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ジブチ Djibouti |
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危険度3: |
危険度とは?
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危険性が高いエリアがあるため、 渡航・滞在するにあたり十分な注意と安全対策が必要です。 |
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❗️危険要因(ジブチ) ●テロの脅威 ・ソマリアを拠点とするイスラム過激派組織「アル・シャバーブ」の脅威が存在しており、引き続き予断を許さない状況です。
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⚠️要注意エリア ⚠️1 エリトリア国境地帯 【渡航するのはお控えください!】 ・ジブチ軍、エリトリア軍との間で、交戦が再燃するおそれがあります。
⚠️2 オボック州、タジュラ州 【渡航するのはお控えください!】 ・ジブチ軍がアファール族系反政府武装勢力に対する砲撃を行うなどの交戦が散発的に発生しています。
●ジブチ全土 【要警戒!】 ・ソマリアを拠点とするイスラム過激派組織「アル・シャバーブ」の脅威が存在しており、引き続き予断を許さない状況です。
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ジブチ
テロ情報
現状
ジブチにおいて近年テロ事件の発生はみられませんでしたが、2014年5月、ジブチ市内のレストランにおいて、ソマリアのイスラム過激派組織であるアル・シャバーブによる自爆テロ事件が発生し、1人が死亡、約20人が負傷しました。アル・シャバーブは犯行声明の中で、ソマリアに展開しているアフリカ連合平和維持部隊(AMISOM)に派兵しているジブチを標的にしたとしています。この自爆テロ事件以降、政府はジブチ市内を中心とし、主要幹線道路における夜間の検問や欧米人の多く集まるホテル等での車両検査等を行うとともに2015年11月に警備強化のための政令を発出するなど、対テロ治安対策を強化してきていますが、今後もアル・シャバーブによるテロの可能性に十分な注意が必要です。
トラベルアドバイス
・テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
・テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
・ソマリアを拠点とするイスラム過激派組織「アル・シャバーブ」の脅威が存在しており、引き続き予断を許さない状況です。もし爆発音が聞こえたらすぐにその場に伏せ、できれば爆発現場の反対方向に頭を向けて、鞄等で頭部を保護してください。
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ジブチ
犯罪・誘拐情報
現状
一般治安情勢としては、殺人や誘拐といった凶悪犯罪は比較的少ないものの、窃盗・スリの類は発生しています。また、高い失業率(約60%)やソマリア、エチオピア、イエメン等隣国からの難民・移民の流入等、治安の悪化要因が多く存在することから注意が必要です。
地方では治安当局の存在も少ないため、渡航・滞在を予定している方は、現地の最新の情報の入手に努め、常に周囲に警戒を払って行動するなど十分注意してください。
ソマリア沖・アデン湾における海賊対処活動により、現在海賊の発生件数は減少していますが、ジブチ周辺海域(バブ・エル・マンデブ海峡や紅海沿岸)においては海賊が出没する可能性もあるため、引き続き注意が必要です。
トラベルアドバイス
・夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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ジブチ
病気・感染症情報
衛生・医療事情
国公立病院は、職員不足、技量の低下、医療機器の故障や老朽化、医薬品払底等により、健全な病院機能を果たしているとはいえません。かろうじて私立クリニックがある程度の疾病、外傷に対応しておりますが、全幅の信頼をおけるまでには至らず、特に輸血を含めた観血的治療は避けるべきで、そのような症例は可能な限り先進国に移送することをお勧めします。私立クリニック受診に際しては、受付時に医療費支払い保証を求められ、確認が取れないと医療行為を受けられない可能性もありますので、多目の現金を持参して下さい。医療費自体は日本と比較して高額ということはありませんが、保証金や医療費全額支払い等にて窓口支払額が多くなります。疾病によっては先進国へ移送しての治療が望ましいことを踏まえ、高額保障の海外旅行傷害保険等に加入されることをお勧めします。
衛生事情は不良で、公衆衛生知識の浸透、啓蒙も不十分なため、家庭、食料品販売店、レストラン等の食品及び衛生管理も不十分です。市民はゴミをポイ捨てするため、市中の街路、路肩、空き地にはゴミが散らばり極めて不衛生です。また放し飼いされた山羊、羊や荷物運搬用の驢馬等の糞尿が道路脇に散乱している光景もいたるところに認められます。水道水は雑菌、鉄錆、微細ゴミ及び多量の塩分混入を認めるため、飲用には適しません。邦人家庭では、浄水フィルターを通した水を台所での洗浄用として使用している家もありますが、飲用、調理用としては市販のミネラルウオーターを使用することをお勧めします。この際必ずキャップが未開封で漏れがないことを確認して下さい。
警戒すべき病気・感染症
感染性胃腸炎
