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ベネズエラ Venezuela |
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危険度3: |
危険度とは?
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危険性が高いエリアがあるため、 渡航・滞在するにあたり十分な注意と安全対策が必要です。 |
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❗️危険要因(ベネズエラ) ●犯罪事件 ・ベネズエラは、南米で最も治安の悪い国の一つです。年に数回、日本人がけん銃使用の強盗被害に遭っています。 ・原油価格の低迷や経済状態の急激な悪化の影響もあって、治安の更なる悪化が懸念されております。
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⚠️要注意エリア ⚠️1 コロンビアとの国境地帯 【渡航はお控えください!】 ・不特定多数の一般凶悪犯罪者グループ等のアジトや活動が確認されており、身代金目的の誘拐事件、麻薬関連犯罪が発生しています。
⚠️2 アラグア州、グアリコ州、アンソアテギ州、ミランダ州、スリア州、カラボボ州、タチラ州、カラカス首都圏 【渡航はお控えください!】 ・食糧不足による略奪事件、未遂事件が多発しています。 ・暴動事件が多発しています。 ・凶悪犯罪が多発しています。
●ベネズエラ全土 【要警戒!】 ・一般犯罪のみならず、殺人、強盗、誘拐等の凶悪犯罪の発生数も高い水準にあります。
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ベネズエラ
テロ情報
現状
ベネズエラでは、近年、国際的なテロ組織の活動や、イスラム過激派組織によるテロ・誘拐事件等は確認されていません。一方、コロンビアとの国境地域では、依然としてコロンビア革命軍(FARC)等のコロンビア反政府武装組織、パラミリタリー、ベネズエラの過激派組織であるボリバル解放戦線(FBL)及びこれらの組織から離脱した者を含む不特定多数の一般凶悪犯罪者から成る誘拐組織や麻薬密売組織の活動が確認されており、これらによる身代金目的の誘拐事件や麻薬関連犯罪が多発しています。
各組織の活動状況
トゥパマロ(自警団・社会福祉団体)
1970年代にカラカス首都区西部の貧民街1月23日地区(23 de Enero)で結成された自警団組織です。同組織は、同地区内において暴力や麻薬取引を公然と行っていた犯罪者集団を追い出した後、自らが各種犯罪に手を染めてきました。政府から社会福祉団体として認定されており、2004年10月に行われた地方選挙で政府側が圧勝してからは、首都圏警察の人事にも政府側の立場で介入するなど、その活動領域を広げています。2014年2月11日の「青年の日」以降、約4か月に渡って全国で学生らによる反政府デモが行われた際は、集団でバイクを乗りまわしデモ現場へ赴き、反政府勢力と衝突することがありました。
カラパイカ革命運動
トゥパマロを母体として、1月23日地区で結成された暴力的組織です。結成直後は過激な活動を敢行していましたが、2005年1月以降、暴力的活動は見られなくなり、表立った活動を行っていませんでした。しかしながら、2014年に、トゥパマロと同様に反政府勢力と衝突することがありました。
過激派組織ボリバル解放戦線(FBL)
ベネズエラにおいて、ゲリラ組織に最も近い性質を持った組織で、2000年頃からその活動が表面化しました。同組織はコロンビアの国境地帯を中心に活動しており、コロンビアのコロンビア革命軍(FARC)や国民解放軍(ELN)、また、これらと結びついたベネズエラの誘拐組織及び麻薬密売組織と手を組み、主に牧場主や農場主に対する脅迫・ゆすりを行っています。近年は、組織的な誘拐事件、麻薬密売等を敢行することでその活動資金を得ています。2014年には、アプレ州で当時の内務司法大臣の弟(牧場主)の誘拐を企図した疑いがあります。
国民左派軍ベンセレモス・ゲリラ戦線
1999年、カラカス首都区リベルタドール市セントロ地区において、チャベス大統領(当時)を支持するため結成された約100人の組織です。 2008年2月にカラカス首都区リベルタドール市において爆弾事件を敢行しており、バチカン大使館前や国会管理事務所が入居するビルの入口で爆発物を爆発させています。
ラ・ピエドゥリータ
トゥパマロを母体として2005年にチャベス大統領(当時)を支持するため1月23日地区で結成された約40人の組織です。反政府系の新聞社・テレビ局・政党本部等に催涙弾を投げ込むなど、たびたび反政府支持団体に対し過激な行動を行っています。また、2012年2月には、カラカス首都区において、野党国会議員に対する暴力行為を行いました。近年は、武装した同組織のメンバーによる殺人事件等の凶悪犯罪も行っています。
トラベルアドバイス
・テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
・テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
・もし爆発音が聞こえたらすぐにその場に伏せ、できれば爆発現場の反対方向に頭を向けて、鞄等で頭部を保護してください。
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ベネズエラ
犯罪・誘拐情報
現状
ベネズエラにおいては、2013年3月5日にチャベス大統領が逝去し、同国憲法の規定に基づき、同年4月14日に実施された大統領再選挙において、マドゥーロ大統領が僅差で勝利しましたが、選挙後、全国で与野党支持者間の衝突があり、多数の死者、負傷者及び逮捕者が出ました。内政問題等に起因する現地治安状況は以前不安定といえます。そのため、同国に滞在する場合は、これら社会的騒じょう等に巻き込まれないよう最新の状況にかかる情報の入手に努めるようにしてください。
ベネズエラにおける凶悪事件(殺人、強盗、身代金目的誘拐)は、従来、ランチョと呼ばれる貧民街やカラカス首都区の旧中心街で発生していましたが、最近は比較的安全と言われてきたチャカオ市等、邦人が多数居住している地区においても発生するようになりました。また、発生時間帯も、従来は夜間から深夜の時間帯に多く発生していましたが、最近は平日の日中でも多く発生するようになりました。犯行の場所は、スーパーマーケットの駐車場、地下鉄駅構内及びひと気のない公道上等、様々です。犯行の手口は、歩行者にけん銃等の銃器を突きつけ現金を強奪する手口が大半を占めています。そのほか、車を運転中、信号待ちや渋滞での停止中に、オートバイに乗った二人組が近づいてけん銃を突きつけ、現金や貴金属を強奪する手口もあり、中には車ごと強奪したり、そのまま運転手や同乗者を誘拐する事件も発生しています。さらに、公共交通機関(路線バス、地下鉄)も危険です。路線バスは頻繁に乗員・乗客全員が強盗被害に遭う事件が発生しています。
