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Brazil ブラジル |
総合危険度:3.0
(総合危険ポイント:3954.8)
危険性が高いエリアがあるため、 渡航・滞在するにあたり 十分な注意と安全対策が必要です。
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誘拐
危険度:1.0
(危険ポイント:2.4)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
ブラジルでは、金銭等強奪目的の一般犯罪が増加しており、特に「電撃誘拐」とも呼ばれる短時間誘拐事件が増加傾向にあります。これは、複数又は単独犯により被害者を一時的に拘束しATM(現金自動預払機)等で現金を引き出させた上で解放するというものです。発生場所は、サンパウロ市内だけでなく、カンピーナス市やモジ・ダス・クルーゼス市等の郊外の都市でも発生しています。車両の乗降時に狙われる場合が多く、また走行中の車両を強引に停めるという手口も増えています。企業主等を狙った身代金目的の誘拐事件も、サンパウロ等を中心にしばしば発生しています。2005年10月には日本人1人が誘拐され、約2か月後に解放されました。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
0.2 |
ブラジル |
0.2 |
(最新データ)
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傷害・暴行
危険度:2.1
(危険ポイント:4107.2)
危険性が高い項目であるため、渡航・滞在するにあたり 十分な注意と安全対策が必要です。
外国人旅行者が集まる観光スポットでは、置き引き、ひったくりの被害が増加しているほか、ドラッグ使用の若者による暴行事件が発生しています。サッカー場にて毎週末試合を行っていますが、時々、加熱したファン同士による傷害事件が発生しており、中には拳銃所持のファンが発砲したケースもあるので、サッカーの試合がある日はサッカー場へ近付かないようにし、その日の夜は特に外出を避けるようにしてください。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
21.0 |
ブラジル |
323.9 |
(最新データ)
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窃盗
危険度:1.4
(危険ポイント:1549.4)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
侵入窃盗、自動車盗等の窃盗事件が、日本とは比較にならないほど多発しています。万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
・場所取りのためにバックを置いたりするのは止めましょう。
・有名な観光地では特に警戒しましょう。(スリ被害が頻発しています。)
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
356.2 |
ブラジル |
873.8 |
(最新データ)
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強盗・強奪
危険度:2.2
(危険ポイント:3575.8)
危険性が高い項目であるため、渡航・滞在するにあたり 十分な注意と安全対策が必要です。
・外壁が2m以上あり、ガードマンが常駐しているといった警備体制の高いホテルや住居に宿泊しましょう。
・夜間の外出は極力避けること。必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅しましょう。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・ホテル客室扉を開閉した際には、必ずロックされたことを確認し、チェーン錠が備わっている場合には必ず使用してください。室内にセーフティボックスが備わっている場合、貴重 品はセーフティボックス内に収納しましょう。(ホテルの部屋に侵入されるケースがあります。)
・所得格差による貧困、麻薬の売買等に起因する殺人、強盗等の凶悪犯罪が多発し、またファベーラ(スラム街)の犯罪組織間の抗争事件等も多発しています。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
2.4 |
ブラジル |
495.7 |
(最新データ)
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強姦・強制猥褻
危険度:1.3
