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Mexico メキシコ |
総合危険度:1.0
(総合危険ポイント:1365.4)
いくつかの項目に注意して 渡航・滞在してください。
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誘拐
危険度:1.3
(危険ポイント:16.0)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
メキシコでは誘拐事件が多発しており、大きな社会問題となっています。メキシコにおいては、誘拐被害の多くは届出がなされないと推定されていることから、未認知事件も数多く発生していると推測されます。その他、短時間身柄を拘束し、所持しているキャッシュカードやクレジットカードで現金を引き出させ、その現金を強奪したり、家族などから比較的低額の身代金を要求したりする、いわゆる「短時間誘拐」(特急誘拐、簡易誘拐とも呼ばれる)が発生しており、過去には日本人が被害に遭ったケースもあります。標的になっているのは、人目につくような華美な生活をしている人、特に高級車を所有している人や高価な貴金属等を身に着けている人、首や手にデジタルカメラをぶら下げている旅行者などが多くなっています。また、最近は、標的となった人を脅迫するなどして誘拐しているかのように装い、その間に家族や会社へ身代金を要求する、いわゆる「バーチャル誘拐(偽装誘拐)」と呼ばれる手口の詐欺も発生しています。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
0.2 |
メキシコ |
1.5 |
(最新データ)
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傷害・暴行
危険度:1.5
(危険ポイント:2073.4)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
・外壁が2m以上あり、ガードマンが常駐しているといった警備体制の高いホテルや住居に宿泊しましょう。
・夜間の外出は極力避けること。必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅しましょう。
・人が銃器やナイフを持っている可能性がありますので、強盗被害にあった際には抵抗しないでください。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
21.0 |
メキシコ |
171.1 |
(最新データ)
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窃盗
危険度:0.5
(危険ポイント:160.9)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
強盗、窃盗(車上ねらい、置き引き、ひったくり、スリ、自動車盗難等)の被害は昼夜を問わず発生しているので、多額の現金や貴重品を所持しての外出は避けてください。特に、銀行やATMで多額の現金を引き出した後、けん銃を使用した強盗被害に遭うといった事件や、メキシコ市を中心に高級腕時計を狙った強盗事件が多発しています。また、スマートフォンを狙ったひったくりも多く発生していますので、携帯電話を使用する際は周囲に注意を払ってください。公共交通機関である地下鉄、バス内での犯罪や、流しのタクシー(「リブレ」と呼ばれる)の運転手や運転手と結託した外部の共犯者らによる強盗事件も多発しており、公共交通機関やタクシーを利用する際は十分注意が必要です。
メキシコ市国際空港における強窃盗事件は、過去に比べ減少しましたが、不特定多数が出入りする場所なので、特に置き引き等には、引き続き注意が必要です。また、過去には空港内両替所を利用した旅行者等が襲われる強盗事件、空港の手荷物検査所において、警察官や空港職員に別室での検査を要求され、別室において暗に金銭を要求される事案、その他、航空機に預けた荷物の鍵を破壊されるなどして、預け荷物内の貴重品等が窃取される事件が発生したこともありました。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
356.2 |
メキシコ |
72.9 |
(最新データ)
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強盗・強奪
危険度:2.8
(危険ポイント:4886.4)
危険性が高い項目であるため、渡航・滞在するにあたり 十分な注意と安全対策が必要です。
強盗、窃盗(車上ねらい、置き引き、ひったくり、スリ、自動車盗難等)の被害は昼夜を問わず発生しているので、多額の現金や貴重品を所持しての外出は避けてください。特に、銀行やATMで多額の現金を引き出した後、けん銃を使用した強盗被害に遭うといった事件や、メキシコ市を中心に高級腕時計を狙った強盗事件が多発しています。また、スマートフォンを狙ったひったくりも多く発生していますので、携帯電話を使用する際は周囲に注意を払ってください。公共交通機関である地下鉄、バス内での犯罪や、流しのタクシー(「リブレ」と呼ばれる)の運転手や運転手と結託した外部の共犯者らによる強盗事件も多発しており、公共交通機関やタクシーを利用する際は十分注意が必要です。
