーバー赤痢、A型肝炎、寄生虫などの感染症が常に発生しています。生水、氷、生野菜等加熱されていない食品は危険です。市販の飲料水か煮沸した水を使用し、食べ物も十分加熱調理したものを選び、長時間放置されたものは避けてください。市販の飲料水にも粗悪品があるので、信頼できる場所で購入することが大切です。
蠅蛆症(ようそしょう)
湿っている洗濯物にハエ(putzi fly)が卵を産み、その服を着用すると体温で卵が孵化して蛆(ウジ)になり、その蛆が皮膚に入り皮下で育ちます。皮膚が赤く腫れ、大きな虫刺され様になり、やがて皮膚から蛆が出てきます。病変部にワセリンを厚めに塗ると、蛆は呼吸ができなくなり皮膚から出てくるので診断できます。当地では、草木の上に洗濯物を広げて干すことが一般的なので、洗濯物にしっかりアイロンを掛けるか、洗濯物を室内に干すようにして予防してください。地面に寝そべることも感染の原因になります。
アフリカトリパノゾーマ症(アフリカ睡眠病)
寄生虫をもったツェツェバエに刺されて感染し、刺された部位に疼痛を伴う丘疹が一時的にできます。その後、発熱、頭痛、筋肉痛などの症状や頸部リンパ節の腫れが現れて、やがて中枢神経が障害され、命に関わる病気です。マラウイでは年間40人弱の東アフリカ睡眠病の患者が報告されていますが、診断できる施設が限られているため、患者の全体数は把握できていませんが、Rhumphi(ルンピ)、Nkhotakota(コタコタ)、Kasungu(カスング)が危険地域とされています。ツェツェバエは動いているもの、明るい色や暗い色、青色に惹かれる性質があるので、サファリのゲームドライブでは、帽子をかぶり、肌の露出が少なく、布地がしっかりした、周囲に溶け込む色の衣服を着用するようにしてください。
経皮感染症
河川や湖には、ビルハルツ住血吸虫が生息しており、手足を浸すことにより、幼虫が皮膚から侵入して感染します。急性期には皮膚炎や膀胱炎などの症状がおこり、感染を繰り返すと膀胱癌などの原因になります。当地の医療機関では血液検査により感染の有無を判断することができますが、検査精度は不明です。人家の付近や水草のあるところ、流れのない浅いところが特に危険といわれますが、水辺はすべて危険で、観光地のマラウイ湖も安全ではありません。シャワーなどに湖水をそのまま使用している施設もあるので、注意してください。感染した場合の治療薬は当地の薬局でも手に入ります。アメリカ鉤虫の感染者が野外で排便すると、便中の虫卵が土壌中で孵化して幼虫となります。その土の上を素足で歩くと、露出した皮膚から幼虫が侵入して感染し、成虫になると小腸に寄生し、鉄欠乏性貧血の原因になります。戸外で寝そべったり、素足で歩いたりかないようにしてください。
性(血液)感染症
成人(15歳~49歳)のHIV推定罹患率は10.0%(2014年)と高く、不特定な相手との性交渉は危険です。また、サハラ以南のアフリカ地域はB型肝炎の蔓延地域で、持続感染者は12-22%と報告されているので、他人の血液に不用意に触れないようにしてください。
狂犬病
狂犬病ウィルスに感染した犬や猫などの哺乳動物に咬まれることで感染します。咬まれた直後から治療しないと、発症すればほぼ100%死亡します。当地では、犬や猫以外の野生動物も感染している可能があるので、無闇に動物に手を出さないほうが安全です。都市部、地方とも野犬が多く、夕方以降は多数の犬が路上を徘徊しているので、徒歩で外出することは控えてください。当地の医療機関における狂犬病ワクチンの在庫状況は不安定ですが、γグロブリン製剤はほぼ手に入らないので、動物に接する機会がある場合は、あらかじめ狂犬病の予防接種を受けておくことを勧めます。
毒蛇、サソリ、毒虫(ナイロビフライ)、アフリカダニ熱
地方だけでなく、都市部の住宅地においても毒蛇やサソリが出現します。当地の医療機関は抗毒素血清をほとんど常備していないので、咬まれないようにしてください。ナイロビフライは体液に毒があり、皮膚につくと激しい皮膚炎を起こすので、潰さないようにしてください。アフリカダニ熱は、ダニに咬まれることによって細菌の一種のリケッチアが感染し、発熱・発疹などが起こします。予防のためには20%以上のDEETを塗布してください。
トラベルアドバイス
・水道水は飲用には適しません。飲み水はミネラルウオーターの利用が必須です。
・外食時は清潔なレストランでよく加熱調理されたものを食べてください。生野菜は避けてください。
・海外移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。
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マラウイ
自然災害情報
現状
地震
マラウイは活断層地帯に位置しており、時々自身が発生しています。
トラベルアドバイス
・地震が発生する可能性があり、注意が必要です。
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トラベルアドバイス
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テロについて
(1)テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
(2)テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
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犯罪・誘拐について
(1)夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
(2)不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
(3)万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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病気・感染症について
(1)水道水は飲用には適しません。飲み水はミネラルウオーターの利用が必須です。
(2)外食時は清潔なレストランでよく加熱調理されたものを食べてください。生野菜は避けてください。
(3)海外移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。
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自然災害について
(1)地震が発生する可能性があり、注意が必要です。
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緊急連絡先
在マラウイ日本国大使館
電話:(265)-1-773-529
FAX:(265)-1-773-528
住所:Plot No. 14 / 191 Petroda Glass House P.O.Box 30780 Lilongwe 3, Malawi
消防:999
警察:997
救急車:998
南部アフリカの国・地域