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ガボン Gabon |
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危険度2: |
危険度とは?
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事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。 |
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❗️危険要因(ガボン) ●一般犯罪 ・すり、ひったくりや侵入窃盗等の日本人の犯罪被害が増加しています。
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⚠️要注意エリア ●ガボン全土 【要警戒!】 ・政治情勢によっては、小競り合いや衝突が起きる可能性がありますので、デモや集会、大規模な群衆には近づかないでください。 ・すり、ひったくりや侵入窃盗等の日本人の犯罪被害が増加しています。
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ガボン
テロ情報
現状
ガボン共和国においては、反政府組織や国際テロ組織の活動は確認されていません。同国経済が原油価格の下落による影響を被っていることを背景に情勢が不安定化すれば、テロ等の脅威にさらされる可能性は排除されません。
トラベルアドバイス
・テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
・テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
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ガボン
犯罪・誘拐情報
現状
ガボンの治安状況は他のアフリカ諸国に比べ一般的には良好ですが、年々外国からの不法入国者の増加や経済格差の広がりなどを要因とした犯罪が頻発しているため、当局は不法入国・滞在者の摘発など治安対策を強化しています。犯罪は、首都リーブルビル市や経済都市ポールジャンティ市などの大都市のみならず地方都市へ拡散する傾向が見られ、注意が必要です。在留邦人、渡航者が少ないにも拘わらず、日本人の犯罪被害が報告されています。
トラベルアドバイス
・夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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ガボン
病気・感染症情報
衛生・医療事情
医療事情は一般のガボン人が受診する都市部の公立病院でも診断能力の差が大きく、またマンパワーや設備面での不足、特に衛生観念が不十分な医療従事者が多いため、日本人が安心して受診できるレベルにはありません。地方都市や首都の総合病院では初期の感染症や軽い外傷の治療は可能ですが、停電が散発することもあり、軽症以上の治療を現地で受けることはお勧め出来ません。また専門医の数が非常に限られ、高度な治療は望むべくもないため、入院しての手術や集中治療を受けるためには先進国へ出ることをお勧めします。これらの病院の医療費は全て高額ですので、ガボンに旅行・滞在するに当たっては、治療費用・救援者費用などで国外緊急移送までを付帯した海外旅行傷害保険への加入を強くお勧めします。都市部を離れると医療環境は極端に貧弱です。緊急時の救急車搬送システムは首都においても機能しておらず、一方通行や交通渋滞などで移動に時間を要することもあります。外出先での交通事故を含む怪我などには十二分の注意が必要です。
薬品を購入するには都市部の薬局が利用できます。特殊な薬を除いて鎮痛薬や抗生物質,抗マラリア薬などは処方箋なしでも買うことができます。製品はフランスを中心としたヨーロッパからの輸入品がほとんどで品質の信頼性に問題はありません。ただし、常に在庫があるとは限りませんので確認が必要です。
上水道が配備されている都市部では水道水でうがいをすることはできますが、微細な沈殿物を含んでいるため飲用には適しません。濾過器を通すか煮沸後の上澄みは利用できます。停電や断水も散発します。飲食店では水や食器などの汚染状況が分かりませんので、飲用にはミネラルウォーターをお勧めします。
警戒すべき病気・感染症
脱水症・熱中症
年中高温多湿ですが、特に雨季には日中の気温が30℃を超え体温近くなることもまれではありません。乾季であっても意識しないうちに発汗量が多量となるため脱水症に陥りがちです。唇の乾き具合、排尿回数の減少や尿の色が濃くなっていないかなど、自分で注意しつつ持続的な水分の補給を行ってください。脱水傾向が続くと咽頭痛や女性では尿路感染による膀胱炎をおこしやすくなりますし、尿路結石のある方では痛みの発作が起きやすくなります。熱中症の予防のため疲労感や気分不良を感じたら風通しのよい木陰やエアコンのある場所に早めに避難し、水分を補給しながら回復を待ってください。仕事やレジャーで長時間炎天下に出る場合には必ず帽子や日傘を使用し、肌の露出部には日焼け止めを数時間毎に塗布するなどして、直射日光と紫外線への十分な対策が必要です。アルコール類の摂取は脱水を助長しますので飲み過ぎには注意して下さい。
