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Trinidad and Tobago トリニダード・トバゴ |
総合危険度:1.1
(総合危険ポイント:1489.9)
事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
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誘拐
危険度:1.0
(危険ポイント:2.8)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
トリニダード・トバゴでは、近年、誘拐事件が毎年100件前後発生しており、人口が約134万人の島国としては極めて高い発生率となっていますが、そのほとんどは地元犯罪グループの麻薬犯罪に関係する事件と見られています。それ以外にも、富裕層やビジネスマン及びその家族等を標的とした地元犯罪グループによる身代金目的の誘拐事件がまれに発生しています。また、在留中国人ビジネスマンが商売の利権絡みで誘拐される事件も発生しています。その他、強盗の一種として、被害者を一時的に拘束し、ATM(現金自動預払機)等で現金を引き出させた上で解放する「短時間誘拐」も発生しています。
・夜間の外出は極力避け、必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅してください。
・日常の行動をパターン化しない。出勤ルート・時間等は変化を持たせましょう。
・日頃から、周辺の様子について、普段と違うかどうか注意する習慣をつけましょう。(監視・尾行等に敏感に気付くことが重要)
・個人情報の管理を徹底しましょう。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
0.2 |
トリニダード・トバゴ |
0.2 |
(最新データ)
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傷害・暴行
危険度:1.0
(危険ポイント:494.4)
危険性がある項目のため、危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
・外壁が2m以上あり、ガードマンが常駐しているといった警備体制の高いホテルや住居に宿泊しましょう。
・夜間の外出は極力避けること。必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅しましょう。
・人が銃器やナイフを持っている可能性がありますので、強盗被害にあった際には抵抗しないでください。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
21.0 |
トリニダード・トバゴ |
41.2 |
(最新データ)
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窃盗
危険度:0.7
(危険ポイント:392.4)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
昼夜を問わず、海水浴場、路上、公園、一般住宅、酒場、スーパー、ショッピングモール、ガソリンスタンド、乗合タクシー内等とさまざまな場所で、けん銃、もしくはカットラス(なた)等で武装したグループが犯行に及んでいます。トリニダード・トバゴにおいて外国人が被害に遭うケースの多くは、こうした強盗や窃盗によるものです。特に2009年以降は、強盗、窃盗の発生件数が大幅に増加し、一時は、首都中心部だけでなく、周辺の住宅街や近郊の商店・オフィス街でも白昼の武装強盗団が横行し、大きな問題となりました。最近では、全体でみれば強盗等の発生はいくらか抑止されている一方、従来は平穏であった地域において逆に増加・多発しています。
・場所取りのためにバックを置いたりするのは止めましょう。
・有名な観光地では特に警戒しましょう。
・多額の現金やパスポートなどの貴重品は持ち運ばないでください。
・警官から現金を不当に要求されたら、支払いを拒み、大使館に連絡しましょう。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
356.2 |
トリニダード・トバゴ |
174.5 |
(最新データ)
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強盗・強奪
危険度:1.8
(危険ポイント:2700.4)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
ホテルの部屋を自分の家のように考えることは危険です。ホテルに着いて安心する隙をねらい、ロビーでの置き引き被害やエレベーターや部屋で強盗の被害に遭うこともあります。特に格安のホテルでは、セキュリティも不十分なため、同宿者による犯罪も多く発生しています。また、高級とされるホテルでも、従業員を装って犯行に及ぶ場合もあります。部屋に居るときは、必ず防犯チェーンを掛け、ノックされても不用意にドアを開けず、まず相手を確認するといった基本的な防犯対策を心がけましょう。
