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エチオピア Ethiopia |
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危険度3: |
危険度とは?
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危険性が高いエリアがあるため、 渡航・滞在するにあたり十分な注意と安全対策が必要です。 |
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❗️危険要因(エチオピア) ●一般犯罪 ・2010年からのインフレの影響でエチオピア国民(貧困層)の生活は苦しくなっており、その結果、一般犯罪が増加しています。
●テロの脅威 ・ソマリアとの国境地帯は、「アル・シャバーブ」の影響やその他の反政府武装勢力等によるテロや誘拐事件が発生する可能性が高いです。
●エリトリア情勢 ・国境地帯においてエチオピア軍とエリトリア軍の間で衝突が発生しました。今後も、いつ衝突が発生するか予測できない状態です。
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⚠️要注意エリア ⚠️1 エリトリア、ソマリアとの国境地帯 【渡航するのは止めてください!】 ・小規模な衝突が断続的に発生しているほか、数度の銃撃戦が発生し、市民にも死傷者が発生しています。
⚠️2 ガンベラ州、ソマリ州 【渡航するのは止めてください!】 ・武装集団による同様の襲撃事件が複数の村で発生しており、緊張状態が高まっています。
●エチオピア全土 【要警戒!】 ・各地で反政府抗議活動が行われており、常に周囲の状況、安全に注意し、デモや集会が行われている場合は速やかにその場を離れるようにしてください。
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エチオピア
テロ情報
現状
エチオピアにおいては、イスラム過激派組織「アル・シャバーブ」や反政府武装勢力等によるテロの可能性が否定できません。2013年10月、首都アディスアベバの民家において、アル・シャバーブによる爆弾テロが発生し、2人が死亡しました。その後も、アディスアベバにおいて、2015年3月、自爆テロを計画していたとされるアル・シャバーブの構成員とみられるソマリ人5人の逮捕や、同年12月、金曜礼拝中のモスクに手榴弾が投げ込まれ、24人が負傷する事件が発生しています。
エチオピアは、様々な紛争の火種を抱える地域であるアフリカの角地域の中心に位置し、また、国境紛争を抱えるエリトリア、アル・シャバーブの拠点であるソマリアと国境を接しており、周辺諸国の情勢の影響を受けやすいというリスクがあるため、周辺国の状況にも引き続き注意を要します。さらに周辺地域における戦争や干ばつに起因する難民を国境付近に多数受け入れており、貧困の深刻化や治安の悪化についても注意が必要です。
トラベルアドバイス
・国境付近においては、テロの危険性が常に存在しています。万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
・テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
・もし爆発音が聞こえたらすぐにその場に伏せ、できれば爆発現場の反対方向に頭を向けて、鞄等で頭部を保護してください。
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エチオピア
犯罪・誘拐情報
現状
首都アディスアベバ市内では、2010年以降インフレで物価が高騰し、生活環境が非常に厳しい状況にあります。その影響で、首都のみならず、国内各地の主要都市で治安は近年に比べ悪化しています。これは、主要都市近郊の農村から都市へ人口が流入し、仕事に就けない若い世代が犯罪を行っている傾向があるためで、被害者が過剰な暴行により死亡するケースも散見されます。首締め強盗犯やスリ等の軽犯罪者は警察に逮捕され刑務所へ送られますが、出所後に同様の犯罪を繰り返しているものと思われます。最近では外国人等の富裕層だけではなく、エチオピア人も同様の被害に遭っています。
市内の幹線道路沿い、集合タクシー(ミニバス)内、市場、不特定多数の人が集まる映画館、大規模なコンサートやバザー会場等の場所において、昼夜を問わず、外国人を狙った強盗、スリ、ひったくり等の犯罪が頻繁に発生し、財布、現金、携帯電話等の被害が発生しています。
警戒すべき犯罪
スリ・置き引き