(危険ポイント:131.6)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
・いかがわしいバーなどへ近付くことは、極力避けましょう。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・見知らぬ人に声をかけられた場合は警戒してください。(睡眠薬が含まれた飲食物を与えられることで荷物を奪われたり、性犯罪の被害に遭う可能性があります。)
・夜間の外出は極力避け、必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅してください。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
6.8 |
ブラジル |
27.5 |
(最新データ)
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テロ
危険度:1.2
(危険ポイント:0.0)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
ブラジルでは、1964年から1985年までの軍事政権時代に、テロを敢行する可能性を持った不穏分子は徹底的に鎮圧又は極度に弱体化されたと言われ、過去約30年にわたりテロ事件は発生していません。しかし、国内においてイスラム過激派組織の活動は確認されていないものの、テロ組織の拠点が存在するとの情報や、国際テロ組織の構成員がブラジルに入国したとの情報があります。ブラジルは、これまで国際テロ組織による直接的な犯行の標的とされたことはありません。
(最新データ)
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殺人
危険度:3.4
(危険ポイント:386.1)
危険性が非常に高い項目であるため、十分な注意と安全対策が必要不可欠です。危険性を回避できないと判断した場合は渡航・滞在するのはお控えください。
サンパウロでは、拳銃を使用した強盗事件や強盗殺人事件等の凶悪事件が昼夜を問わず頻発しており、未だ高い割合での犯罪発生実態を読み取ることができ、在留邦人の体感治安も悪化しています。
アマゾナス州マナウス市では、銃器を使用した殺人や強盗、短時間誘拐等の凶悪犯罪が昼夜、場所を問わず発生しており在留邦人も被害に遭っています。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
0.3 |
ブラジル |
24.6 |
(最新データ)
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政情不安
危険度:1.1
(危険ポイント:2.4)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
ブラジルの近隣諸国では、1994年のアルゼンチン(ブエノスアイレス)での自動車爆弾によるイスラエル移民救済会館(AMIA)爆破事件や1996年のペルーでの日本大使公邸占拠事件等のテロ事件が発生しています。ブラジルはこれらの国と国境を接していることから、コロンビア革命軍(FARC)、イスラム過激派等による越境テロやゲリラ活動の可能性については、常に注意が必要です。また、ブラジル、アルゼンチン及びパラグアイが国境を接するいわゆる「三国国境地帯」では、麻薬密売等の犯罪組織が活発に活動していることから、引き続き注意が必要です。
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自然災害
危険度:2.4
(危険ポイント:15699.4)
危険性が高い項目であるため、渡航・滞在するにあたり 十分な注意と安全対策が必要です。
干ばつ
サンパウロの水供給は、ブラジルの南東部に深刻な干ばつがあったことにより大きな影響を受けています。サンパウロの一部の地域では水不足があり、水質は低下しています。
山火事
乾季の暑く乾燥した気象条件は、5月から9月にかけて続き、首都ブラジリアを含むブラジルの中心部では山火事につながる可能性があります。
洪水
雨期には洪水や地すべりが発生する可能性があります。
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2007〜2016年 被災者数(人) |
日本 |
1,449,493 |
ブラジル |
40,123,645 |
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交通機関事故
危険度:3.2
(危険ポイント:11960.5)
危険性が非常に高い項目であるため、十分な注意と安全対策が必要不可欠です。危険性を回避できないと判断した場合は渡航・滞在するのはお控えください。
