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Uganda ウガンダ |
総合危険度:1.0
(総合危険ポイント:1262.0)
いくつかの項目に注意して 渡航・滞在してください。
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誘拐
危険度:1.1
(危険ポイント:8.0)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
ウガンダにおける誘拐事件の傾向は被害者が成人か未成年者か、男性か女性かによって大きく異なります。
まず、被害者が未成年者である場合、神への供物や悪魔払いの進物として利用するための誘拐であることが多く、新生児が病院から連れ去られる事件も2014年中236件発生しています。また、被害者が少女の場合は強姦目的である場合が多くみられます。いずれのケースも地方で発生する傾向が高いです。
次に、被害者が成人男性である場合、金銭目的であることが多く、比較的高齢者であるケースが多く見られます。被害者が成人女性である場合、強姦目的及び人身売買目的であることが多く、被害者は比較的若年者が多いです。いずれのケースも都市部での犯行が目立ち、外国人や日本人が巻き込まれる危険性があります。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
0.2 |
ウガンダ |
0.6 |
(最新データ)
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傷害・暴行
危険度:1.0
(危険ポイント:515.0)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
ウガンダでは夜間の住居侵入において住人に暴行を加え物品を窃取する事件をはじめ、ひったくりや強盗などの犯罪被害に多くの人たちが巻き込まれていますので、十分注意する必要があります。
・外壁が2m以上あり、ガードマンが常駐しているといった警備体制の高いホテルや住居に宿泊しましょう。
・夜間の外出は極力避けること。必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅しましょう。
・人が銃器やナイフを持っている可能性がありますので、強盗被害にあった際には抵抗しないでください。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
21.0 |
ウガンダ |
38.4 |
(最新データ)
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窃盗
危険度:0.5
(危険ポイント:97.6)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
ウガンダでは、スリ、ひったくり、銀行や両替所から出てきたところを襲われる等の事件が多発しているため、これら軽犯罪について十分注意する必要があります。また、夜間は徒歩での外出を控え、車両を使用して移動するようにしてください。ただし、バイクタクシーや乗合タクシーでの移動は事故や強盗被害に遭う可能性が高く大変危険ですので利用しないでください。なお、多額の現金所持や高級装飾品(腕時計など)を身に着けることは避けるとともに、人通りの少ない裏通りや暗い場所などを通行しないようにしてください。
・マタツに乗車中はスリに気を付け、荷物は胸で抱えるようにして持ってください。
・場所取りのためにバックを置いたりするのは止めましょう。
・有名な観光地では特に警戒しましょう。
・多額の現金やパスポートなどの貴重品は持ち運ばないでください。
・警官から現金を不当に要求されたら、支払いを拒み、大使館に連絡しましょう。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
356.2 |
ウガンダ |
45.1 |
(最新データ)
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強盗・強奪
危険度:0.7
(危険ポイント:173.5)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
首都カンパラ等の市街地では渋滞中や停車中の車から物を盗む事件やバイクから歩行者のバッグ等を奪い取る事件が多発しています。ウガンダではこれまで邦人が殺人等の凶悪犯罪に巻き込まれたということは報告されていませんが、夜間の住居侵入において住人に暴行を加え物品を窃取する事件をはじめ、ひったくりや強盗などの犯罪被害に多くの人たちが巻き込まれていますので、十分注意する必要があります。
夜間、カンパラ市と地方都市を結ぶ幹線道路において武装集団による強盗事件が多発しています。その手口は、道路上に障害物を置き、バスや乗り合いタクシー等が停止又は減速したところを襲撃し、銃器で脅し金品を強奪するものです。このため、カンパラ市から地方都市への夜間の移動は、真にやむを得ない事情がない限り控えてください。