アディスアベバ市内では、マルカート(市場)、ピアッサ等の繁華街、チャーチル通り、ボレ通り及びボレテレ通り等の主要道路やタクシー待合所、集合タクシー・バスの中でスリ、置き引きが発生しています。また地方都市でも同様にスリ、置き引きが発生しているので注意が必要です。犯罪集団が乗合タクシー(ミニバス)を運行している場合もあるので、乗合タクシーは極力利用しないでください。これらの犯罪集団は外国人が乗車した時にのみ犯行に及ぶため、現地人でもどの車両が犯罪集団の車両かは見分けがつきません。そのような車両に乗車して被害に遭った場合は身の安全のため、抵抗しないようにしてください。ミニバスに乗車中、「ドアを押さえておいてくれ」などと頼み、注意を引き、その間にかばんから財布を抜き取るなどの例もあります。また、置き引きは荷物から少しでも目を離したすきに発生しています。
ひったくり
複数人によるひったくりが発生しています。ひったくりは日時、場所を問わず発生しています。短い距離の移動でもタクシーを利用するなど、徒歩での移動は極力避け、やむを得ず徒歩で移動する際も所持品等は必要最低限のものにするなどの注意が必要です。夜間の徒歩での移動は非常に危険ですので絶対に行わないでください。
路上強盗(首締め強盗)
アディスアベバ市内のボレ国際空港から市内の中心部を結ぶ主要道路(ボレ通り,ボレテレ通り)において、二人組のエチオピア人が大通りから後をつけ、外国人が街灯の無い暗い路地に入ったところで、首絞め強盗や一人が後ろから外国人を羽交い締めにして、もう一人が暴行し金品を奪うなどの手口の犯罪が多発しています。被害者が気を失うまで過剰に暴行することから、被害者は重傷を負ったり、状況によっては死亡する場合があります。当国において、旅行者が市内中心部や大通りを徒歩にて移動することは、大変危険であることを認識する必要があります。アディスアベバ市内だけではなく、各都市のバス停や市場でも同様に犯罪は頻繁に発生しています。また、最近は、銃器を使用した強盗も発生していますので、強盗に遭った際は、身の安全を第一に考え、抵抗せずに犯人の指示に従ってください。
ホテルにおける盗難
ホテルの室内においても盗難被害が発生しています。ホテル関係者が清掃時に、衣類や化粧品のほか、パソコン等の貴重品を窃取するとものです。貴重品及びパスポートの管理には十分注意してください。また、滞在中は不用意にドアを開けないようにするとともに、チェーンロックをかけるようにしてください。
詐欺
片言の日本語(又は英語)を話しながら、低料金でエチオピア独特のコーヒーセレモニーやエチオピアダンスを見せる、安くておいしい現地料理の店を紹介するなどとの口実の下に民家や店等に案内し、食後に法外な金額を請求する詐欺が発生しています。最近は、法外な金額を請求されトラブルになったところに仲介役が現れ、相場より高い金額を旅行者に払わせトラブルを解決するものの、この仲介役が「もっといい店がある」と誘い、更に法外な金額を請求する組織的な犯行もみられます。詐欺を企むエチオピア人は、親しげに話しかけ、親切にガイド役や案内役を申し出ますので、十分に注意してください。
トラベルアドバイス
・アディスアベバを含む国内には、自衛の目的や家畜を守るためにライフル銃が出回っています。銃を使用した犯罪が発生するおそれがありますので、夜間の外出は避けるとともに、軽微なトラブルや、些細な口論も避けることが肝要です。
・夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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エチオピア
病気・感染症情報
衛生・医療事情
エチオピアには優秀な医師もいて医療サービスが整備されつつありますが、医師不足や設備不足がみられます。公立病院は、衛生環境も良好とはいえず、邦人の入院治療には適しません。私立病院は、比較的清潔ではありますが、輸血や手術においては、各種感染症の危険があると思われます。また,入手できる医薬品は限られています。
さらに、インフラ整備が不十分なため、感染性腸炎、消化管寄生虫症等が常に発生しています。生水、生野菜、生肉などを摂取すれば、下痢や嘔吐が起こるとお考え下さい。
警戒すべき病気・感染症
消化管寄生虫症
アメーバ赤痢とランブル鞭毛虫症(ジアルジア)は当地では珍しくない疾患です。原虫が、経口的に摂取されることによって感染します。数日~数ヶ月と感染性腸炎よりも長いことがあり、当地を離れてから、発症する場合もあります。下痢、腹部不快感などの消化器症状です。アメーバ赤痢では、イチゴゼリー様の粘血便など激しい症状がみられることもありますが、慢性に経過することもあります。下痢が続く場合は、医療機関を受診し検査を受けて下さい。
サナダ虫
幼虫が感染している生肉を食べることで腸管に感染します。虫は腸管の中で徐々に成長し数メートル以上の長さになることもありますが、症状はあまり強くなりません。便の中に「ユラユラ動く」体節が排出されたら、間違いなく感染しています。病院を受診し、駆虫してもらうことが必要です。帰国後の検診などで、感染を指摘されることもあります。
住血吸虫症