下痢を主症状とし、嘔気、嘔吐、発熱、腹痛等の症状を呈する感染性疾患です。その原因微生物は細菌、ウイルス、原虫を含む寄生虫と多岐にわたりますが、食品衛生に関する知識、食料品を販売する販売員の清潔概念、食料品店の商品管理・衛生管理などの問題も多く、家庭での調理には細心の注意が必要です。時に出血性胃腸炎の病態を呈し重篤化する症例もあります。外食の際には、十分に加熱された食品を食すること、飲料水はミネラルウオーターを飲み、氷は避けるなどの一般的注意を怠らないようにしてください。家庭での調理の際にも葉物野菜を中心に十分に洗浄し、虫体や虫卵の付着がないか確認を怠らないようにして下さい。調理前、調理済みにかかわらず食品を保存する場合の温度管理にも注意が必要です。
急性呼吸器疾患
いわゆる「風邪、上気道炎」に代表される疾患ですが、病原性微生物感染症の他に、車の排気ガス、砂塵等の影響もあり、急性気管支炎を呈する患者が少なくありません。成人では急性症状軽快後の遷延性咳嗽も認めます。原因微生物は特定されない症例がほとんどですが、臨床的にはニューキノロン系抗生物質が奏効することが多い印象です。手洗い、うがい、咳エチケット遵守等の標準予防策励行が予防の基本となります。
マラリア
蚊が媒介する感染性疾患です。原因微生物は寄生虫に属するマラリア原虫で、それを媒介するのは夜間活動性のハマダラカです。蚊に刺されて7~21日の潜伏期後、突然の高熱で発症します。4種類のマラリア亜系それぞれで発熱周期が異なることも特徴です。その他の症状は悪寒、戦慄、頭痛、全身倦怠感等です。ジブチ共和国のマラリアは、年間を通じて感染する危険性があり、ほぼ全例が熱帯熱マラリアで、迅速な治療が必要とされるタイプですので、蚊に刺された後の発熱には、十分注意する必要があります。ワクチンは存在しないため、皮膚の露出を避ける、虫よけスプレー、蚊帳、蚊取り線香、防虫剤の使用、網戸設置等の防蚊対策が基本です。
デング熱
マラリア同様に蚊が媒介する感染性疾患です。原因微生物はデングウイルスで、これを媒介する蚊は、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ等です。蚊に刺されて2~7日の潜伏期後、高熱で発症し、二峰性発熱、筋肉痛、関節痛、皮疹等の症状を呈し、およそ発症後1週間程度で回復に向かい通常は後遺症なく回復しますが、一部の患者で皮膚粘膜からの出血、肝腫脹、血圧低下等を伴う重篤なデング出血熱となります。デング熱に対する特異的治療薬は存在しないため、対症療法にて治療します。またワクチンも存在しないため、マラリア対策と同様に、皮膚の露出を避ける、虫よけスプレー、蚊帳、蚊取り線香、防虫剤の使用、網戸設置等の防蚊対策が基本です。
トラベルアドバイス
・なまもの、生水は避けてください。切り売りされた果物も各種感染症保菌者の手指から汚染されている可能性があります。
・水道水は飲料に適しません。ミネラルウォーターを飲んで下さい。
・医療費が高額になることもありますので海外旅行者保険への加入をお勧めします。
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ジブチ
自然災害情報
現状
干ばつ
ジブチを含む東アフリカの多くの地域では現在、深刻な干ばつに悩まされています。
トラベルアドバイス
・気象情報に十分注意してください。
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トラベルアドバイス
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テロについて
(1)テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
(2)テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
(3)ソマリアを拠点とするイスラム過激派組織「アル・シャバーブ」の脅威が存在しており、引き続き予断を許さない状況です。もし爆発音が聞こえたらすぐにその場に伏せ、できれば爆発現場の反対方向に頭を向けて、鞄等で頭部を保護してください。
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犯罪・誘拐について
(1)・夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
(2)不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
(3)万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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病気・感染症について
(1)なまもの、生水は避けてください。切り売りされた果物も各種感染症保菌者の手指から汚染されている可能性があります。
(2)水道水は飲料に適しません。ミネラルウォーターを飲んで下さい。
(3)医療費が高額になることもありますので海外旅行者保険への加入をお勧めします。
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自然災害について
(1)気象情報に十分注意してください。
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緊急連絡先
在ジブチ日本国大使館
電話:(253)-21-35-49-81
FAX:(253)-21-35-71-35
住所:Rue de l'IMAM Hassan Abdallah Mohamed, Djibouti, Republique de Djibouti
消防:18
警察:17
救急車:18
東アフリカの国・地域