コロンビアとの国境地帯(スリア州、タチラ州、アプレ州、アマゾナス州)では、依然としてコロンビア革命軍(FARC)等のコロンビア反政府武装ゲリラ、ベネズエラの過激派組織であるボリバル解放戦線(FBL)及びこれらの組織から離脱した者を含む不特定多数の一般凶悪犯罪者グループの存在が確認されており、身代金目的の誘拐事件や麻薬関連犯罪が発生しています。
トラベルアドバイス
・夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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ベネズエラ
病気・感染症情報
衛生・医療事情
カラカス市内の衛生状態はそれほど悪くはありませんが、スラム(貧民街)が取り囲むように広がっており、これらの地域では衛生状態が悪く、コレラやデング熱、黄熱が発生することがあります。罹患しないためには、水道水は飲まない、定期的にアパートを消毒するといったことに留意する必要があります。
カラカス市内には海外で研修を受けた医師が勤務する私立総合病院がいくつかあり、設備はそれなりに整備されていますが、緊急性のない外科手術などはなるべく避けるのが無難でしょう。ベネズエラに国民保険制度は存在しますが、病院機能としては、不衛生、低水準であることから、低所得層が利用しているのが実態です。
警戒すべき病気・感染症
マラリア
ハマダラカが媒介する原虫感染症で、国内の熱帯雨林地域や一部の海岸部で認められています。ベネズエラでは政府のマラリア対策が不十分であり1990年代後半以降、感染者数が増加傾向にあります。熱帯雨林地域に滞在する場合は、事前に防虫剤などの準備やマラリア予防薬内服を考慮する必要があります。
デング熱
デング熱はネッタイシマカにより媒介されるデングウイルスによって起こる疾患です。特効薬もワクチンも無いため何よりも蚊に刺されないことが重要です。中南米ではデング熱が流行しており、カラカスでも罹患する可能性がありますので注意が必要です。
その他の熱帯病
黄熱、リーシュマニア症、シャーガス病の流行地域はその多くが都会から離れた地域です。黄熱は蚊、リーシュマニア症はサシチョウバエ、シャーガス病はサシガメ(カメムシの一種)によって感染します。宿泊施設はしっかりしたホテルを選んでください。熱帯雨林地域を旅行するとき黄熱の予防接種は必須です。
食中毒など
不衛生なレストラン等も多く、食品衛生には十分注意を要します。生水を避ける、肉類中心の食事を改める、非衛生的な食品を摂らない、などの注意が必要になります。
甲状腺機能低下症
カラカス市など内陸都市では、海産物が摂れないため、ヨード不足による甲状腺機能低下症の予防が必要です。当地ではヨード入りの塩が販売されているので、調理に際しては、なるべくヨード入りの塩を使用するようにしてください。
トラベルアドバイス
・水道水は飲用には適しません。飲み水はミネラルウオーターの利用が必須です。
・野菜や果物は市中に潤沢に出回っていますが、十分に洗浄し、熱を通すなどして殺菌してから食べてください。街頭のスタンドで売っている食べ物は避けてください。
・十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。
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ベネズエラ
自然災害情報
現状
地震
カラカスを含むベネズエラの沿岸域は活発な地震帯に位置しています。
洪水、地滑り
5月から12月の雨期の間は大雨、洪水、地滑りが発生することがあります。
ハリケーン
6月から11月末にかけてハリケーンが発生しやすくなります。
トラベルアドバイス
・地震が発生する可能性がありますのでご注意ください。
・洪水やハリケーンが発生する可能性がありますので気象情報に注意しましょう。
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トラベルアドバイス
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テロについて
(1)テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
(2)テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
(3)もし爆発音が聞こえたらすぐにその場に伏せ、できれば爆発現場の反対方向に頭を向けて、鞄等で頭部を保護してください。
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犯罪・誘拐について
(1)夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
(2)不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
(3)万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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病気・感染症について
(1)水道水は飲用には適しません。飲み水はミネラルウオーターの利用が必須です。
(2)野菜や果物は市中に潤沢に出回っていますが、十分に洗浄し、熱を通すなどして殺菌してから食べてください。街頭のスタンドで売っている食べ物は避けてください。
(3)十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。
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自然災害について
(1)地震が発生する可能性がありますのでご注意ください。
(2)洪水やハリケーンが発生する可能性がありますので気象情報に注意しましょう。
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緊急連絡先
在ベネズエラ日本国大使館
電話:(58)-212-262-3435
FAX:(58)-212-262-3484
住所:Torre Digitel Piso9, Av.Eugenio Mendoza con Esquina Calle Miranda, La Castellana, Municipio Chacao, Estado Miranda, Venezuela
消防、警察、救急車:171
南アメリカの国・地域