|
Top > ペルー
|
|
Peru ペルー |
総合危険度:2.0
(総合危険ポイント:2574.5)
事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
|
|
誘拐
危険度:1.5
(危険ポイント:22.4)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
センデロ・ルミノソ(SL)は、2012年4月にクスコ州ラ・コンベンシオン郡エチャラテ町ケパシアト地区のカミセア天然ガスプロジェクト宿泊施設から、関連従業員36名を連れ去る事件を起こしており、その後もガスプロジェクト関連企業従業員や道路建設企業従業員等を数時間拘束するなどの事件を起こしています。また、子供を誘拐して兵士に育てており、2014年7月及び8月には、国家警察及び国軍の合同部隊が、SLのキャンプから女性や子供54名を発見保護する事案も起きています。このように、SLは現在も、政治的、軍事的、経済的目的により、誘拐を敢行している状況が明らかになっていますが、これらの事件は誘拐事件として計上されていない点に注意する必要があります。
これまで、誘拐の被害対象は裕福なペルー人が多く、外国人に対する誘拐事件の発生はほとんどみられませんでした。しかし、2011年8月には、韓国人企業家の子弟が通学中に誘拐される事件が発生したほか、外国人旅行者を狙った短時間誘拐も散見されています。中流家庭の子供が対象となる事件も発生しているため、今後も誘拐には十分な注意が必要です。
|
人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
0.2 |
ペルー |
2.3 |
(最新データ)
|
|
傷害・暴行
危険度:1.6
(危険ポイント:2504.2)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
・外壁が2m以上あり、ガードマンが常駐しているといった警備体制の高いホテルや住居に宿泊しましょう。
・夜間の外出は極力避けること。必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅しましょう。
・人が銃器やナイフを持っている可能性がありますので、強盗被害にあった際には抵抗しないでください。
|
人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
21.0 |
ペルー |
211.1 |
(最新データ)
|
|
窃盗
危険度:0.8
(危険ポイント:555.2)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
見知らぬ人から声を掛けられ、そちらに気をとられている隙に犯行仲間にカバンや財布、携帯電話を奪われるケースや、突然背後からカバンをひったくられるケース、レストランやホテル、空港、バスターミナルなどで貴重品から目を離した隙に置き引きに遭うケースなどが多発しています。
観光地(リマ、クスコ、アレキパ、プノ等)における一般犯罪は観光名所、宿泊施設前、バスターミナル、人通りの少ない路地裏などで犯罪が多発しており、特に単独旅行者は標的になりやすく、深夜・早朝に限らず昼間でも被害が発生しています。また、流しのタクシーによる強盗事件も発生しており注意が必要です。
・場所取りのためにバックを置いたりするのは止めましょう。
・有名な観光地では特に警戒しましょう。
・親しげに近づいてくる女性には注意しましょう。(飲食物に薬を混入され、昏睡状態になった時に現金を盗まれる場合があります。)
・多額の現金やパスポートなどの貴重品は持ち運ばないでください。
・警官から現金を不当に要求されたら、支払いを拒み、大使館に連絡しましょう。
|
人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
356.2 |
ペルー |
289.3 |
(最新データ)
|
|
強盗・強奪
危険度:1.4
(危険ポイント:1820.5)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
パソコンやカメラ、携帯電話等の電子機器を狙った強盗、銀行や両替所で現金を引き出して多額の現金を所持している人に目を付けて、グループで追跡し強盗におよぶ「マルカ」と呼ばれる強盗が発生しています。
