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コンゴ民主共和国 Democratic Republic of Congo |
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危険度4: |
危険度とは?
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危険性が非常に高いエリアがあるため、 渡航・滞在するのはお控えください。 |
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❗️危険要因(コンゴ民主共和国) ●凶悪事件の多発 ・コンゴ民主共和国は全土で凶悪事件が発生しています。
●武装勢力の活動 ・東部地域では、主に対ウガンダ反政府武装勢力(ADF)や対ルワンダ反政府武装勢力(FDLR)などによるといわれる大量虐殺、誘拐等が多発しております。その他の地域でも大小様々な武装勢力が割拠しています。
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⚠️要注意エリア ⚠️1 バ=ズエレ州、オー=ウエレ州、イトゥリ州、北キブ州、南キブ州 【渡航するのは止めて下さい!】 ・ADF、FDLR、キリスト教系の対ウガンダ反政府武装勢力(LRA)、民兵組織マイマイ等による地元住民に対する非人道的行為が引き続き報告されており、各組織に対する掃討作戦が行われています。
⚠️2 中央アフリカ国境地帯 【渡航するのは止めて下さい!】 ・中央アフリカの治安悪化に伴い、中央アフリカ難民が5万人以上流入しており、旧中央アフリカ政府軍兵士及び元セレカ戦闘員等が少数ながらも越境や潜入していることから、治安情勢の動向を注視する必要があります。
●コンゴ民主共和国全土 【渡航するのはお控え下さい!】 ・一般犯罪や凶悪事件が多発しています。
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コンゴ民主共和国
テロ情報
現状
コンゴ民主共和国内では、国際的なテロ組織の活動は確認されていません。他方、同国の東部地域は、政府の統治も完全に行き届いておらず、反政府武装勢力による、地域住民に対する虐殺、略奪、暴力等が多数報告されています。コンゴ民主共和国の東部地域(南キブ州、北キブ州、オリエンタル州東部)は、ルワンダとウガンダの反政府武装勢力(ルワンダ解放民主勢力(FDLR)、ADF、神の抵抗軍(LRA))、FRPI(イトゥリ愛国抵抗戦線)、その他民兵組織が存在しており、政府軍が、国連コンゴ民主共和国安定化ミッション(MONUSCO)の支援を得て、これら武装勢力の掃討作戦を継続しています。
トラベルアドバイス
・テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
・テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
・もし爆発音が聞こえたらすぐにその場に伏せ、できれば爆発現場の反対方向に頭を向けて、鞄等で頭部を保護してください。
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コンゴ民主共和国
犯罪・誘拐情報
現状
東部地域では、北キブ州で蜂起した反政府武装勢力3月23日運動(M23)は、コンゴ民主共和国政府軍(FARDC)の改革と国連介入旅団の派兵等の軍事的政策が功を奏し、2013年11月に東部支配地域(北キブ州ルチュル地区)から排除されました。しかし、東部地域には依然として、近隣国の反政府勢力(ウガンダ系反政府武装勢力や民主同盟軍(ADF)、「神の抵抗軍」(LRA)、ルワンダ反政府勢力のルワンダ解放民主軍(FDLR))や、「マイ・マイ」と呼ばれる武装民兵組織等が活動しており、各種勢力が地域住民に対して略奪・暴行などの非人道的行為を行うなど不安定な状況が続いています。東部地域は、引き続き極めて危険な地域ですので、隣接するウガンダ、ルワンダ等の入国も含めて、立ち入らないでください。
首都キンシャサでは、「シェゲ」と呼ばれるストリート・チルドレンによるひったくりやスリ、「クルナ」と呼ばれる不良暴力集団による殺人、強盗、恐喝事件が多発しています。特に、夜間は、武装グループによる民家や車両を狙った強盗などの凶悪事件も多発しており、中には軍人や警察官が加害者になるケースもまれではありません。また、バイクを利用したひったくり事件が発生していますので、外出の際には、常に十分な注意を払う必要があります。日中であっても、徒歩による単独での移動を避け、できる限り車両を利用するとともに、必ずドアをロックする、窓は開けない、デモ等群衆が集まっている場所には近寄らないなどの用心が必要です。特に深夜の外出は、車両を利用する場合であっても極力避けてください。万が一、強盗に遭遇した場合には、生命に危険が及ぶおそれがありますので、無理に抵抗しないでください。また、警察官等を装って金品を要求する犯罪も頻発していますので、疑わしい者からの要求に対しては、これに応じることなく直ちにその場から離れてください。各種事件の被害に遭った場合も、警察による安全の確保や事後の捜査が期待できないことに留意し、トラブルに巻き込まれないように常に用心を怠らないことが必要です。