過去に日本人学生が長距離バスの乗客を狙った強盗に刺殺される事件が発生した他、金品を強奪される事件が発生しています。メキシコの長距離バスは、定まった路線、定まった運行であるため、特に夜行バスは強盗の襲撃対象になりやすくなっています。また、強盗被害のほか、仮眠中に荷物から貴重品を盗まれたり、荷物室に預けた荷物から現金や貴重品が盗まれたりする窃盗事件も毎年発生しています。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
2.4 |
メキシコ |
588.9 |
(最新データ)
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強姦・強制猥褻
危険度:1.4
(危険ポイント:152.3)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
タクシー配車アプリ(UBER等)においても、強盗、強姦等の被害が発生しているため、利用時間帯、人数、乗車場所等に十分な注意が必要です。
・夜間の女性の一人歩きは極力避け、タクシー等を利用しましょう。
・夜間の公衆トイレ・公園・人通りの少ない場所、街灯がない暗い道路を避けて歩いてください。
・見知らぬ者からの誘い(食事、観光案内等)には安易に乗らないでください。
・知り合って間がないなど、素性のよくわからない者の家に安易に行ってはいけません。またアパートのオーナー等であっても安易に自分の部屋に入れないでください。
・バー等で見知らぬ者から勧められる飲物には、特に注意しましょう。
・旅行やドライブは複数で計画的に行動するよう心掛けてください。
・身体の露出が多い服装での外出は控えましょう。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
6.8 |
メキシコ |
31.6 |
(最新データ)
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テロ
危険度:1.2
(危険ポイント:0.1)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
近年、メキシコでは国際的テロ組織の活動は確認されていませんが、メキシコは、イスラム過激派組織ISILの攻撃対象国60か国に含まれているとされており、ISILまたはその支持者によるテロの標的となる可能性は皆無とは言えない状況にあります。これに対し、メキシコ政府は、国境、各国大使館、空港、港等の警備を強化するとしています。
・大勢が集まる場所やデモ集会等には近づかないようにしてください。
・特にラマダン(特に金曜日)及びイード期間中はテロが発生するリスクが高いため、その期間中は特に警戒してください。
・政府関連施設に行く際は十分な警戒をしてください。(国会等の政府機関を狙ったテロが発生する可能性があります。)
・レストランでは、オープンスペースや出入口付近、ガラス戸近くを避け、奥の壁際か柱の近くに席をとりましょう。
・爆発音が聞こえたらすぐにその場に伏せ、できれば爆発現場の反対方向に頭を向けて、鞄等で頭部を保護してください。
(最新データ)
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殺人
危険度:2.7
(危険ポイント:281.6)
危険性が高い項目であるため、渡航・滞在するにあたり 十分な注意と安全対策が必要です。
殺人件数は増加傾向にあり、市民に対する治安上の脅威は、引き続き存在しています。主要ホテル地区の治安は比較的安全なものの、それ以外の地域では、殺人事件が多発しており、情勢は流動的です。メキシコにおいては、家の安全や正当防衛のため、許可を得てけん銃などの銃器(種類限定)を自宅内に保有することが認められています。武器の携行には国防省の特別許可が必要であり、携行許可を取得することは容易ではありません。しかし、実際は許可なく銃器を保有して携行している人は少なくなく、ほとんどの犯罪に銃器が使用されていると言っても過言ではありません。銃器を使用した強盗はメキシコ全土で発生しており、窃盗犯であってもけん銃を持っています。夜中はもちろんのこと、ひと通りの多い昼間の市街地でも被害に遭うことがあります。また、歩行中ばかりでなく、自動車運転中に信号や渋滞で停車した際にけん銃を突き付けられて車や金品を奪われる被害も多発しているので、カバン、携帯電話、時計等を車外から見えない場所に置き、信号待ち等で車を停める際は周囲に十分注意するとともに、いつでも逃げることができるよう車間距離をとるか、速度を調整してなるべく停車しないように運転してください。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
0.3 |
メキシコ |
15.7 |
(最新データ)
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政情不安
危険度:1.1
(危険ポイント:44.1)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
メキシコの反政府武装組織は、2007年7月及び9月に「人民革命軍」(EPR)がメキシコ石油公社(PEMEX)のパイプライン爆破事件を敢行する等、過去には活発に活動していました。しかし、メキシコ政府は一貫したテロ対策を行い、EPRとは断固として交渉を行わない姿勢を貫いており、EPRとしても武力行動は得策ではないと考えている模様であることから、最近では目立った行動を起こしていません。
