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ホンジュラス Honduras |
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危険度3: |
危険度とは?
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危険性が高いエリアがあるため、 渡航・滞在するにあたり十分な注意と安全対策が必要です。 |
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❗️危険要因(ホンジュラス) ●犯罪事件 ・ホンジュラス国内では犯罪が地域を問わず発生しています。依然として、銃器を使用した凶悪犯罪が多発しており、厳しい治安情勢が続いています。
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⚠️要注意エリア ⚠️1 首都テグシガルパ市 【渡航するのはお控えください!】 ・殺人や強盗等の凶悪犯罪が多発しております。
●ホンジュラス北部 【渡航するのはお控えください!】 ・ホンジュラスは「麻薬の経由地」となっており、南米から北米に密輸されるコカインの約80%はホンジュラスを経由しているといわれています。特に、北部、西部及び東部における麻薬組織の活動が活発化し、組織間抗争や麻薬取引のトラブルによる殺人事件も多発しています。 ・国内の犯罪組織のみならず外国の犯罪組織も流入しているとみられています。
●ホンジュラス南部 【要警戒!】 ・犯罪が地域を問わず発生しています。
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ホンジュラス
テロ情報
現状
現在のところ、ホンジュラスでは、テロ組織の活動及びイスラム過激派組織関連の活動は確認されていません。ホンジュラスではテロの発生の可能性は低いとみられてきましたが、2013年8月にはテグシガルパ市内の大統領(当時)私邸付近にて爆発事件が発生し、2015年にも同市内の最高裁判所敷地内に対し、手製の爆発物が投げ込まれる事件が発生しています。事件の背景は不明ですが、今後も手榴弾等の爆発物を使用した事件が散発する可能性も排除できません。また、シリア国内からホンジュラスに逃れてきた難民等にテロリストが紛れ込む可能性は否定できません。
トラベルアドバイス
・テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
・テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
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ホンジュラス
犯罪・誘拐情報
現状
ホンジュラスにおいては、治安の悪化に歯止めが掛からず、各地において殺人、強盗、誘拐等の凶悪犯罪が高い頻度で発生しています。凶悪犯罪の中心となっているのは、青少年凶悪犯罪集団「マラス」をはじめとした犯罪組織です。殺人、強盗、誘拐等のほか、組織間の抗争に伴う銃撃戦により、無関係の住民が巻き込まれる事件も発生しています。また近年では、北部、東部及び西部を中心に麻薬組織の活動が活発化しており、治安悪化の大きな要因となっていますが、豊富な資金と武器を持つ麻薬組織に対し、人員及び予算不足に苦しむ治安当局は全く対抗できず、中には犯罪組織に加担したり、請負殺人、麻薬密売、強盗等を行う警察官がいる等、治安関係者の汚職も非常に深刻であり、ホンジュラスの治安対策は困難に直面しています。
トラベルアドバイス
・夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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ホンジュラス
病気・感染症情報
衛生・医療事情
国公立病院は、職員不足、技量の低下、医療機器の老朽化及び故障、医薬品払底等により、もはや健全な病院機能を果たしているとはいえません。かろうじて私立病院がある程度の疾病、外傷に対応しておりますが、術後感染症の発生も多く、全幅の信頼をおけるまでには至らず、特に輸血を含めた観血的治療は避けるべきで、そのような症例は先進国に移送することをお勧めします。私立病院の救急部は24時間予約不要で受診可能ですが、受付時に医療費支払い保証を求められ、確認が取れないと医療行為を受けられないケースもありますので、受診の際には多めの現金、クレジットカード等支払い保証となるものを必ず持参してください。なおクレジットカード使用に際し、本人確認書類が必要となりますので、旅券あるいはホンジュラス住民登録証を持参して下さい。小切手に関しては、ホンジュラス国外銀行の小切手受け取りは拒否されることがほとんどです。