リオデジャネイロ北部地区等においては、多数の死傷者を伴う交通事故も多く発生しています。
クリチバ市においては、バス専用道路とチューブ型バス停で名物となっている市営バス(オレンジ色の3両連結)は、鉄道感覚で利用しやすいものとなっています。しかし、朝夕のラッシュ時など時間帯によっては乗客の混雑が激しく、車内やバス停留所内でのスリやチューブ型停留所で集金したバス料金をねらった強盗が発生しており日本人の被害も増加しています。利用する際には周囲に十分注意してください。
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人口10万人あたり死亡者数(人) |
日本 |
3.8 |
ブラジル |
17.9 |
(最新データ)
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ブラジル
テロ情報
現状
ブラジルでは、1964年から1985年までの軍事政権時代に、テロを敢行する可能性を持った不穏分子は徹底的に鎮圧又は極度に弱体化されたと言われ、過去約30年にわたりテロ事件は発生していません。しかし、国内においてイスラム過激派組織の活動は確認されていないものの、テロ組織の拠点が存在するとの情報や、国際テロ組織の構成員がブラジルに入国したとの情報があります。
ブラジルは、これまで国際テロ組織による直接的な犯行の標的とされたことはありません。しかし、近隣諸国では、1994年のアルゼンチン(ブエノスアイレス)での自動車爆弾によるイスラエル移民救済会館(AMIA)爆破事件や1996年のペルーでの日本大使公邸占拠事件等のテロ事件が発生しています。ブラジルはこれらの国と国境を接していることから、コロンビア革命軍(FARC)、イスラム過激派等による越境テロやゲリラ活動の可能性については、常に注意が必要です。
また、ブラジル、アルゼンチン及びパラグアイが国境を接するいわゆる「三国国境地帯」では、麻薬密売等の犯罪組織が活発に活動していることから、引き続き注意が必要です。
トラベルアドバイス
・テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
・テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
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ブラジル
犯罪・誘拐情報
現状
ブラジルは世界的に見ても非常に高い頻度で一般犯罪が発生しています。また、麻薬に絡む組織的な犯罪も多発しています。これらの犯罪の手口は凶悪で、多くの犯行に拳銃等が使用され、抵抗すると殺害される可能性があります。観光地においても凶悪犯罪が多発しているため油断できません。また、ファベーラと呼ばれる貧民街は犯罪の温床地域であり、立ち入った者が殺害されることもありますので、絶対に立ち入らないでください。
都市別状況
リオデジャネイロ
治安状況は悪く、麻薬犯罪組織の抗争事件、銃器やナイフを使用した路上強盗、自動車強盗事件及び商店に対する強盗事件等が頻発しています。特に麻薬密売組織間の抗争に治安当局が介入した銃撃戦がスラム街で昼夜を問わず発生し、多くの一般市民が巻き添えになって死傷しています。さらに、外国人旅行者を狙った置き引き、ひったくり、強盗等がコパカバーナやセントロ地区を中心に頻発しています。手口は、自転車又は徒歩で接近し後ろから追い越しざまにひったくる、前後から挟み込んだり数人で取り囲む等して財布を抜き取ったり手荷物を奪う、一人が親しげに話しかけ、それに対応している間に他の一人が荷物を奪い去る等の手口があります。手荷物だけでなく、スマートフォン、腕時計、カメラ、ビデオ及び装身具も狙われます。
サンパウロ
サンパウロでは、拳銃を使用した強盗事件や強盗殺人事件等の凶悪事件が昼夜を問わず頻発しており、未だ高い割合での犯罪発生実態を読み取ることができ、在留邦人の体感治安も悪化しています。邦人被害の発生が多い強盗事件(短時間誘拐を含む)については、依然として高止まりの状態が続いていますが、サンパウロにおいては、被害者が警察に届け出ないケースが多くあるといわれており、実際には警察が認知している以上の事件が発生していると推測されます。サンパウロにおける拳銃使用を伴う凶悪犯罪では、抵抗・逃走等を試みるなど不適切な対応をすれば命を落とすこともあり得、また実際に身体的被害を受けるケースも多数発生しており、日本とは危険度が全く異なることを認識しておくことが重要です。直近では、2017年1月16日、40代の日本人男性が強盗に銃で撃たれて殺害される事件が起きています。
クリチバ