・大型スーパーマーケットやショッピング・モールの駐車場あるいは高速道路付近のガソリンスタンドでのパンク強盗も発生しており、短時間でも車を離れる際には施錠しましょう。
・外壁が2m以上あり、ガードマンが常駐しているといった警備体制の高いホテルや住居に宿泊しましょう。
・夜間の外出は極力避けること。必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅しましょう。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・ホテル客室扉を開閉した際には、必ずロックされたことを確認し、チェーン錠が備わっている場合には必ず使用する。室内にセーフティボックスが備わっている場合、貴重 品はセーフティボックス内に収納しましょう。(ホテルの部屋に侵入されるケースがあります。)
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
2.4 |
ウガンダ |
9.6 |
(最新データ)
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強姦・強制猥褻
危険度:1.4
(危険ポイント:161.7)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
夜間は強盗、強姦などの重犯罪が頻発しています。エンテベ国際空港において、出迎え者と偽って旅行者を車に連れ込み、強盗・強姦等の凶悪犯罪に及ぶ事件が発生しています。あらかじめ出迎え者の氏名や容姿の特徴を把握しておくなど注意が必要です。
・夜間の女性の一人歩きは極力避け、タクシー等を利用しましょう。
・夜間の公衆トイレ・公園・人通りの少ない場所、街灯がない暗い道路を避けて歩いてください。
・見知らぬ者からの誘い(食事、観光案内等)には安易に乗らないでください。
・知り合って間がないなど、素性のよくわからない者の家に安易に行ってはいけません。またアパートのオーナー等であっても安易に自分の部屋に入れないでください。
・バー等で見知らぬ者から勧められる飲物には、特に注意しましょう。
・旅行やドライブは複数で計画的に行動するよう心掛けてください。
・身体の露出が多い服装での外出は控えましょう。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
6.8 |
ウガンダ |
36.2 |
(最新データ)
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テロ
危険度:1.2
(危険ポイント:0.5)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
ウガンダでは、2010年に首都カンパラで発生した爆発事件以降テロの発生は確認されていません。ソマリアを拠点とするイスラム過激派組織アル・シャバーブは、AU(アフリカ連合)平和維持活動のためのウガンダ軍のソマリア派兵に反発しており、ウガンダに対する報復声明を再三発出しているため、その動向は特に注視する必要があります。国内でこれまでに活動が確認されている反政府武装組織としては、LRA(Lord's Resistance Army:神の抵抗軍)とADF(Allied Democratic Force:民主同盟軍)があります。
(最新データ)
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殺人
危険度:2.0
(危険ポイント:181.1)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
・夜間の外出は極力避けること。必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅しましょう。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・外出時は荷物を宿泊場所に預け、できるだけ荷物を持たず両手が使えるようにしてください。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
0.3 |
ウガンダ |
11.8 |
(最新データ)
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政情不安
危険度:1.2
(危険ポイント:90.1)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
アル・シャバーブ
アル・シャバーブは、ウガンダをはじめとするソマリア派兵国に対し報復テロを宣言しています。ウガンダでは2010年7月、首都カンパラ市内で爆発テロを実行し、74人が死亡、84人が負傷しました。2014年9月8日には、米国に加え、ウガンダに対する報復声明を発出し、首都カンパラへの攻撃を宣言しています。他方、声明を受けて同月13日,ウガンダ警察は米国と協力して共同掃討作戦を行い、25名のテロ容疑者を逮捕するなどしました。
LRA