トラベルアドバイス
・夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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コンゴ民主共和国
病気・感染症情報
衛生・医療事情
市内では主に外国人が利用するスーパー、レストラン、ホテル、薬局などが徐々に増えてきています。しかし邦人が安心して利用できる保健医療施設に関してはきわめて限定されていると言わざるを得ません。当国の医療水準は、世界の最低のランクとなっています。首都キンシャサ市内ですら、医師、看護師、薬剤師などの医療従事者数は少なく、医療スタッフの教育・研修システムの整備もされているとはいえません。公共の救急医療システムや搬送システムは存在しませんし、血液検査、輸血などに関しても、信頼性が乏しいのが現状です。従って当地では、衛生面、医療設備、医療従事者の質・量を備えた満足のいく医療施設を見つけることは困難であり、病気にならないための予防策が重要とお考えください。当国には、医療保険制度はありません。医療行為に関する価格も一様でなく、地域や病院により様々で、外国人の場合、状況に応じてかなり高額な現金を要求される事があります。クレジットカードや海外傷害保険が適応できる病院は、ほとんどないとお考えください。キンシャサ市内では、大部分の薬局で処方箋なしで医薬品の購入が可能ですが、有効期限切れや偽薬の場合もしばしばありますので、必要な薬は日本や他の先進諸国で入手することをお勧めします。
警戒すべき病気・感染症
マラリア
全土が年間を通じて感染汚染地域です。主に夜間に吸血活動するハマダラ蚊によって媒介されます。重篤な経過をたどることのある熱帯熱マラリアが大部分です。当国における死亡の20~30%の原因が、マラリアによるものとされています。当地での滞在に際しては、抗マラリア薬の予防投薬を考慮され、滞在中は、蚊帳、昆虫忌避剤、長袖着衣など、「蚊に刺されない工夫」が極めて重要です。発熱、頭痛、筋肉痛、全身倦怠などがある場合は、まずマラリアを疑って病院で検査を受けてください。当地では、「高熱」と言うだけで、マラリア治療薬が処方される場合が多々ありますが、マラリア以外にも高熱を呈する疾患は多数ありますので、信頼の置ける病院で診察を受けることも重要です。一般的にマラリアの潜伏期間は、1~4週間であり、当国を離れた後も約1ヶ月はマラリア発症の可能性がありますので、出国後も高熱が出た際にはマラリアを疑い、専門医を受診してください。
下痢症
細菌、寄生虫、各種ウイルスなど種々の原因で下痢をきたします。ときに、胃部痛、嘔吐を伴うことがあります。当地の水道の残留塩素濃度は測定できず、飲用には適していません。生野菜、未加熱食品に関しても、その衛生状況は良好なものとは言い難く、外食の際は細心の注意が必要です。下痢に関しても「食生活の注意と工夫」により大部分が予防可能です。発熱を有する下痢、血便を伴う下痢、5%以上の体重減少をきたす下痢、乳幼児の下痢の場合は、早急な治療が必要になりますので適切な医療機関を受診してください。原因を特定せずに安易に下痢止めを服用することはおすすめできません。また、脱水を避けるために、十分な水分摂取を心がけてください。
コレラ
例年、当国東部地域を中心に年間約4,000~20,000人の患者が発生しています。2011年6月には、首都キンシャサにおいても流行が確認されています。米のとぎ汁のような水溶性下痢が続くことが特徴です。コレラは、排泄物や汚染された水などを介して経口感染しますので,流行地域では、生水、生野菜の摂取を避け、手洗いを励行してください。
麻疹(はしか)
毎年全国土で散発的に流行しています。ワクチンキャンペーンで流行の拡大防止を図っているところですが、今後も地域によっては流行が予想されます。予防接種が有効ですので、日本出国前に最寄りの医療機関や保健所にご相談ください。
ポリオ(急性灰白髄炎)
全国土において毎年散発的に流行が確認されています。ポリオは感染者の排泄物や汚染された水などを介して経口感染します。感染率は低いのですが、感染すると風邪のような症状の後に足や呼吸器に麻痺が生じ、窒息などを起こすことがあります。大部分の日本人は幼少時にワクチン接種を2回施行されていますが、日本出国前にワクチン接種歴を確認し、未接種の場合は追加接種を行うようにしてください。
結核