殺人の多くは、麻薬がらみのトラブルや怨恨によるものが大半ですが、強盗犯に抵抗して殺害されるケースも多く発生しています。強盗犯は拳銃を使用し、見張り、実行犯、逃走車両の運転手、必ず複数名での犯行を行います。強盗犯に遭遇した場合は絶対に抵抗せず、犯人の要求に従ってください。
マナウス
アマゾナス州マナウス市では、銃器を使用した殺人や強盗、短時間誘拐等の凶悪犯罪が昼夜、場所を問わず発生しており在留邦人も被害に遭っています。また、マナウスは麻薬密輸の中継地といわれており、麻薬絡みの犯罪も急増しています。
ブラジリア
ブラジリアも近年郊外の衛星都市を中心に治安が悪化しており、ブラジル国内の他の大都市と同様に防犯対策に十分に留意する必要があります。特に路上強盗が多発しており、徒歩での移動や車の乗降時に細心の注意を払う必要があります。
ベレン
パラー州ベレン大都市圏(ベレン市、アナニンデウア市、マリツーバ市、ベネビデス市、サンタ・バルバラ市、サンタ・イザベル市)全域で銃器を使用した殺人、強盗等の凶悪犯罪が日常的に発生しています。特に歩行者を狙った路上強盗、車両減速時を狙った車両強盗、バス車内での強盗、逃走中の強盗犯による人質立て籠もり、警察と強盗犯との間で発生する銃撃戦等、いずれも銃器を使用した事件が多発しています。
レシフェ
日本とは比較にならないほど治安が悪いといえます。拳銃を使用した凶悪犯罪も増加しており、近年では、レシフェ以外にもサルバドールやフォルタレーザ等の東北ブラジルの各州都や地方都市でも治安が悪化しています。特に市内中心部や人通りの少ない場所では、ひったくりや強盗事件等が昼夜を問わず発生していますので、単独行動は極力避けるようにし、万一、強盗被害に遭った場合は絶対に抵抗しないことが肝要です。また、レシフェ市には同市をホームタウンにしたサッカーチームが3チームあり、市内サッカー場にて毎週末試合を行っていますが、時々、加熱したファン同士による傷害事件が発生しており、中には拳銃所持のファンが発砲したケースもあるので、サッカーの試合がある日はサッカー場へ近付かないようにし、その日の夜は特に外出を避けるようにしてください。
トラベルアドバイス
・夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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ブラジル
病気・感染症情報
衛生・医療事情
公立病院の医療費は外国人も無料ですが、待ち時間が長く、設備や衛生面で満足な医療を受けるのは困難ですので、在留邦人は設備やサービスの整った民間医療機関を利用するのが一般的です。公立および私立の総合病院には、24時間オープンの救急外来があります。産科・小児科・眼科は独立した病院になっていることが多いです。国内には各種の民間医療保険会社があり、その保険が適用可能な病院や医師が異なります。保険のない外国人はどこの私立病院や医師にもかかれますが、医療費は高額となります。診察・検査・薬局などそれぞれ個別に支払いが必要です。病院への支払いは現金・小切手・クレジットカードで行われますが、医師に直接支払う経費(診察料・手術料・麻酔費など)については、原則として現金または小切手による支払いのみとなり,カードでの支払いは基本的にできません。また、私立のクリニック(個人開業医)は予約制です。日本語や英語での受付はほとんどありませんので、ポルトガル語通訳等が必要です。医薬分業であり、薬は市中の薬局へ行き購入します。抗生剤と向精神薬は医師の処方箋がないと購入できません。24時間営業の薬局もあります。
警戒すべき病気・感染症
デング熱
蚊の媒介で発症するウイルス感染症です。潜伏期は3~14日で、突然の高熱・頭痛・関節痛が1週間ほど続きます。予防接種や治療薬はありませんので、日中蚊に刺されないことが大切です。一部にデング出血熱という重症型がありますので、高熱が続く場合は直ちに病院受診が必要です。毎年のように大流行します。
呼吸器感染症
北部の熱帯地方では1年中冷房を利用します。また、南部の冬は気温が下がるため空気が乾燥し、乾季には1日の温度差が大きくなります。そのため、どの地域でも上気道炎や肺炎にかかり易くなります。
感染性胃腸炎
ウイルス・細菌・真菌・原虫などの入った食べ物や水から感染し、下痢・腹痛・嘔吐・発熱などの症状を呈します。主に脱水に対する対症療法を行いますが、症状が強い時は医療機関受診が必要です。
寄生虫症
多種の寄生虫感染症があります。医師によっては、消化器症状の患者にすぐに駆虫薬を処方することありますが、きちんと診断を受けることを勧めます。生野菜などは注意が必要です。
有毒性動物
蛇・サソリ・くも・毛虫などの有毒性動物による咬・刺傷事故も多く、死者も出ています。郊外でのリクレーションや野外活動では、長袖・長ズボンを着用し、藪などには近づかない方が良いでしょう。事故に遭った場合は、直ちに医療機関を受診してください。
マラリア