1994年にチアパス州で武装蜂起した「サパティスタ民族解放軍」(EZLN)や、その分派である「反乱人民革命軍」(ERPI)、「人民革命武装戦線」(FARP)、「5月23日ハラミジスタ・コマンド」等の力は弱く、政府の機能を麻痺させるだけの力や、無差別テロや自爆テロ等を行う過激性は有していないとみられています。しかし、EZLNは2012年12月にチアパス州においてメンバー数万人による大規模なデモ行進を行い、また、ERPIは2014年9月にゲレロ州イグアラ市において発生した教員養成学校生徒の行方不明事件に関して、生徒を襲撃した犯罪組織のメンバーを粛清するための部隊を創設したと発表するなど、引き続き活動しています。
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自然災害
危険度:1.4
(危険ポイント:5616.6)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
ハリケーン
6月から11月の終わりまではハリケーンが発生しやすくなります。
洪水、土砂崩れ
雨期の間は洪水や土砂崩れが発生しやすいです。
地震
メキシコは活断層地帯に位置しています。
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2007〜2016年 被災者数(人) |
日本 |
1,449,493 |
メキシコ |
8,495,598 |
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交通機関事故
危険度:0.2
(危険ポイント:1509.9)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
自動車で旅行する際には、昼間に、有料道路を利用して移動するよう心がけて下さい。無料の一般道路は、道路に穴が空いているなど舗装があまり良くなく、パンクの原因となったり、穴を避けるため、急に車線を変更したりする車両も多く、接触事故が多発しているため、十分に注意して走行する必要があります。さらに、トペ(車両を減速させるための凸状路面)も多く、またその設置場所を示す道路標識がない場合が多いことから、トペがあることに気がつかず高速で通過してしまい、その衝撃で同乗者が車内の天井で頭を打ち負傷する等の事例も発生しています。当地の運転マナーは劣悪であり、いつ交通事故に遭ってもおかしくありません。車に乗車する際は、全席でシートベルトを着用するよう心掛けて下さい。
また、邦人が加害者となることも少なくありません。一般道では、路上駐車の車両が多数あり、これらの車両の間から急に人や自転車が飛び出して来くることや、大きな幹線道路や高速道路においても、道路を通行したり、横断したりする人や自転車がみられます。渋滞中の車両の間を縫うように横断する人や自転車も多く見られます。 強引に走行する自動車にばかり気を取られていると、思わぬ事故を引き起こす可能性がありますので、運転中は細心の注意を払い、安全運転を心がけて下さい。
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人口10万人あたり死亡者数(人) |
日本 |
3.8 |
メキシコ |
13.1 |
(最新データ)
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メキシコ
テロ情報
現状
メキシコの反政府武装組織は、2007年7月及び9月に「人民革命軍」(EPR)がメキシコ石油公社(PEMEX)のパイプライン爆破事件を敢行する等、過去には活発に活動していました。しかし、メキシコ政府は一貫したテロ対策を行い、EPRとは断固として交渉を行わない姿勢を貫いており、EPRとしても武力行動は得策ではないと考えている模様であることから、最近では目立った行動を起こしていません。また、近年、メキシコでは国際的テロ組織の活動は確認されていませんが、メキシコは、イスラム過激派組織ISILの攻撃対象国60か国に含まれているとされており、ISILまたはその支持者によるテロの標的となる可能性は皆無とは言えない状況にあります。これに対し、メキシコ政府は、国境、各国大使館、空港、港等の警備を強化するとしています。
1994年にチアパス州で武装蜂起した「サパティスタ民族解放軍」(EZLN)や、その分派である「反乱人民革命軍」(ERPI)、「人民革命武装戦線」(FARP)、「5月23日ハラミジスタ・コマンド」等の力は弱く、政府の機能を麻痺させるだけの力や、無差別テロや自爆テロ等を行う過激性は有していないとみられています。しかし、EZLNは2012年12月にチアパス州においてメンバー数万人による大規模なデモ行進を行い、また、ERPIは2014年9月にゲレロ州イグアラ市において発生した教員養成学校生徒の行方不明事件に関して、生徒を襲撃した犯罪組織のメンバーを粛清するための部隊を創設したと発表するなど、引き続き活動しています。
トラベルアドバイス
・イスラム過激派組織の標的となる要因を抱えており、今後、国内においてテロが発生する可能性があります。
・テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めてください。
・テロはどこででも起こりうるという意識を持つとともに、万が一テロの発生現場に遭遇した場合は、現場から離れることを優先してください。
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メキシコ
犯罪・誘拐情報
現状