拳銃等の武器を使用した強盗事件が多発しています。通行人に拳銃を突きつけ金品を奪う事件や、飲食店に押し入って居合わせた客の所持品を奪う事件、深夜移動の長距離バスを襲い、乗客の貴重品を全て奪った上で数時間後に解放するといった事件、タクシーを装って乗客から金品を奪う偽タクシー強盗事件などが発生しています。
複数の車両に分乗した7~8人の犯行グループやバイクに乗った二人組の犯人が、信号待ちや渋滞で停車している車、走行中の車を挟み撃ちにして、車を強奪したり、自動車の窓ガラスを割り車内の鞄を強奪するケースの他、被害者が抵抗して逃走を試みた際に銃撃され死亡する自動車強盗・窓割強盗事件も発生しています。
|
人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
2.4 |
ペルー |
250.5 |
(最新データ)
|
|
強姦・強制猥褻
危険度:1.0
(危険ポイント:94.0)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
・夜間の女性の一人歩きは極力避け、タクシー等を利用しましょう。
・夜間の公衆トイレ・公園・人通りの少ない場所、街灯がない暗い道路を避けて歩いてください。
・見知らぬ者からの誘い(食事、観光案内等)には安易に乗らないでください。
・知り合って間がないなど、素性のよくわからない者の家に安易に行ってはいけません。またアパートのオーナー等であっても安易に自分の部屋に入れないでください。
・バー等で見知らぬ者から勧められる飲物には、特に注意しましょう。
・旅行やドライブは複数で計画的に行動するよう心掛けてください。
・身体の露出が多い服装での外出は控えましょう。
|
人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
6.8 |
ペルー |
18.1 |
(最新データ)
|
|
テロ
危険度:1.2
(危険ポイント:0.2)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
ペルーでは、センデロ・ルミノソ(SL)及びトゥパク・アマル革命運動(MRTA)の二大テロ組織が1980年代から活発なテロ活動を行っていました。しかし、1990年初頭以降、ペルー政府が強力なテロ対策を展開した結果、両組織の主要幹部がほぼ逮捕され、あるいは死亡するなど、SL、MRTAともに組織は弱体化しました。これに伴い、テロ関連犯罪の件数も、1992年の2,995件をピークに減少が続き、近年は30件前後にまで減少しており、特定の地域以外でのテロ活動は認められていません。
2000年3月には国内の非常事態宣言地域の指定が一旦全て解除されましたが、2003年6月の「テチント社キャンプ襲撃事件」等の発生を受け、ペルー政府は、地域を限定して再度非常事態宣言を断続的に発出し、現在もテロ対策のために多数の郡・町に発出されています。
イスラム過激派等の国際テロ組織の活動はこれまで確認されていませんでしたが、2014年10月にシーア派民兵組織ヒズボラのメンバーとみられる男1名が逮捕されました。容疑者は、ペルーの治安警備状況を組織に報告するために滞在していたと供述していますが、一部専門家の間ではペルー国内でテロを計画していたとの見方もあり、イスラム過激派等の国際テロ組織の活動について、今後も注意する必要があります。
(最新データ)
|
|
殺人
危険度:1.6
(危険ポイント:114.1)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
リマ市やカヤオ市を中心に、拳銃を使った強盗・窃盗などの凶悪犯罪が依然として多発しており、抵抗したことにより殺害される事件も起きています。誘拐された際、被害者が抵抗した場合には殺害するケースもあります。外国人観光客が狙われることもあるので、空港周辺や観光地への移動の際には十分注意が必要です。
・夜間の外出は極力避けること。必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅しましょう。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・外出時は荷物を宿泊場所に預け、できるだけ荷物を持たず両手が使えるようにしてください。
|
人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
0.3 |
ペルー |
6.7 |
(最新データ)
|
|
政情不安
