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ハイチ Haiti |
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危険度3: |
危険度とは?
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危険性が高いエリアがあるため、 渡航・滞在するにあたり十分な注意と安全対策が必要です。 |
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❗️危険要因(ハイチ) ●犯罪事件 ・主要都市では殺人や誘拐等の凶悪事件は継続して発生しており、司法制度が十分に機能していない状況の中、銃器へのアクセスが容易である現地において凶悪犯罪の危険性は依然として高いと言えます。
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⚠️要注意エリア ⚠️1 首都ポルトープランス市、シテ・ソレイユ市 【渡航するのはお控えください!】 ・殺人、強盗、誘拐、強姦等の凶悪犯罪やギャング同士による銃撃戦等の抗争が発生しています。
●ハイチ全土 【要警戒!】 ・市民による国政選挙に対する不満や政党間の抗争、生活環境の改善を求めるデモやロードブロック、投石等が全国的に発生しています。 ・地域によっては、強盗、誘拐、殺人、強姦等の凶悪事件が日常化しています。
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ハイチ
テロ情報
現状
ハイチ国家警察(PNH)及び国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)によれば、ハイチにおいては、イスラム過激派組織や国際的なテロ組織の活動は確認されていません。首都圏では、3大スラム街とされるシテ・ソレイユ市全域、ポルトープランス市マルティッサン地区及びベルエール地区を中心に多くのギャング団が潜伏し活動を行っており、ギャング団同士の銃撃戦や、拳銃を使った強盗犯罪が発生しているため警戒が必要です。
トラベルアドバイス
・テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
・テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
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ハイチ
犯罪・誘拐情報
現状
現在のハイチの治安情勢は、国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)及び国家警察による治安維持活動が奏功し、2010年1月12日に発生した大地震による被害の復興過程が進み比較的落ち着いています。しかし、主要都市では殺人等の凶悪事件は継続して発生しており、国民の生活環境改善への期待と不満が混在する中、銃器へのアクセスが容易である当地において、凶悪犯罪の危険性が増す可能性は依然として高いと言えます。
首都ポルトープランス市を中心に、政府への抗議あるいは生活環境の改善等の理由でデモやストが発生し、それらが過激化した際には、興奮状態となった参加者等が投石等の過激行動をとる場合があり、歩行者や通行車両が混乱に巻き込まれるケースがあります。メディア等でデモ隊の動きを事前に察知し、近づかないようにしてください。特にシャン・ド・マルス広場周辺は首都圏で発生したデモ隊行進の終着点となる可能性が高く、首都圏の主要道路が通る地点であることからも特に注意が必要です。
首都圏には首都ポルトープランス市に隣接しておりハイチ最大といわれるスラム街があるシテ・ソレイユ市のほか、ポルトープランス市のベル・エール地区及びマルティッサン地区等の治安が比較的悪い地域が存在し、ハイチ国内における事件の大部分は首都圏で発生しています。強盗については、けん銃の使用率が高く、無防備な外国人や富裕層ばかりではなく一般のハイチ人もターゲットとされ、バイクや自動車で尾行し、交差点や通行妨害等により停車したタイミングを狙い襲撃する手口や、住居への押入り強盗等の手口がみられます。特に銀行及び空港からの帰路でバイクに乗った集団に襲撃されて現金を奪われる事件が多く発生しているので注意が必要です。
ハイチにおける殺人事件は「貧富の差」による嫉妬等、物を「盗った」「盗られた」から発生する等、極めて短絡的動機によるケースが多く、富裕層や多額の金銭を保管している事務所が標的とされる強盗事件が発生しています。華美な服装や装飾品を付ける等、いかにもお金を持っていそうな格好は犯罪を誘発しかねないので注意してください。
誘拐事件については2010年1月12日の大震災後、ハイチ国家警察とMINUSTAHの共同作戦により、発生件数は減少傾向にあります。しかしながら、少数ではありますが未だ発生していることから引き続き注意が必要です。
トラベルアドバイス
・夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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ハイチ
病気・感染症情報
衛生・医療事情
世界で最も貧しい国の一つであるハイチの医療水準は不良と言わざるを得ません。従来から医師や看護師の絶対数が不足しており、医療機器、衛生材料も慢性的に不足していましたが、2010年1月の地震により更に厳しい状況となりました。当地の医療レベルは、首都ポルトープランスと地方都市、さらに農村地区とで大きく異なりますので、出来る限り首都の外国人がよく利用する医療機関で受診するようにして下さい。特に輸血を必要とする事故の治療、手術は地方では困難です。
当地の医療環境は不良であり、軽症例を除き可能な限り速やかに医療先進地域(米国)で診断、治療を受けることを念頭に対応する必要があります。日本を出発する前に海外旅行傷害保険に加入し、緊急移送の特約も付加しておくようにして下さい。緊急移送先としてしばしばマイアミが選ばれていますが、米国の医療費は高額なので、海外旅行傷害保険加入の際には保険金額も十分な補償が受けられるように増額しておくことをお勧めします。
警戒すべき病気・感染症
腸管感染症