ブラジル北部7州(アマゾン地域)と周辺のマラニョン及びマットグロッソ州の9州が流行地域です。マラリア原虫に感染した蚊(ハマダラカ)に刺されて感染します。潜伏期は当地で頻度の高い三日熱マラリアが8日から1ヶ月(平均14日、長くて半年から1年)、次に多い熱帯熱マラリア(重症化するタイプ)が5日から1ヶ月です。その後、高熱で発症します。予防は夜間(夕方暗くなりかけから明け方まで)蚊に刺されないことです。流行地域で蚊に刺され高熱が出た場合は、速やかにマラリア専門の公立医療機関(医療費は無料)を受診してください。なお、基本的には抗マラリア薬の予防内服は不要です。
黄熱病
ゴイアス州やブラジリア連邦区から北部のアマゾン地域にかけて発生します。蚊が媒介するウイルス病です。森林地帯の猿などにも感染します。潜伏期は3~6日間で高熱で発症し、20%は重症化して肝不全を伴い死亡します。予防接種がありますので、森林地帯に入る場合は予防接種が必要です。
急性肝炎
食べ物や水から感染するA型肝炎(潜伏期1~2ヶ月)と血液や体液から感染するB型肝炎(潜伏期1~6ヶ月)があり、発熱・全身倦怠感・食欲不振などの症状と黄疸が表れます。A・B型肝炎ともに予防接種があります。
狂犬病
狂犬病ウイルスに感染している哺乳動物(野犬やコウモリなど)に咬まれて発症します。潜伏期は10~30日で高熱・痙攣などの神経症状で発症し、治療薬はなく死亡します。予防接種で予防可能です。咬まれた時は、すぐに傷を流水と石鹸で洗い医療機関を受診してください。
シャーガス病
吸血昆虫のサシガメが媒介する感染症です。潜伏期は1~2週間で発熱や発疹で発症します。初期に治療しないと10~20年後に心臓病などを起こすことがあります。サシガメは地方の人家の土壁などに生息し夜間出没しますので、刺されないように注意して下さい。なお、近年は経口感染が主体となってきました。パラ州を中心として、不衛生なアサイー食品(ヤシ科の植物製品)からの感染例が多いので注意が必要です。
リーシュマニア症
サシチョウバエ(蚊に近い昆虫で蛾に似ています)により感染します。発熱や貧血で発症する内臓リーシュマニア(潜伏期2週間~1年)と皮膚や粘膜に潰瘍を起こす皮膚・粘膜リーシュマニア(潜伏期1~4週間)があります。薬物療法が必要です。森林でサシチョウバエに刺されないよう注意下さい。
マンソン住血吸虫症
巻き貝がいる淡水に入ると、皮膚から感染します。ブラジルでの慢性肝臓病の原因の一つになっています。
HIV/AIDS
ヒト免疫不全ウイルスに感染した血液や精液などから感染します。輸血など血液製剤による感染は減少し、性交渉での感染が増えています。不特定多数の性交渉を避け、コンドーム使用などで予防して下さい。
トラベルアドバイス
・水道水は飲用には適しません。飲み水はミネラルウオーターの利用が必須です。
・外食時は清潔なレストランでよく加熱調理されたものを食べてください。生野菜は避けてください。
・十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。
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ブラジル
自然災害情報
現状
干ばつ
サンパウロの水供給は、ブラジルの南東部に深刻な干ばつがあったことにより大きな影響を受けています。サンパウロの一部の地域では水不足があり、水質は低下しています。
山火事
乾季の暑く乾燥した気象条件は、5月から9月にかけて続き、首都ブラジリアを含むブラジルの中心部では山火事につながる可能性があります。
洪水
雨期には洪水や地すべりが発生する可能性があります。
トラベルアドバイス
・洪水や山火事が発生する可能性がありますので気象情報に注意しましょう。
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❗️危険要因(ブラジル) ●凶悪犯罪 ・所得格差による貧困、麻薬の売買等に起因する殺人、強盗等の凶悪犯罪が多発しています。
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⚠️要注意エリア ⚠️1 ブラジリア連邦区、サンパウロ州大サンパウロ圏及びカンピーナス市、リオデジャネイロ州大リオ圏、アマゾナス州大マナウス圏、パラー州大ベレン圏、ペルナンブコ州大レシフェ圏、バイア州大サルバドール圏、エスピリトサント州大ビトリア圏、パラナ州大クリチバ圏及びリオグランデドスル州ポルトアレグレ市 【要警戒!】 ・所得格差による貧困、麻薬の売買等に起因する殺人、強盗等の凶悪犯罪が多発し、またファベーラ(スラム街)の犯罪組織間の抗争事件等も多発しています。
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南アメリカの国・地域