経口感染症
不潔な食べ物、飲み水などから感染し、下痢・腹痛・嘔吐が主な症状です。原因はさまざまですが、高温多湿による食品の酸化や細菌の繁殖が一番多く、大半は水分補給と抗生物質の服用で対応できます。下痢を起こしているときには脱水傾向がより強くなりますので、積極的な水分と塩分の補給が重要です。なかには水様性の下痢が続いたり(コレラ)、血液混じりの便が出たり(細菌性・アメーバ性赤痢)、高熱を伴う場合(腸チフス)もありますので、症状が強い場合には早期に医療機関受診をお勧めします。下痢や嘔吐がマラリアの初期症状である場合もありますので注意が必要です。外食時には特に注意を要します。生ものを避けて十分加熱されたものを食べ、また目の前で開封された飲み物以外は飲まないようにしてください。氷も不潔な水から作られた危険性があるため要注意です。屋台のような水道を持たない店舗での飲食は避けた方が無難です。その他、寄生虫やA型肝炎などの感染もまれではありません。
マラリア
ハマダラ蚊に媒介されたマラリア原虫が体内に侵入することで発症します。原虫は主に赤血球に寄生し肝臓内で増殖します。増殖した次世代の原虫が大量に血液中に放出されるときに発熱が起こり、頭痛・筋肉痛・関節痛・下痢などの症状が出ます。マラリアの種類によってはその増殖周期が一定しており「3日熱マラリア」「4日熱マラリア」と呼ばれます。ガボンで多く見られるのはこのような周期性はなく不定期の発熱をもたらす「熱帯熱マラリア」で, 原虫が寄生した赤血球同士がたがいに付着しやすくなり、血栓と呼ばれる血の塊を作るのが特徴です。このためいろいろな臓器の血管が詰まって血液が流れなくなり、治療が遅れると貧血や腎機能障害が進んで重症化しがちです。特に恐ろしいのが脳マラリアと呼ばれる神経症状で、ここまで至れば致死率も相当に高くなります。潜伏期間は種類によって違いますが、ガボン滞在中に蚊に刺され7日から1か月以内に発熱・頭痛・筋肉痛などの症状が出た場合には、マラリアの可能性を考える必要があります。他の発熱性疾患との鑑別も重要なため、速やかに医師の診察を受けてください。日本であれば最寄りの検疫所に問い合わせの上, 熱帯感染症を取り扱っている病院が理想的です。また受診の際には必ず“マラリア流行地に滞在した”旨を医師に告げてください。
予防の基本は蚊に刺されないことです。ハマダラ蚊は夜間に吸血活動を行うため、日没後に外出する際には長袖・長ズボン・靴の着用、虫よけ剤の塗布を行ってください。蚊帳のある宿泊施設を選ぶのも重要です。11月~4月の雨季には特に蚊が増えますので、ひときわ注意が必要です。
チクングンヤ病、デング熱
それぞれの病原ウィルスを持つネッタイシマ蚊、ヒトスジシマ蚊に刺されることで感染します。これらの蚊はハマダラ蚊とは逆に昼間に吸血活動を行います。症状は両疾患ともマラリアとほとんど同じです。チクングンヤ病では筋肉痛・関節痛が特に激しいといわれています。また、マラリアやデング熱ではいったん治ってしまえば症状は解消するのに対し、チクングンヤ病では発熱などの症状が治まっても半年近く筋肉痛やだるさが続くのが特徴です。デング熱は、まれにではありますが重症化して「デング出血熱」に移行することがあり、そうなると致死率も高くなるため集中治療を必要とします。両疾患ともマラリアのような治療薬はありません。可能な範囲で栄養補給をしつつ、解熱・鎮痛薬の使用、発汗に対する水分補給など症状に応じた治療を行って回復を待つしかありません。したがって、昼間も防蚊対策を十分に行うことが重要です。
HIV(エイズ・ウィルス)感染
ガボンでは15才~49才の4.1%がHIV陽性(2012年)ですが、薬物治療の受診者は半数といわれています。HIV陽性者の血液・体液との接触や、輸血を受けるような事態を避けるために、危険な性交渉、交通事故、マラリア感染などには特に注意してください。
蝿蛆症(ようそしょう、ハエ症)
ハエの幼虫(=うじ虫)が皮膚や粘膜から侵入し皮下組織の中で成長していく病気です。ハエが直接ヒトに接触して産みつける場合と、産卵された衣類などを介して幼虫が侵入する場合があります。幼虫が成長するとその動きを感じることもあります。虫刺され跡が赤く腫れてなかなかよくならず硬くなるのが特徴です。中心部が化膿したように柔らかければ指先で押し出すこともできますが、虫体がつぶれて傷が汚染する可能性があるため切開して幼虫を摘出する方が無難です。予防法として、衣類、タオル、寝具などの洗濯物は室内干しとし、アイロンをかけてから使用することが勧められています。
アフリカ・トリパノソーマ症(睡眠病)