危険度:1.1
(危険ポイント:66.3)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
ペルーにおいては80年代から90年代にテロ活動を行っていたセンデロ・ルミノソ (SL)及びトゥパク・アマル革命運動(MRTA)が弱体化している一方で、SLの麻薬関連活動が顕在化してきている他、一般犯罪件数が増加傾向にあります。また社会争議も引き続き発生しており、いつ何時、争議が激化し、デモ行進や道路封鎖が行われるかは予想できません。
ロレト州、フニン州、ワンカベリカ州、クスコ州、アヤクチョ州、コロンビアとの国境地帯は麻薬栽培地域があり、テロリスト及び犯罪組織が活動しています。また犯罪組織による麻薬密輸ルートになっているとみられており、襲撃、誘拐事件といった不測の事態に巻き込まれる可能性が十分にあります。
エクアドルとの国境地帯では地雷や不発弾が埋まっている場所があります。
|
|
自然災害
危険度:1.9
(危険ポイント:11013.6)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
地震、火山
ペルーは活発な地震帯に位置し、地震の影響を受けやすいです。また、ペルー南部には活発な火山がありますので突然の噴火にご注意ください。
|
2007〜2016年 被災者数(人) |
日本 |
1,449,493 |
ペルー |
4,288,155 |
|
|
交通機関事故
危険度:2.1
(危険ポイント:8019.0)
危険性が高い項目であるため、渡航・滞在するにあたり 十分な注意と安全対策が必要です。
一部主要幹線道路を除いて殆どの道路が一方通行となっています。また道路の舗装率は比較的高いですが、各所に陥没、ひび割れ等が発生しており、さらに車線区分の線が不鮮明で非常に運転しずらい状況です。
運転者のマナーは非常に劣悪で、信号無視、逆行、合図なしでの車線変更、強引な割り込み、急発進、急停車、迷惑駐車等は日常的に発生しています。また信号や道路標識の類は日本とほぼ同じですが、停電、故障、破損等により認識が難しいものが多々ありますので、注意を要します。
2006年から自動車、タクシー、長距離バスなどに乗車する際は、運転席、助手席だけではなく後部座席についてもシートベルトの着用が義務づけられており、シートベルトを着用していない場合は、運転手に対して罰金が科せられますが、シートベルトが壊れている車両もあるので、そのような車両へは乗るのを止めた方がよいでしょう。
|
人口10万人あたり死亡者数(人) |
日本 |
3.8 |
ペルー |
8.1 |
(最新データ)
|
ペルー
テロ情報
現状
ペルーでは、センデロ・ルミノソ(SL)及びトゥパク・アマル革命運動(MRTA)の二大テロ組織が1980年代から活発なテロ活動を行っていました。しかし、1990年初頭以降、ペルー政府が強力なテロ対策を展開した結果、両組織の主要幹部がほぼ逮捕され、あるいは死亡するなど、SL、MRTAともに組織は弱体化しました。これに伴い、テロ関連犯罪の件数も、1992年の2,995件をピークに減少が続き、近年は30件前後にまで減少しており、特定の地域以外でのテロ活動は認められていません。
2000年3月には国内の非常事態宣言地域の指定が一旦全て解除されましたが、2003年6月の「テチント社キャンプ襲撃事件」等の発生を受け、ペルー政府は、地域を限定して再度非常事態宣言を断続的に発出し、現在もテロ対策のために多数の郡・町に発出されています。
イスラム過激派等の国際テロ組織の活動はこれまで確認されていませんでしたが、2014年10月にシーア派民兵組織ヒズボラのメンバーとみられる男1名が逮捕されました。容疑者は、ペルーの治安警備状況を組織に報告するために滞在していたと供述していますが、一部専門家の間ではペルー国内でテロを計画していたとの見方もあり、イスラム過激派等の国際テロ組織の活動について、今後も注意する必要があります。
各組織の活動状況
センデロ・ルミノソ(SL)
SLは、2002年3月の米大使館前における自動車爆弾事件以降、リマ市内では宣伝行為以外の活動は行っていません。しかし、非常事態宣言発出地域内においては、現在も軍や警察の治安部隊を狙った攻撃を繰り返し行っており、多くの犠牲者が出ています。そのため、これらの危険地域には立ち入ることがないよう、特に注意する必要があります。また、SLの政治部門とされる「恩赦と基本的権利のための運動(MOVADEF)」が、合法政党として政治に参加することを目的として活動を活発化させています。今後、刑期を終えた重要幹部の釈放も予定されており、MOVADEFへの合流も予想されることから、これらの動きにも注意する必要があります。