下痢、嘔吐、腹痛を症状とする疾患です。ほぼ全ての食中毒、寄生虫症がみられます。ジアルジア症、アメーバ赤痢、腸チフス等もまれな病気ではありません。高温多湿の環境、上下水道の不備、不十分な生鮮食料品の管理(頻繁にみられる停電)等の問題があり、外食する場合には信頼できるレストランを選び、生ものは避けて、よく火の通った料理を選んで下さい。
コレラ
2010年10月よりアルティボニット県から流行の始まったコレラは全国に広がり、累計患者50万人、死者7,400人に及びましたが現在は小康状態を保っています。水、食べ物に注意すると共に、患者さんと直接接触の機会のある方は十分ご注意下さい。
デング熱
特に5月~11月の雨期に感染のリスクが高くなります。症状は4~6日の潜伏期の後、発熱、頭痛、筋肉痛等が続きます。約10%の例が重症のデング出血熱を呈します。予防はデング熱の媒介蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)に刺されないことなので、長袖の服や長ズボンを着用する、虫よけクリーム、スプレーを適切に使用するといった注意が大切です。また、蚊の発生源となる水たまりを作らない、窓や戸を開け放しにしない、網戸を使用するといったことも併せて行って下さい。なお、デング熱媒介蚊の吸血活動は日中に活発となるので、デング熱に関してはこの時間帯が特に要注意です。
マラリア
年間を通じ全国で、主に平野部の稲作地帯で発生が見られますが都市部の感染リスクも地方と同じレベルです。公式の発表では年間2万人余りですが、実際には更に多数の患者が発生している可能性があります。ハイチのマラリアは全例熱帯熱マラリア(Plasmodium falciparum)ですが、現在のところ治療薬クロロキンに感受性があります。潜伏期は12日前後、発症すると38度以上の高熱が続きます。発症後5日以内に治療を開始しないと脳性マラリアとなり、死亡率が50%にも及ぶので、可及的速やかに診断・治療を受けて下さい。感染リスクが高い地域に出かける場合にはマラリア予防内服が必要となる場合もあるので、事前に現地の状況を確認して予防内服の要否を検討して下さい。マラリア媒介蚊(ハマダラカ)は夜間に活発な吸血活動を示すので、防蚊対策は特に夜間の時間帯に力を入れて下さい。
チクングニア熱
症状は3-7日の潜伏期の後、発熱と関節痛で発症します。予防は媒介蚊に刺されないことなので、デング熱と同じです。
フィラリア症
年間を通じ全国で発生が見られます。特に北県ミロ、西県レオガンは高度汚染地域で、レオガンの住民の60%がフィラリアに感染しているそうです。媒介蚊(ネッタイイエカ)に吸血されると感染し、象皮病、陰嚢水腫を発症します。
狂犬病
全土で感染のリスクがあります。イヌ以外にネコ、コウモリ等からも感染すると言われているので、これらの動物に咬まれたら直ちに傷口をよく洗い、速やかに医師に相談する必要があります。潜伏期は1~3ヶ月、発症すると100%の死亡率なので、疑いのある場合は咬傷後出来るだけ早く狂犬病ワクチン接種(暴露後免疫)を受ける必要があります。長期滞在や動物との接触が多い場合は可能な限り渡航前にワクチン接種(暴露前免疫)を受けておくことをお勧めします。
トラベルアドバイス
・信用できる所以外で購入した生野菜、カットフルーツ、アイスクリーム等は食べない、コップや水差しで出された水、氷などを避ける、といった注意が必要です。
・水道水は飲料に適しません。飲用水としては水道水を煮沸したものか、ミネラルウォーター、ボトルウォーターを利用して下さい。
・海外旅行傷害保険に加入し、緊急移送の特約も付加しておくようにして下さい。
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ハイチ
自然災害情報
現状
地震
ハイチは活発な地震帯に位置しています。2010年1月12日、ハイチはマグニチュード7.0の巨大地震が発生しています。
ハリケーン
6月から11月末にかけてハリケーンが発生しやすくなります。
トラベルアドバイス
・地震が発生する可能性がありますのでご注意ください。
・ハリケーンが発生する可能性がありますので気象情報に注意しましょう。
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トラベルアドバイス
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テロについて
(1)テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
(2)テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
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犯罪・誘拐について
(1)夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
(2)不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
(3)万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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病気・感染症について
(1)信用できる所以外で購入した生野菜、カットフルーツ、アイスクリーム等は食べない、コップや水差しで出された水、氷などを避ける、といった注意が必要です。
(2)水道水は飲料に適しません。飲用水としては水道水を煮沸したものか、ミネラルウォーター、ボトルウォーターを利用して下さい。
(3)海外旅行傷害保険に加入し、緊急移送の特約も付加しておくようにして下さい。
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自然災害について
(1)地震が発生する可能性がありますのでご注意ください。
(2)ハリケーンが発生する可能性がありますので気象情報に注意しましょう。
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緊急連絡先
在ハイチ日本国大使館
電話:(509)-2256-5885
FAX:(509)-2256-9444
住所:AMBASSADE DU JAPON Hexagone 2F, Angle Rues Clerveaux et Darguin,Petion-Ville, HAITI
消防:4643-3301
警察:3838-1111
救急車:116
西インド諸島の国・地域