医療費自体は日本と同程度ですが、窓口支払い額は実費払いとなります。要するに日本でいうところの医療保険適応外の実費払い程度の支払い額となること、疾病によっては先進国へ移送しての治療が望ましいことをふまえ、高額保障の海外旅行傷害保険等に加入されることを強くお勧めします。
衛生事情は不良で、公衆衛生知識の浸透、啓蒙も不十分なため、家庭、食料品販売店、レストラン等の食品及び衛生管理も不十分です。市民はゴミをポイ捨てするため、市中の街路、路肩、空き地、川岸にはゴミが散乱し極めて不衛生で、都市部のごく一部では公共のゴミ収集システムはあるものの、最終処理場の管理が不十分で、多くのゴミが近隣の山間に放置されています。水道水は大腸菌、雑菌、鉄錆および微細ゴミの混入を認めるため、飲用には適しません。邦人家庭では浄水フィルターを通した水を台所での洗浄用として使用しているのが一般的です。飲用、調理用としては市販のミネラルウオーターを使用することをお勧めします。この際必ずキャップが未開封で漏れがないことを確認して下さい。
警戒すべき病気・感染症
感染性胃腸炎
下痢を主症状とし、嘔気、嘔吐、発熱、腹痛等の症状を呈する感染性疾患で、ホンジュラス国内で最も患者数の多い疾患であり、年間届け出患者数は20万人を超え、さらに医療機関未受診者はその3~5倍に及ぶとする複数の臨床医による意見もあります。その原因微生物は細菌、ウイルス、原虫を含む寄生虫と多岐にわたりますが、食品衛生に関する知識、食料品を販売する販売員の清潔概念、食料品店の商品管理・衛生管理などの問題も多く、家庭での調理には細心の注意が必要です。時に出血性胃腸炎の病態を呈し重篤化する症例もあります。但し、母集団をホンジュラス在住日本人に限ると患者数はそれ程多くはありません。外食の際には、十分に加熱された食品を食すること、飲料水はミネラルウオーターを飲み、氷は避けるなどの一般的注意を怠らないようにしてください。家庭での調理の際にも葉物野菜を中心に十分に洗浄し、虫体や虫卵の付着がないか確認を怠らないようにして下さい。調理前、調理済みにかかわらず食品を保存する場合の温度管理にも注意が必要です。
急性呼吸器感染症
いわゆる「風邪、上気道炎」に代表される疾患ですが、高原地帯では気温の日内変動が大きく、湿度が40%を下回ることもあること、また、特に首都テグシガルパは、地形的に盆地であるため低空に漂う空気の循環が弱く、車の排気ガス、野焼きの煙等の影響も加わり、急性気管支炎を呈する患者が、3~5月に多発する傾向にあります。同時期には小児の喘息様気管支炎も多くみられます。成人では急性症状軽快後の遷延性咳嗽も多く認めます。原因微生物は特定されていませんが、臨床的にはマクロライド系抗生物質が奏効することが多い印象です。手洗い、うがい等の標準予防策励行が基本となります。母集団をホンジュラス在住日本人に限ると最多疾患になります。
デング熱(デング出血熱を含む)
蚊が媒介する各種感染性疾患の中で最も患者数の多い疾患です。原因微生物はデングウイルスで、これを媒介する蚊は、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ等です。蚊に刺されて2~7日の潜伏期後、高熱で発症し、二峰性発熱、筋肉痛、関節痛、皮疹等の症状を呈し、およそ発症後1週間程度で回復に向かい通常は後遺症なく回復しますが、一部の患者で皮膚粘膜からの出血、肝腫脹、血圧低下等を伴う重篤なデング出血熱となります。デング熱に対する特異的治療薬は存在しないため、対症療法にて治療します。またワクチンも存在しないため、皮膚の露出を避ける、虫よけスプレーの使用、蚊帳、蚊取り線香、防虫剤の使用、網戸の使用等の防蚊対策が基本です。
マラリア
蚊が媒介する感染性疾患です。原因微生物は寄生虫に属するマラリア原虫で、それを媒介するのは夜間活動性のハマダラカです。蚊に刺されて7~21日の潜伏期後、突然の高熱で発症します。4種類のマラリア亜系それぞれで発熱周期が異なることも特徴です。その他の症状は悪寒、戦慄、頭痛、全身倦怠感等です。ホンジュラスのマラリアは、その90%が三日熱マラリア、10%が熱帯熱マラリアです。熱帯熱マラリアを含めて治療薬は、クロロキンが第一選択薬になっています。根治療法はプリマキンとなっています。
リーシュマニア症
サシチョウバエが媒介する感染性疾患です。原因微生物は、リーシュマニアという原虫です。サシチョウバエの吸血後、1週間~数ヵ月して原因不明の発熱と全身倦怠感で発症します。主病変部位により、内蔵型、皮膚型、皮膚粘膜型に分類されます。治療は、アンチモン製剤、アムソビーム、インパビド等を使用しますが、無効例や副作用による治療不能例もあります。ワクチンは存在しませんので、防蚊対策に準じた予防策が基本です。ホンジュラスにおける届け出患者数は、年間500~800例です。
シャーガス病(アメリカトリパノソーマ)