キリスト教系反政府武装組織であるLRAは、2008年12月、ウガンダ軍による共同掃討作戦により組織規模が縮小し、その活動拠点をウガンダからコンゴ民主共和国、南スーダン、中央アフリカ共和国へと移しました。また、AUは、2011年11月にLRAをテロ組織と認定し、ウガンダ国内における監視体制を強化しました。近年では、LRAがウガンダ国内で活動しているとの情報はありませんが、現在も上記3か国で活動しており、兵士数は200~300名と推定されています。
ADF
ADFは、イスラム系反政府武装組織であり、ウガンダ西部を活動の基盤としていました。2000年を最後にウガンダ国内において目立った活動は確認されず、現在、ADFはコンゴ民主共和国で活動しており、兵士数は不明ですが年々規模が縮小していると見られています。また、2015年4月30日にADFのリーダーであったジャミール・ムクルが隣国タンザニアで逮捕され、組織が更に弱体化するとの見方もあります。
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自然災害
危険度:1.5
(危険ポイント:5781.9)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
地震
ウガンダは活断層地帯に位置しています。
洪水、地滑り
雨期の間は洪水、地滑りが発生しやすくなります。
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2007〜2016年 被災者数(人) |
日本 |
1,449,493 |
ウガンダ |
2,883,005 |
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交通機関事故
危険度:1.1
(危険ポイント:4531.2)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
全体として整備不良車両が多く、運転も無謀な運転手が多いです。また任意保険に加入している車両は少ないです。マタツ(乗合タクシー) やボダボダ(バイクタクシー)は手軽な乗り物ですが、事故が多発しています。またボダボダは交通量の多い都市部では交通事故の発生率が極めて高く危険なため安全上の観点から極力利用しないことをお勧めします。ウガンダの道路は全般的に状態が悪く、舗装路でも陥没箇所が多数ありますので十分注意する必要があります。
雨天の際は各所で道路が冠水し、深みにはまった車両等で渋滞することがあります。冠水している道路を走行する場合、極力前方車両の後 をついて行くようなハンドル操作を心がけてください。
主要幹線道路の大半は片側一車線程度と道幅が狭いにもかかわらず,、大型車両が無謀なスピードで往来し、追い越しや割り込みも頻繁です。 特に夜間においては無謀な運転をする車両が多く大変危険で、重大事故が多発しています。自分が安全運転を心掛けていても、他の車両による無謀な運転や飲酒運転により事故に巻き込まれる可能性がありますので注意が必要です。車両で遠方へ行く場合は、故障等を想定して可能でれば複数の車両で移動することをお勧めします。
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人口10万人あたり死亡者数(人) |
日本 |
3.8 |
ウガンダ |
7.4 |
(最新データ)
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ウガンダ
テロ情報
現状
ウガンダでは、2010年に首都カンパラで発生した爆発事件以降テロの発生は確認されていません。ソマリアを拠点とするイスラム過激派組織アル・シャバーブは、AU(アフリカ連合)平和維持活動のためのウガンダ軍のソマリア派兵に反発しており、ウガンダに対する報復声明を再三発出しているため、その動向は特に注視する必要があります。国内でこれまでに活動が確認されている反政府武装組織としては、LRA(Lord's Resistance Army:神の抵抗軍)とADF(Allied Democratic Force:民主同盟軍)があります。
各組織の活動状況
アル・シャバーブ
アル・シャバーブは、ウガンダをはじめとするソマリア派兵国に対し報復テロを宣言しています。ウガンダでは2010年7月、首都カンパラ市内で爆発テロを実行し、74人が死亡、84人が負傷しました。2014年9月8日には、米国に加え、ウガンダに対する報復声明を発出し、首都カンパラへの攻撃を宣言しています。他方、声明を受けて同月13日,ウガンダ警察は米国と協力して共同掃討作戦を行い、25名のテロ容疑者を逮捕するなどしました。
LRA
キリスト教系反政府武装組織であるLRAは、2008年12月、ウガンダ軍による共同掃討作戦により組織規模が縮小し、その活動拠点をウガンダからコンゴ民主共和国、南スーダン、中央アフリカ共和国へと移しました。また、AUは、2011年11月にLRAをテロ組織と認定し、ウガンダ国内における監視体制を強化しました。近年では、LRAがウガンダ国内で活動しているとの情報はありませんが、現在も上記3か国で活動しており、兵士数は200~300名と推定されています。