・大型スーパーマーケットやショッピング・モールの駐車場あるいは高速道路付近のガソリンスタンドでのパンク強盗も発生しており、短時間でも車を離れる際には施錠しましょう。
・外壁が2m以上あり、ガードマンが常駐しているといった警備体制の高いホテルや住居に宿泊しましょう。
・夜間の外出は極力避けること。必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅しましょう。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・ホテル客室扉を開閉した際には、必ずロックされたことを確認し、チェーン錠が備わっている場合には必ず使用する。室内にセーフティボックスが備わっている場合、貴重 品はセーフティボックス内に収納しましょう。(ホテルの部屋に侵入されるケースがあります。)
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
2.4 |
トリニダード・トバゴ |
197.3 |
(最新データ)
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強姦・強制猥褻
危険度:2.2
(危険ポイント:308.4)
危険性が高い項目であるため、渡航・滞在するにあたり 十分な注意と安全対策が必要です。
首都ポート・オブ・スペイン市内中心部のサバンナ公園などで強姦事件が発生しており、時には殺人に至るケースも報告されています。夜間の女性の一人歩きは絶対に避けてください。夜間に車で移動する際は、目的地の至近に駐車し、乗降は周囲に注意しながら素早く行ってください。また、昼間でもダウンタウン等の人通りの少ない道には立ち入らないようにしてください。
・夜間の女性の一人歩きは極力避け、タクシー等を利用しましょう。
・夜間の公衆トイレ・公園・人通りの少ない場所、街灯がない暗い道路を避けて歩いてください。
・見知らぬ者からの誘い(食事、観光案内等)には安易に乗らないでください。
・知り合って間がないなど、素性のよくわからない者の家に安易に行ってはいけません。またアパートのオーナー等であっても安易に自分の部屋に入れないでください。
・バー等で見知らぬ者から勧められる飲物には、特に注意しましょう。
・旅行やドライブは複数で計画的に行動するよう心掛けてください。
・身体の露出が多い服装での外出は控えましょう。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
6.8 |
トリニダード・トバゴ |
67.1 |
(最新データ)
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テロ
危険度:1.2
(危険ポイント:0.0)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
トリニダード・トバゴでは、2005年、首都ポートオブスペインにおいて5回の連続爆発事件が発生しましたが、それ以降テロ事件の発生はありません。
トリニダード・トバゴには、1990年7月武装蜂起し、国会議事堂を約1週間占拠する事件を敢行したイスラム過激派組織「ジャマート・アル・ムスリミーン」が存在しています。現在、同組織は麻薬取引等の非合法活動を主な資金源とし、銃器等を使用した犯罪活動を行っているとされ、地元犯罪グループと深い関係があると見られています。
2007年6月には、米国のニューヨークJFK国際空港におけるテロを計画したとして、4人の容疑者が逮捕されました。そのうちの1人はトリニダード・トバゴ人であり、米国に身柄を引き渡された後に米司法によって終身刑の判決を受け、また2015年、トリニダード・トバゴの反テロリズム法の下において初のテロリストとして認定されました。
2013年から2015年の間に89人のトリニダード・トバゴ人がISILに参加するためシリアに渡航しており、そのうち2人以上がトリニダード・トバゴに帰国していると報じられています。また、2015年にトルコの治安部隊によって身柄を確保され、収容されているISILの外国人戦闘員961人中、4人がトリニダード・トバゴ国籍人と見られております。
2016年8月、トリニダード・トバゴ出身のISIL戦闘員が、ISILの広報誌上で、トリニダード・トバゴのイスラム教徒に対して、国内での欧米諸国の権益や政府関連施設への攻撃を呼びかけました。
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国内での死傷者数(人) |
日本 |
0 |
トリニダード・トバゴ |
0 |
(最新データ)
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殺人
危険度:3.8
(危険ポイント:444.3)
危険性が非常に高い項目であるため、十分な注意と安全対策が必要不可欠です。危険性を回避できないと判断した場合は渡航・滞在するのはお控えください。
殺人事件発生件数は増加傾向にあります。銃撃などの殺人未遂事件は更に多く発生しています。これは、人口約134万人の国としては極めて高い発生率です。2016年2月には日本人が被害者となる殺人事件も発生しています。誘拐事件は、その殆どがギャング間の抗争や麻薬犯罪に関する事件と見られています