吸血性昆虫のサシガメが媒介する感染性疾患です。病原体はトリパノソーマ・クルジという原虫ですが輸血により感染することもあります。トリパノソーマ・クルジはサシガメの糞便中に排泄され、それが皮膚・粘膜の傷口より体内に侵入することにより感染します。トリパノソーマ・クルジの侵入後数時間後に局所に腫瘤が形成され、その後1~3週間後の潜伏期を経て眼瞼周囲の腫れ、発熱、リンパ節腫脹で発症します。慢性期に移行すると、肝臓、心臓、食道等に様々な症状が出現し、死にいたることが多い疾患です。治療には、ニフルチモックスを使用しますが、無効例も少なくありません。ホンジュラスにおける届け出患者数は、疑い症例を含めて年間200例弱です。ワクチンは存在せず、防虫対策が基本になります。
チクングンニャ
2014年、国内発生が確認されました。デング熱と同様、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなどの蚊の媒介によって、発症します。2日から2週間の潜伏期の後、40℃の高熱、斑状丘疹、関節痛が出現します。その他、頭痛、結膜炎などを伴うこともあります。予防は、蚊の接触を避けることですが、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカは、デング熱と同じく昼行性なので、通常は屋外感染するので、昆虫忌避剤、肌を露出しない服装が、望ましいです。
トラベルアドバイス
・水道水は飲用には適しません。飲み水はミネラルウオーターの利用が必須です。
・外食時は清潔なレストランでよく加熱調理されたものを食べてください。生野菜は避けてください。
・海外移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。
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ホンジュラス
自然災害情報
現状
ハリケーン
6月から11月末にかけてはハリケーンが発生しやすくなります。
洪水
5月から11月にかけての雨季には、洪水が発生しやすくなります。
森林火災
12月から4月にかけての乾季には、広範囲にわたり森林火災が発生しやすくなります。
地震
ホンジュラスは活発な地震帯に位置しています。
トラベルアドバイス
・ハリケーンや洪水、森林火災などが発生しますので気象情報はしっかり確認しましょう。
・地震が発生する可能性がありますのでご注意ください。
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トラベルアドバイス
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テロについて
(1)テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
(2)テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
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犯罪・誘拐について
(1)夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
(2)不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
(3)万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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病気・感染症について
(1)水道水は飲用には適しません。飲み水はミネラルウオーターの利用が必須です。
(2)外食時は清潔なレストランでよく加熱調理されたものを食べてください。生野菜は避けてください。
(3)海外移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。
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自然災害について
(1)ハリケーンや洪水、森林火災などが発生しますので気象情報はしっかり確認しましょう。
(2)地震が発生する可能性がありますのでご注意ください。
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緊急連絡先
在ホンジュラス日本国大使館
電話:(504)-2236-5511
FAX:(504)-2236-6100
住所:Col.San Carlos, Calzada Rep. Paraguay, Tegucigalpa, D.C., Honduras, C.A.
消防:198
警察:911
救急車:195
中央アメリカの国・地域