ツェツェバエという口吻で刺すタイプの蠅(ハエ)によっておこる「眠り病」(アフリカ・トリパノソーマ症)も森林地域において散発しています。トリパノソーマと呼ばれる原虫が体内に侵入して感染・増殖します。発熱・頭痛・関節痛から始まってリンパ節の腫れが起こり、放置しておくと種々の脳の症状が出現して昏睡にいたります。都市部を離れる際には特に防虫対策が重要です。
狂犬病
イヌに限らず全ての哺乳類が狂犬病ウィルスに感染する危険性があります。特に、弱っていたり、様子のおかしい野良犬・野良猫や野生動物には絶対に近づかないようにしてください。万が一咬まれた場合には創部を洗浄し、すみやかに病院を受診してください。いったん脳の症状を発症すると現代でもまだ救命法がありません。
エボラ出血熱
ガボン北東部とコンゴ共和国北西部の一帯にはエボラ出血熱が潜在しています。ガボンでは2002年5月以来ヒトでの発症はないものの、その後もゴリラなどの霊長類では集団死が確認(2002年~2005年)されているので安心はできません。ジャングルに生息するコウモリが病原ウィルスを保持しており、感染コウモリやそこから二次感染した野生動物(サルや小型レイヨウ類)を狩猟者が捕獲し、食用にするために触れて皮膚や口から感染しています。ウィルスが感染すると短時間のうちに全身の血管が破れやすくなって激しい出血を起こし高率で死亡します。患者の吐物や体液に触れることによって容易に感染が拡大し、家族単位・集落単位で発生するのが特徴的です。特効薬やワクチンはなく、発生地域を封鎖して拡大を抑え込むのが対策の主眼です。
その他の感染症
そのほかにも昆虫から(黄熱、ウエストナイル熱など)、飛沫から(髄膜炎、結核など)、経口から(A型肝炎、ポリオなど)、皮膚から(住血吸虫症、リンパ管糸状虫症など)、血液・体液などから(B型肝炎、C型肝炎など)感染する疾患などがあり注意が必要です。
トラベルアドバイス
・食べ物は加熱処理したものを取るようにしてください。生野菜には十分注意されるとともに、生肉や生卵は避けるようにしてください。
・生水は飲まず、ミネラルウォーターを飲むようにしてください。外食時には、未開封のミネラルウォーターであることを確認するとともに、飲み物を注文する際には、「氷なし」を注文してください。
・移送費用もカバーできるような海外旅行傷害保険に必ず加入するようにしてください。
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ガボン
自然災害情報
現状
生じやすい自然災害はありません。
トラベルアドバイス
・生じやすい自然災害はありませんが一般的な警戒は怠らないでください。
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トラベルアドバイス
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テロについて
(1)テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
(2)テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
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犯罪・誘拐について
(1)夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
(2)不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
(3)万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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病気・感染症について
(1)食べ物は加熱処理したものを取るようにしてください。生野菜には十分注意されるとともに、生肉や生卵は避けるようにしてください。
(2)生水は飲まず、ミネラルウォーターを飲むようにしてください。外食時には、未開封のミネラルウォーターであることを確認するとともに、飲み物を注文する際には、「氷なし」を注文してください。
(3)移送費用もカバーできるような海外旅行傷害保険に必ず加入するようにしてください。
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自然災害について
(1)生じやすい自然災害はありませんが一般的な警戒は怠らないでください。
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緊急連絡先
在ガボン日本国大使館
電話:(241)-0173-2297
FAX:(241)-0173-6060
住所:Boulevard du Bord de Mer, B.P.2259, Libreville, Gabon
中部アフリカの国・地域