エチオピアの多くの湖沼や川は、淡水生息の貝に寄生する住血吸虫に汚染されています。水辺などで、汚染された水に接触することにより、貝から出てきた感染型幼虫が、ヒトの皮膚へ侵入し、感染します。住血吸虫の種類により、発熱、下痢、血尿などの症状が出ます。早期に治療する必要があります。流行地では、むやみに湖沼や川に手足を入れず、汚染された淡水との接触を避けましょう。
マラリア
アディスアベバは標高が高いため、マラリアに感染する危険性は少ないですが、標高2,000メートル以下では常に感染の危険があると考えましょう。雨季が終わる9~10月頃になると、蚊が多く発生し流行します。低地では年間を通して感染の可能性があります。常に気をつけて下さい。初期症状は、発熱、倦怠感、消化器症状です。熱帯熱マラリアでは、早期に治療開始しないと、脳症、肺水腫、急性腎不全、出血傾向、肝障害などの合併症により、死亡する場合があります。予防ワクチンはありません。長袖・長ズボン、虫除け・殺虫剤・蚊取り線香、蚊帳の使用、蚊が活動する夕方以降は出歩かない、などの防蚊対策が重要です。
HIV/AIDS
HIV感染率は2.1%、都市部では7.7%と報告されています。HIV/AIDSは、感染してから症状が現れるまで、数年から十数年かかります。当地の病院での医療行為で、HIV/AIDSに感染してしまう危険性もゼロではありません。できるだけ病院にかからないように、日頃から、健康や事故に注意する必要があります。
トラベルアドバイス
・なまもの、生水は避けてください。切り売りされた果物も各種感染症保菌者の手指から汚染されている可能性があります。
・水道水は飲料に適しません。ミネラルウォーターを飲んで下さい。
・医療費が高額になることもありますので海外旅行者保険への加入をお勧めします。
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エチオピア
自然災害情報
現状
干ばつ
エチオピアを含む東アフリカの多くの地域では現在、深刻な干ばつに悩まされています。
地震
エチオピアは活発な地震帯に位置しています。
トラベルアドバイス
・地震が発生する可能性がありますので十分注意してください。
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トラベルアドバイス
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テロについて
(1)国境付近においては、テロの危険性が常に存在しています。万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
(2)テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
(3)もし爆発音が聞こえたらすぐにその場に伏せ、できれば爆発現場の反対方向に頭を向けて、鞄等で頭部を保護してください。
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犯罪・誘拐について
(1)アディスアベバを含む国内には、自衛の目的や家畜を守るためにライフル銃が出回っています。銃を使用した犯罪が発生するおそれがありますので、夜間の外出は避けるとともに、軽微なトラブルや、些細な口論も避けることが肝要です。
(2)夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
(3)不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
(4)万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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病気・感染症について
(1)なまもの、生水は避けてください。切り売りされた果物も各種感染症保菌者の手指から汚染されている可能性があります。
(2)水道水は飲料に適しません。ミネラルウォーターを飲んで下さい。
(3)医療費が高額になることもありますので海外旅行者保険への加入をお勧めします。
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自然災害について
(1)地震が発生する可能性がありますので十分注意してください。
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緊急連絡先
在エチオピア日本国大使館
電話:(251)-11-551-1088
FAX:(251)-11-551-1350
住所:Kirkose Kifle Ketema K.19 House No.653,Addis Ababa,Ethiopia
消防:913
警察:911
救急車:912
東アフリカの国・地域