ADF
ADFは、イスラム系反政府武装組織であり、ウガンダ西部を活動の基盤としていました。2000年を最後にウガンダ国内において目立った活動は確認されず、現在、ADFはコンゴ民主共和国で活動しており、兵士数は不明ですが年々規模が縮小していると見られています。また、2015年4月30日にADFのリーダーであったジャミール・ムクルが隣国タンザニアで逮捕され、組織が更に弱体化するとの見方もあります。
トラベルアドバイス
・テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
・テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
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ウガンダ
犯罪・誘拐情報
現状
ウガンダでは、スリ、ひったくり、銀行や両替所から出てきたところを襲われる等の事件が多発しているため、これら軽犯罪について十分注意する必要があります。また、夜間は徒歩での外出を控え、車両を使用して移動するようにしてください。ただし、バイクタクシーや乗合タクシーでの移動は事故や強盗被害に遭う可能性が高く大変危険ですので利用しないでください。なお、多額の現金所持や高級装飾品(腕時計など)を身に着けることは避けるとともに、人通りの少ない裏通りや暗い場所などを通行しないようにしてください。
カンパラ市内では渋滞で停車中の車両や踏切、道の凹凸(バンプ)などで減速した車両のドアを開け、車内の物を強奪する事件が頻繁に発生しています。このため、車両で移動する際は必ずドアをロックし、窓を閉めるなどの対策を励行してください。また、渋滞で停車している車に子供たちが近づき、短時間でライト類やサイドミラー等の部品を取り外し持ち去る事件も多発していますので、十分気をつけてください。夜間、カンパラ市と地方都市を結ぶ幹線道路において武装集団による強盗事件が多発しています。その手口は、道路上に障害物を置き、バスや乗り合いタクシー等が停止又は減速したところを襲撃し、銃器で脅し金品を強奪するものです。このため、カンパラ市から地方都市への夜間の移動は、真にやむを得ない事情がない限り控えてください。
エンテベ国際空港において、出迎え者と偽って旅行者を車に連れ込み、強盗・強姦等の凶悪犯罪に及ぶ事件が発生しています。あらかじめ出迎え者の氏名や容姿の特徴を把握しておくなど注意が必要です。
トラベルアドバイス
・夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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ウガンダ
病気・感染症情報
衛生・医療事情
医療環境は不良です。カンパラ市内には近代的な検査機器を備えた私立総合病院がいくつかありますが、慢性的な医師不足に加え、医師の診断能力も高くなく、正しい診断と治療が行われないことも多々あります。看護師など医療従事者に衛生観念が欠如している上、輸血用血液の安全性も確保されておらず、安心して医療を受けられる状況にはありません。医療機関を受診する際、基本的に予約は要りませんが、眼科や耳鼻科など専門医の診察を希望する場合は事前予約が必要です。カンパラ市内にある大半の病院は24時間体制で診療を行っており、薬は病院内の薬局で購入することができます。薬局は市中至る所にありますが、偽薬が多数出回っているため、病院内で購入する方が安全です。当地で購入できる薬は種類が限られるため、常用薬と常備薬は日本から持参するようにして下さい。治療費の支払いは、現地通貨による現金払いが一般的です。一部の私立病院ではクレジットカードによる支払いが可能ですが、海外旅行傷害保険のキャッシュレスサービスは基本的に利用できません。入院が必要な場合は事前に保証金を求められることが多いようです。
ウガンダ国内での治療が難しい場合はケニア、南アフリカあるいはヨーロッパへの移送を検討することになりますが、この場合は1000万円以上の費用が必要になることもあります。海外旅行傷害保険に加入する際は十分な補償を確保して下さい。救急車を利用したい場合は、受診したい病院あるいは民間の救急搬送サービスに直接連絡し、車両の派遣を要請します。
衛生状態はあまりよくありません。飲食物が原因のウイルス性肝炎や食中毒が日常的に発生しています。水道水の汚染もひどく、飲用にはミネラルウォーターか浄水器を使用した水を一度沸騰させてから使用して下さい。
警戒すべき病気・感染症
食中毒
細菌やウイルスに汚染された飲食物を口にすることが原因になります。主な症状は嘔吐、下痢、腹痛で、ときに発熱を伴います。潜伏期間は病原体によりまちまちです。人から人へ直接うつる事はありませんが、吐物や排泄物を介して感染することがあります。これらの病原体は加熱することによって死滅するため、外食時には生水や氷は避け、しっかり加熱した料理を冷めないうちに食べるようにして下さい。
マラリア