・夜間の外出は極力避けること。必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅しましょう。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・外出時は荷物を宿泊場所に預け、できるだけ荷物を持たず両手が使えるようにしてください。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
0.3 |
トリニダード・トバゴ |
25.9 |
(最新データ)
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政情不安
危険度:1.2
(危険ポイント:136.5)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
トリニダード・トバゴは周囲を海に囲まれている地理的環境から、南米から北米、欧州への麻薬運搬の中継地点と言われており、また、同時に違法銃器も比較的容易に持ち込まれていると言われています。さらに、山中ではマリファナ(大麻)の不法栽培も行われており、過去には事情を知らない旅行者が山中に迷い込んで銃撃される事件も発生しています。これまで比較的治安が良いと言われてきたトバゴ島でも、2008年頃から殺人や性犯罪をはじめとする凶悪犯罪が増えており、近年はイギリス人やアメリカ人、ドイツ人などの外国人が被害者となる殺人事件や強姦事件などの凶悪事件が発生しています。
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自然災害
危険度:0.9
(危険ポイント:0.0)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
地震
トリニダード・トバゴは活発な地震帯に位置しています。
ハリケーン
6月から11月末にかけてハリケーンが発生しやすくなります。
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2007〜2016年 被災者数(人) |
日本 |
1,449,493 |
トリニダード・トバゴ |
0 |
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交通機関事故
危険度:1.9
(危険ポイント:7353.7)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
当地の交通事情は決して良くありません。公共交通機関が充実しておらず、道路が狭く駐車場が少ないため路上駐車が多いことなどから、恒常的な交通渋滞が問題視されています。また、交通マナーの悪い運転者も一部に見られ、一時停止や信号が守られないことも頻繁に見られます。著しい速度違反や飲酒運転を原因とする悲惨な事故は後を絶たず、交通死亡事故も多発しているので注意しましょう。
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人口10万人あたり死亡者数(人) |
日本 |
3.8 |
トリニダード・トバゴ |
10.8 |
(最新データ)
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トリニダード・トバゴ
テロ情報
現状
トリニダード・トバゴでは、2005年、首都ポートオブスペインにおいて5回の連続爆発事件が発生しましたが、それ以降テロ事件の発生はありません。
トリニダード・トバゴには、1990年7月武装蜂起し、国会議事堂を約1週間占拠する事件を敢行したイスラム過激派組織「ジャマート・アル・ムスリミーン」が存在しています。現在、同組織は麻薬取引等の非合法活動を主な資金源とし、銃器等を使用した犯罪活動を行っているとされ、地元犯罪グループと深い関係があると見られています。
2007年6月には、米国のニューヨークJFK国際空港におけるテロを計画したとして、4人の容疑者が逮捕されました。そのうちの1人はトリニダード・トバゴ人であり、米国に身柄を引き渡された後に米司法によって終身刑の判決を受け、また2015年、トリニダード・トバゴの反テロリズム法の下において初のテロリストとして認定されました。
2013年から2015年の間に89人のトリニダード・トバゴ人がISILに参加するためシリアに渡航しており、そのうち2人以上がトリニダード・トバゴに帰国していると報じられています。また、2015年にトルコの治安部隊によって身柄を確保され、収容されているISILの外国人戦闘員961人中、4人がトリニダード・トバゴ国籍人と見られております。
2016年8月、トリニダード・トバゴ出身のISIL戦闘員が、ISILの広報誌上で、トリニダード・トバゴのイスラム教徒に対して、国内での欧米諸国の権益や政府関連施設への攻撃を呼びかけました。
トラベルアドバイス
・トリニダード・トバゴ出身のISIL戦闘員が、ISILの広報誌上で、トリニダード・トバゴのイスラム教徒に対して、国内での欧米諸国の権益や政府関連施設への攻撃を呼びかけており、注意が必要です。
・テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
・テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
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トリニダード・トバゴ
犯罪・誘拐情報
現状
トリニダ-ド・トバゴの治安は悪化しており、近年の石油価格の下落に伴い、トリニダード・トバゴ経済は打撃を受け、失業者が増加傾向にあることなどから、凶悪事件の発生が更に増えることが懸念されます。殺人事件発生件数は増加傾向にあります。銃撃などの殺人未遂事件は更に多く発生しています。これは、人口約134万人の国としては極めて高い発生率であり、人口あたりの殺人事件発生率を比較すると日本の約43倍の高さです。また、2016年2月には日本人が被害者となる殺人事件も発生しています。誘拐事件は、その殆どがギャング間の抗争や麻薬犯罪に関する事件と見られています。住居侵入、強盗については、依然として高い水準で推移しています。また、比較的平穏とされてきた高級住宅地、人口閑散地域などでも、以前より犯罪の発生数が多くなっており、より多くの頻度で、押し込み強盗、路上強盗、恐喝カージャック及び誘拐などの凶悪犯罪が発生しています。
トリニダード・トバゴは周囲を海に囲まれている地理的環境から、南米から北米、欧州への麻薬運搬の中継地点と言われており、また、同時に違法銃器も比較的容易に持ち込まれていると言われています。さらに、山中ではマリファナ(大麻)の不法栽培も行われており、過去には事情を知らない旅行者が山中に迷い込んで銃撃される事件も発生しています。これまで比較的治安が良いと言われてきたトバゴ島でも、2008年頃から殺人や性犯罪をはじめとする凶悪犯罪が増えており、近年はイギリス人やアメリカ人、ドイツ人などの外国人が被害者となる殺人事件や強姦事件などの凶悪事件が発生しています。
警戒すべき犯罪
殺人
死に至らないまでも、銃や刃物による攻撃を受けた事案は更に多数発生しており、これらの事件の大半では違法な銃器が使用されています。人通りの多い白昼の商店街でも発砲事件が発生し、過去には流れ弾で子供が負傷する事案も発生していますので、注意が必要です。近年、トリニダード島においては、外国人の殺害事件が複数発生しており、2016年2月には日本人が被害者となる殺人事件も発生しています。首都ポート・オブ・スペイン市の中心街を縦断するシャーロット・ストリートから東側の地域(イースト・ドライ・リバーやベルモント地区の一部)は、大変危険で地元民も立ち入りを敬遠する地域ですので、昼間でも近づかないでください。また、これに接するラバンティル地区とその周辺地区も危険ですので、近づかないでください。
誘拐
ほとんどはギャングの麻薬取引等に巻き込まれたものですが、一般人が被害に遭う身代金目的の誘拐も数件発生しています。被害者は地元の資産家や富裕層、ビジネスマン等の家族であり、高額の身代金を支払ったにもかかわらず被害者が解放されずに捜査が難航したり、殺人事件に発展したりするケースもあります。児童等が誘拐されたり、行方不明になったりするケースも度々発生し、犯罪被害とは断定できないものの原因不明の行方不明事案は年間数百件発生していると言われています。
強盗、窃盗
昼夜を問わず、海水浴場、路上、公園、一般住宅、酒場、スーパー、ショッピングモール、ガソリンスタンド、乗合タクシー内等とさまざまな場所で、けん銃、もしくはカットラス(なた)等で武装したグループが犯行に及んでいます。トリニダード・トバゴにおいて外国人が被害に遭うケースの多くは、こうした強盗や窃盗によるものです。特に2009年以降は、強盗、窃盗の発生件数が大幅に増加し、一時は、首都中心部だけでなく、周辺の住宅街や近郊の商店・オフィス街でも白昼の武装強盗団が横行し、大きな問題となりました。最近では、全体でみれば強盗等の発生はいくらか抑止されている一方、従来は平穏であった地域において逆に増加・多発しています。
強姦、性犯罪
首都ポート・オブ・スペイン市内中心部のサバンナ公園などで強姦事件が発生しており、時には殺人に至るケースも報告されています。夜間の女性の一人歩きは絶対に避けてください。夜間に車で移動する際は、目的地の至近に駐車し、乗降は周囲に注意しながら素早く行ってください。また、昼間でもダウンタウン等の人通りの少ない道には立ち入らないようにしてください。
麻薬関係事件
トリニダード・トバゴを含むカリブ海沿岸地域は、南米大陸から北米、欧州等への麻薬密輸ルートとして知られており、当地でも麻薬のまん延は大きな社会問題となっています。治安当局も厳しく取り締まっており、摘発されるケースは相当数に上っていますので、興味本位で麻薬に手を出さないでください。また、知らない間に運び屋として利用されるおそれがありますので、知らない人間から荷物を預かることのないように注意してください。
トラベルアドバイス
・夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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トリニダード・トバゴ
病気・感染症情報
衛生・医療事情