トゥパク・アマル革命運動(MRTA)
MRTAは、メンバーが次々と逮捕されるなどして、2000年以降表立った活動は殆どみられていません。現在は法廷闘争を継続しながら下部組織の再編を図っている模様で、釈放された元メンバーを集めているとの情報もあり、社会運動団体の代表として抗議活動を扇動している元メンバーも確認されています。また、MRTAの過激分子とみられる者達が、トゥパク・アマル人民革命軍(FAR-EPT)の創設を訴えるビデオによる声明を発表しましたが、これまでFAR-EPTの国内での活動は確認されていません。過去にMRTAは、在ペルー日本大使公邸占拠事件や、数々の身代金目的の誘拐事件を敢行してきました。隠し資金も未だ発見・差し押さえられていないこと、国外に逃亡したメンバーが国外の革命勢力との連携を目指してプロパガンダや資金活動を継続していること、服役していたメンバーが近年多数釈放されていることなどからも、引き続き十分な注意が必要です。
トラベルアドバイス
・ペルーには麻薬栽培地域があり、テロリスト及び犯罪組織が活動しています。
・テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
・テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
閉じる
ペルー
犯罪・誘拐情報
現状
リマ市やカヤオ市を中心に、拳銃を使った強盗・窃盗などの凶悪犯罪が依然として多発しており、抵抗したことにより殺害される事件も起きています。スリ、ひったくり、置き引き等のほか、パソコンやカメラ、携帯電話等の電子機器を狙った強盗、銀行や両替所で現金を引き出して多額の現金を所持している人に目を付けて、グループで追跡し強盗におよぶ「マルカ」と呼ばれる強盗も発生しています。
警戒すべき犯罪
強盗
拳銃等の武器を使用した強盗事件が多発しています。通行人に拳銃を突きつけ金品を奪う事件や、飲食店に押し入って居合わせた客の所持品を奪う事件、深夜移動の長距離バスを襲い、乗客の貴重品を全て奪った上で数時間後に解放するといった事件、タクシーを装って乗客から金品を奪う偽タクシー強盗事件などが発生しています。
窃盗(スリ、ひったくり、置き引き等)
見知らぬ人から声を掛けられ、そちらに気をとられている隙に犯行仲間にカバンや財布、携帯電話を奪われるケースや、突然背後からカバンをひったくられるケース、レストランやホテル、空港、バスターミナルなどで貴重品から目を離した隙に置き引きに遭うケースなどが多発しています。
自動車強盗・窓割強盗
複数の車両に分乗した7~8人の犯行グループやバイクに乗った二人組の犯人が、信号待ちや渋滞で停車している車、走行中の車を挟み撃ちにして、車を強奪したり、自動車の窓ガラスを割り車内の鞄を強奪するケースの他、被害者が抵抗して逃走を試みた際に銃撃され死亡する事件も発生しています。
観光地(リマ、クスコ、アレキパ、プノ等)における一般犯罪
観光名所、宿泊施設前、バスターミナル、人通りの少ない路地裏などで犯罪が多発しており、特に単独旅行者は標的になりやすく、深夜・早朝に限らず昼間でも被害が発生しています。また、流しのタクシーによる強盗事件も発生しており注意が必要です。
誘拐
営利目的の誘拐が発生しています。いわゆる「短時間誘拐」と呼ばれているもので、自動車強盗団が自動車を強奪する際に乗員を一時的に拘束するケースや、流しのタクシーを装う等して被害者を一時的に監禁した上で、ATMを数か所回って現金を引き出させた後に解放する事件もみられます。外国人観光客が狙われることもあるので、空港周辺や観光地への移動の際には十分注意が必要です。
トラベルアドバイス
・夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
閉じる
ペルー
病気・感染症情報
衛生・医療事情