カンパラ周辺でも日常的に発生しています。マラリアはマラリア原虫を有するハマダラカ(蚊)に刺されることで発症しますが、予防接種はなく、蚊に刺されないようにすることが基本的な予防策になります。ハマダラカは夕方から明け方にかけて吸血行動をとるので、夜間は不必要な外出を控え、外出するときは長袖・長ズボンを着用し、併せて虫除けスプレーを使用するようにして下さい。日没後は窓を閉めるか網戸にし、蚊取り線香や蚊帳を使用して下さい。ウガンダで発生しているマラリアの大半は、症状の重い熱帯熱マラリア(別名:悪性マラリア)です。その潜伏期間は7~30日で、突然の発熱で発症します。悪寒が強く、頭痛や脱力感、下痢を伴うこともあります。治療が遅れると命に関わるため、高熱が出たら、迷うことなくすぐに最寄りの病院で検査を受けて下さい。なお、予防策として薬物を服用する手段もあります。メフロキンなどのマラリア治療薬を予防的に内服することで発症を防ぐことができます。但し、100%予防できるという保証はなく、また薬剤による副作用の危険もあるため、必要性を十分検討した上で服用して下さい。
住血吸虫症
住血吸虫はごく小さな糸ミミズのような形態をしており、ウガンダのほとんどの湖沼や河川に生息していると言われています。人への感染経路ですが、これらの水に手足を浸けることで皮膚から体内に虫体が侵入します。当地ではナイル川でのラフティングやビクトリア湖での遊泳が主な感染原因になっています。感染後の急性期症状は皮膚炎や発熱、下痢、倦怠感、血尿等で、放置すると肝硬変や膀胱癌の原因になることもあります。
ウイルス性肝炎
A型、B型、C型、E型肝炎ウイルスが蔓延しています。A型とE型は経口感染、B型とC型は血液や体液を介して感染します。A型とB型には予防接種があります。
スナノミ症
スナノミ(蚤)は成虫が1mm程度の大きさで、乾いた砂地に生息しています。その上を裸足で歩くことで足(親指、かかと、爪下部)の皮膚に寄生し、皮内に侵入して炎症を引き起こします。砂地を歩く際には靴を履くようにし、砂の上に寝転がったり、手をつけたりしないよう注意して下さい。
蝿蛆症(ようそしょう)
蝿蛆症とは、洗濯物を屋外に干した際に蝿(ハエ)がその上に卵を産みつけ、卵が孵化して蛆(ウジ)になり、その衣類を身につけることでウジが皮膚から浸入して生じる皮膚炎のことです。洗濯物は室内に干すようにし、屋外に干した際には必ずアイロンをかけて卵とウジを熱で殺すようにして下さい。
アフリカ睡眠症
トリパノソーマ(原虫)を有するツェツェバエ(蝿)に咬まれることで感染します。主な症状は発熱、頭痛、関節痛で、症状が進行すると睡眠周期が乱れて朦朧とした状態になり、やがて死に至ります。ツェツェバエはカンパラなど都市部を除いた地域の水辺を主な生息地としています。
エボラ出血熱、マールブルク出血熱、クリミア・コンゴ出血熱
いずれもウイルスを病原体とする出血性感染症です。空気感染はせず、血液や体液を介して人から人へ感染します。治療は対症療法のみで、予防接種もありません。死亡率が高い感染症ですので、これらの出血熱が発生した際には発生地域に近づかないよう十分注意して下さい
トラベルアドバイス
・なまもの、生水は避けてください。切り売りされた果物も各種感染症保菌者の手指から汚染されている可能性があります。
・水道水は飲料に適しません。ミネラルウォーターを飲んで下さい。
・医療費が高額になることもありますので海外旅行者保険への加入をお勧めします。
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ウガンダ
自然災害情報
現状
地震
ウガンダは活断層地帯に位置しています。
洪水、地滑り
雨期の間は洪水、地滑りが発生しやすくなります。
トラベルアドバイス
・洪水、地滑り、地震が発生する可能性がありますので注意してください。
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❗️危険要因(ウガンダ) ●一般犯罪 ・日中においては、スリ、ひったくり、車上荒らしなどの軽犯罪が横行し、夜間は強盗、強姦などの重犯罪が頻発しています。
●テロの脅威 ・ソマリアの武装勢力「アル・シャバーブ」(AS)は、ウガンダ軍がAU平和維持活動(AMISOM)部隊としてソマリアへ派兵されていることを理由に、ウガンダに対する報復テロの声明を発出しました。
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⚠️要注意エリア ⚠️1 北東部 【渡航するのは止めて下さい!】 ・家畜強奪のために武装集団が村を襲撃するなど、略奪行為が頻繁に発生しています。
⚠️2 西部 【渡航するのは止めて下さい!】 ・隣国コンゴ民主共和国東部の情勢悪化により反政府武装集団が侵入してくる恐れがあります。
⚠️3 北部 【渡航するのはお控え下さい!】 ・LRAの残党が未だ存在しているため、事件に巻き込まれる可能性も排除できません。
●ウガンダ全土 【要警戒!】 ・日中においては、スリ、ひったくり、車上荒らしなどの軽犯罪が横行し、夜間は強盗、強姦などの重犯罪が頻発しています。
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東アフリカの国・地域