当地医師のレベルは個々の臨床診断の質はある程度確保されていると思われますが、交通事故での受傷をはじめ、大きな傷病、疾病の治療を熟練した医療チームが瞬時に行うといった先進国と同等の高度な医療技術と医療体制は、まだまだ信頼が置けるレベルに至っていないと考えられるため、緊急時の際には米国などへの移送費を含め、高額になりうる医療費の保障を行ってくれる海外保険に事前加入されておくことを強くお勧めします。
警戒すべき病気・感染症
熱中症、脱水症など
日中の平均気温は29℃と高いものの、夜間は23℃程度で、貿易風の影響で比較的過ごしやすい気候です。1~5月が乾期、6~12月が雨期です。日中は直射日光が強く、夏期は高温多湿となるので熱中症(日射病)、日焼けに注意が必要です。皮膚の露出を少なくする、帽子をかぶる、日陰に入って時々休む、必要な水分・電解質を十分に取るなどの予防策をとることが重要となります。日常生活の範囲内でも熱中症は発生します。高齢者、基礎疾患のある方は特にご注意ください。
黄熱病
1979年以来、人間への感染例は報告されていませんが、それ以降もトリニダード島南部、南東部の森林地域などにおいて、猿の感染・死亡報告がされています。首都のポート・オブ・スペインでは感染のリスクは少なく、予防接種に関してはトリニダード島に長期滞在したり、地方までの行動が予想される方は接種が推奨されていますが、カリブ海クルーズ航海中の旅客で下船しない場合、首都ポート・オブ・スペインの都市エリアだけを訪れる場合や、航空機の乗り換えだけの場合には、一般的には接種は推奨されていません。一方、トバゴ島のみへの渡航者には、接種は推奨されません。なお、黄熱病流行地からの入国時には、入国の10日以上前の接種及び10年ごとの追加接種が必要です。
デング熱
デング熱と呼ばれる一過性の熱性疾患を発症させるウイルス(フラビウイルス属)は、東南アジア、インド、中米、南太平洋の南北両回帰線の間にある国々を中心に分布しています。トリニダード・トバゴでは毎年のように患者の発生が報告されており、最近では、2010年と2012年にそれぞれ2,000人以上の患者が報告されており、少数ですが重症例で死者も報告されています。デング熱のほとんどは重症化することなく治りますが、一部で出血傾向を伴ったデング出血熱やショック状態になる場合があります。これまでのところ予防薬・予防接種はありません。発熱に対しては、アセトアミノフェン(タイレノールやパナド-ル)を用います。アスピリンなど血小板の働きを妨げる作用があり、出血傾向を助長する鎮痛解熱薬は使用しないで下さい。感染予防策としては、蚊に刺されないようにすることが最も大切です。戸外に出るときは、虫よけスプレー(30%DEETが推奨されますが、2ヶ月以下の幼児には使用を避けて下さい。)の使用や、できる限り長袖、長ズボンを着用すること、蚊の活動が活発な日の出や夕暮れ時の外出を避けること、居住空間近辺の蚊の発生しそうな下水、水回りの清掃(余分な水たまりの除去)をすることをお勧めします。
チクングニヤ熱
デング熱同様に蚊によって媒介される熱性疾患です。2013年末より、カリブ海諸国で流行するようになりました。トリニダード・トバゴでも2014年7月に初めての患者が報告されました。
マラリア
国内感染例はありませんが、毎年のように輸入感染例が報告されています。
トラベルアドバイス
・水道水は硬度が高く濁りが頻発するなど不衛生なことが多いので、市販のミネラルウォーター等の飲料水をお勧めします。
・街頭で売られている青果やファーストフードは特に問題はありませんが、切り身など包丁が入り、人が触れたものには衛生上疑問があるので注意が必要です。
・十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。
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トリニダード・トバゴ
自然災害情報
現状
地震
トリニダード・トバゴは活発な地震帯に位置しています。
ハリケーン
6月から11月末にかけてハリケーンが発生しやすくなります。
トラベルアドバイス
・地震が発生する可能性がありますのでご注意ください。
・ハリケーンが発生する可能性がありますので気象情報に注意しましょう。
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❗️危険要因(トリニダード・トバゴ) ●犯罪事件 ・トリニダード島では凶悪犯罪が多数発生し、年々治安が悪化しています ・当国出身のISIL(イラク・レバントのイスラム国)戦闘員が、当国内で欧米諸国権益や政府機関への攻撃を呼びかけており、これら施設に不用意に近付かないなどの注意が必要です。
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⚠️要注意エリア ●トリニダード・トバゴ全土 【要警戒!】 ・殺人事件をはじめとする凶悪犯罪の発生が広がっており、外国人に対する強盗や強姦などの凶悪犯罪も頻発しています。 ・トバゴ島においても、近年は凶悪犯罪の発生が目立ってきています。
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西インド諸島の国・地域