衛生環境が劣悪で検診制度のない当国では、結核はいまだ大きな問題です。医療を受けていない国民も多く、未治療の排菌者(感染力を有する結核菌を排出している患者)も数多くいると推定されます。結核は、結核菌を含む飛沫核の吸入による空気感染ですので、人口密集地や閉鎖空間での長期滞在に際しては、十分な注意が必要です。
HIV、AIDS
HIV感染者は、全国で100万人以上と推定されていますが、その内治療を受けているのは約13%に相当する4万4千人に過ぎないとされています。未治療患者の増加は、今後感染が更に拡大することを意味しています。他の性行為感染症と同じく、十分な配慮をお願いします。
エボラ出血熱
1976年に初めて当国(当時ザイール)において発見されたエボラウイルスによる極めて致死率の高い出血熱です。感染の経路、メカニズムには、まだ不明の部分も多く、有効な治療方法はありません。2014年の発生は西アフリカの発生とは別のもので、8月に赤道州ボエンデ地域で患者が確認され、66人の感染患者のうち49人が死亡したと推定されます。以前にも当国では、数年おき(1977年、1995年、2007年、2008年、2012年)に散発的に東部地区を中心に流行が認められます。
トラベルアドバイス
・食べ物は加熱処理したものを取るようにしてください。生野菜には十分注意されるとともに、生肉や生卵は避けるようにしてください。
・生水は飲まず、ミネラルウォーターを飲むようにしてください。外食時には、未開封のミネラルウォーターであることを確認するとともに、飲み物を注文する際には、「氷なし」を注文してください。
・移送費用もカバーできるような海外旅行傷害保険に必ず加入するようにしてください。
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コンゴ民主共和国
自然災害情報
現状
地震
コンゴ民主共和国は活断層地帯に位置しています。
火山
火山噴火は、国のいくつかの地域で一般的です。ゴマの端に位置するニアラゴンゴ山は過去に何度も噴火し、噴火の兆しを見せています。警告レベルが「黄色」のままであり、危険性がないことを意味しますが、高い注意を払い、地方自治体の助言に従ってください。
トラベルアドバイス
・地震が発生する可能性がありますので注意してください。
・国のいくつかの地域では、火山が噴火していますので現地情報の確認はしっかりしましょう。
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トラベルアドバイス
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テロについて
(1)テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
(2)テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
(3)もし爆発音が聞こえたらすぐにその場に伏せ、できれば爆発現場の反対方向に頭を向けて、鞄等で頭部を保護してください。
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犯罪・誘拐について
(1)夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
(2)不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
(3)万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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病気・感染症について
(1)食べ物は加熱処理したものを取るようにしてください。生野菜には十分注意されるとともに、生肉や生卵は避けるようにしてください。
(2)生水は飲まず、ミネラルウォーターを飲むようにしてください。外食時には、未開封のミネラルウォーターであることを確認するとともに、飲み物を注文する際には、「氷なし」を注文してください。
(3)移送費用もカバーできるような海外旅行傷害保険に必ず加入するようにしてください。
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自然災害について
(1)地震が発生する可能性がありますので注意してください。
(2)国のいくつかの地域では、火山が噴火していますので現地情報の確認はしっかりしましょう。
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緊急連絡先
在コンゴ民主共和国日本国大使館
電話:(243)-81-555-4731
住所:372, Avenue Colonel Mondjiba, Concession Immotex, Ngaliema, Kinshasa, Republique Democratique du Congo
警察:112
中部アフリカの国・地域