ペルーの医療システムは公的病院を受診するシステムと私立病院を受診するシステムに大きく分かれ、さらに公的病院は、ペルーの健康保険に加入している者を対象とした病院(EsSalud)と誰でも受診できる公立病院(MINSA)に分かれ、大きくこの3つに分類できます。ペルーの医療事情はリマと地方都市では大きく異なります。リマには比較的設備の整った私立病院がいくつかありますが、地方都市には公立病院しかないことも多く、私立病院の設備もそれほど整っていない場合が多いのが現状です。一般の公立病院(MINSA)は主に貧困層を対象とした病院で、必要最低限な設備も老朽化等で使用できないことが多いのが現状で、健康保険病院(EsSalud)は一般の公立病院(MINSA)に比べると比較的設備は整っていますが、医療レベルは高いとはいえません。旅行者の場合、ペルーの健康保険非加入者でも救急の場合は実費で受診が可能なので、地方都市では利用せざるを得ない場合がありますが、これらの病院では、医師の一部しか英語を解さず、スペイン語を話せない外国人が、初診から受診することは現実的にはかなり困難と思われます。
リマや大都市には民間健康保険の加入者や富裕層、外国人を対象とした私立病院があり、これらの多くは清潔感があり、設備も比較的整っています。また、受付なども英語を解する人がいる場合もあり、英語で受診できることもあります。私立病院でも医療技術や診断能力は、医師によってかなりの差があり、一般的には日本や欧米先進国と比べると高いとは言えません。
警戒すべき病気・感染症
A型肝炎
A型肝炎ウイルスに汚染された飲食物(主に水、生野菜、魚貝類など)を食べることによって感染するウイルス感染症で、発症すると発熱、全身倦怠感、黄疸などを認め、入院治療が必要になることがあります。予防にはワクチン接種が有効です。セビッチェに代表されるペルー料理では魚貝類を生で食べる機会も多いので、ワクチンでの予防が重要です。
デング熱
デング熱は蚊によって伝搬されるウイルス感染症で、通常5日程度の潜伏期の後、高熱で発症します。頭痛、関節痛、発疹を伴い、この発疹は胸部、体幹から四肢、顔面へ広がります。通常は一週間程度で自然軽快します。デング熱の一部にデング出血熱という重症化を呈するものがあります。流行する地域は森林地帯に限らず、海岸地帯でも流行することがあります。デング熱には予防薬も特効薬もありませんので、長袖シャツや蚊帳を利用するなど、蚊に刺されない努力をすることが大切です。
黄熱病
蚊によって伝搬されるウイルス感染症で、3~6日の潜伏期の後発症し、致命率は20~50%といわれています。治療法はなく、予防にはワクチン接種が有効です。イキトスなどのジャングル地帯へ入られる方は、長袖シャツや蚊帳を利用するなど、蚊に刺されない努力を怠らないとともに、黄熱病ワクチンの接種を強くお勧めします。ワクチンは接種後10日目から10年間有効とされています。
マラリア
アマゾン地域には一年中を通してマラリアが存在しています。ジャングル地帯へ入られる方は、長袖シャツや蚊帳を利用するなど、蚊に刺されない努力を怠らないとともに、必要に応じてマラリア予防薬を内服することも考慮に入れる必要があります。
トラベルアドバイス
・水道水は飲用に不適です。ミネラルウォーターを飲むようにしましょう。
・肉、魚介類、卵は鮮度に注意し、大型スーパーや信用のある店で購入してください。セビッチェなど生の魚介類を食べる場合は、衛生状態の良いレストランを選んでください。
・緊急移送サービス等十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことをお勧めします。
閉じる
ペルー
自然災害情報
現状
地震、火山
ペルーは活発な地震帯に位置し、地震の影響を受けやすいです。また、ペルー南部には活発な火山がありますので突然の噴火にご注意ください。
トラベルアドバイス
・地震が発生する可能性がありますのでご注意ください。
閉じる
❗️危険要因(ペルー) ●一般犯罪 ・観光地を訪れる外国人をターゲットとしたスリ、ひったくり、置き引き、自動車の窓割り強盗、路上強盗等財産目的の犯罪被害が発生しています。
●テロの脅威 ・麻薬栽培地域があり、テロリスト及び犯罪組織が活動しています。
|
⚠️要注意エリア ⚠️1 ロレト州、フニン州、ワンカベリカ州、クスコ州、アヤクチョ州 【渡航するのは止めて下さい!】 ・麻薬栽培地域があり、テロリスト及び犯罪組織が活動しています。
⚠️2 コロンビアとの国境地帯 【渡航するのはお控え下さい!】 ・犯罪組織による麻薬密輸ルートになっているとみられており、襲撃、誘拐事件といった不測の事態に巻き込まれる可能性が十分にあります。
⚠️3 エクアドルとの国境地帯 【渡航するのはお控え下さい!】 ・地雷や不発弾が埋まっている場所があります。
⚠️4 リマ州リマ市及びカヤオ憲法特別市 【要警戒!】 ・貧困地域を中心に一般犯罪が多発しています。
|
南アメリカの国・地域