メキシコ政府による治安対策は、犯罪組織主要人物の相次ぐ逮捕・殺害等、一定の成果をあげており、強盗、窃盗、誘拐、強姦等の犯罪は減少傾向となっている一方、殺人件数は増加傾向にあり、市民に対する治安上の脅威は、引き続き存在しています。
強盗、窃盗(車上ねらい、置き引き、ひったくり、スリ、自動車盗難等)の被害は昼夜を問わず発生しているので、多額の現金や貴重品を所持しての外出は避けてください。特に、銀行やATMで多額の現金を引き出した後、けん銃を使用した強盗被害に遭うといった事件や、メキシコ市を中心に高級腕時計を狙った強盗事件が多発しています。また、スマートフォンを狙ったひったくりも多く発生していますので、携帯電話を使用する際は周囲に注意を払ってください。公共交通機関である地下鉄、バス内での犯罪や、流しのタクシー(「リブレ」と呼ばれる)の運転手や運転手と結託した外部の共犯者らによる強盗事件も多発しており、公共交通機関やタクシーを利用する際は十分注意が必要です。
警察官が関与したと疑われる事件が地方都市で発生するなどしているため、一般的に治安機関に対する国民の信用は低く、2014年9月にゲレロ州イグアラ市で発生したアヨチィナパ教員養成学校生徒襲撃及び行方不明事件では、イグアラ市長が襲撃事件を指示したと見られており地方政府、地方治安機関、犯罪組織の繋がりが明るみに出ました。
直近では2017年1月16日、メキシコ東部ユカタン半島のプラヤデルカルメンのナイトクラブ前で銃の乱射事件が起き、地元当局は少なくとも5人が死亡、15人が負傷したと明らかにしました。
警戒すべき犯罪
誘拐
メキシコでは誘拐事件が多発しており、大きな社会問題となっています。メキシコにおいては、誘拐被害の多くは届出がなされないと推定されていることから、未認知事件も数多く発生していると推測されます。その他、短時間身柄を拘束し、所持しているキャッシュカードやクレジットカードで現金を引き出させ、その現金を強奪したり、家族などから比較的低額の身代金を要求したりする、いわゆる「短時間誘拐」(特急誘拐、簡易誘拐とも呼ばれる)が発生しており、過去には日本人が被害に遭ったケースもあります。標的になっているのは、人目につくような華美な生活をしている人、特に高級車を所有している人や高価な貴金属等を身に着けている人、首や手にデジタルカメラをぶら下げている旅行者などが多くなっています。また、最近は、標的となった人を脅迫するなどして誘拐しているかのように装い、その間に家族や会社へ身代金を要求する、いわゆる「バーチャル誘拐(偽装誘拐)」と呼ばれる手口の詐欺も発生しています。
銃器犯罪
メキシコにおいては、家の安全や正当防衛のため、許可を得てけん銃などの銃器(種類限定)を自宅内に保有することが認められています。武器の携行には国防省の特別許可が必要であり、携行許可を取得することは容易ではありません。しかし、実際は許可なく銃器を保有して携行している人は少なくなく、ほとんどの犯罪に銃器が使用されていると言っても過言ではありません。銃器を使用した強盗はメキシコ全土で発生しており、窃盗犯であってもけん銃を持っています。夜中はもちろんのこと、ひと通りの多い昼間の市街地でも被害に遭うことがあります。また、歩行中ばかりでなく、自動車運転中に信号や渋滞で停車した際にけん銃を突き付けられて車や金品を奪われる被害も多発しているので、カバン、携帯電話、時計等を車外から見えない場所に置き、信号待ち等で車を停める際は周囲に十分注意するとともに、いつでも逃げることができるよう車間距離をとるか、速度を調整してなるべく停車しないように運転してください。
タクシー利用時の強盗罪
特に、メキシコ市内中心部、憲法広場等の観光地及びメキシコ市国際空港周辺の地域で発生件数が多くなっています。
地下鉄やメトロブス(路面バス)での集団窃盗、置き引き、スリ
混雑したメトロブス内でカバン内の財布、ズボンのポケットに入れた携帯電話等のスリに遭う被害が多発しています。貴重品を入れたリュックを後ろに背負っている人やカメラを手に持ったり首から下げたりしている旅行者が主なターゲットです。
長距離バスにおける強盗・窃盗事件
過去に日本人学生が長距離バスの乗客を狙った強盗に刺殺される事件が発生した他、金品を強奪される事件が発生しています。メキシコの長距離バスは、定まった路線、定まった運行であるため、特に夜行バスは強盗の襲撃対象になりやすくなっています。また、強盗被害のほか、仮眠中に荷物から貴重品を盗まれたり、荷物室に預けた荷物から現金や貴重品が盗まれたりする窃盗事件も毎年発生しています。
空港での盗難事件
メキシコ市国際空港における強窃盗事件は、過去に比べ減少しましたが、不特定多数が出入りする場所なので、特に置き引き等には、引き続き注意が必要です。また、過去には空港内両替所を利用した旅行者等が襲われる強盗事件、空港の手荷物検査所において、警察官や空港職員に別室での検査を要求され、別室において暗に金銭を要求される事案、その他、航空機に預けた荷物の鍵を破壊されるなどして、預け荷物内の貴重品等が窃取される事件が発生したこともありました。
トラベルアドバイス
・有名な観光地では特に警戒しましょう。
・外出時は荷物を宿泊場所に預け、できるだけ荷物を持たず両手が使えるようにしてください。
・クレジットカードはスキミングを警戒し、信用できる場所でのみ使用しましょう。
・夜間の一人歩きは避け、ひと気のない場所には行かないでください。
・万一、強盗やひったくり、すりなどの被害に遭った場合は、相手が凶器を所持している場合もあるので、身の安全を第一に考え、むやみに抵抗しないようにしてください。
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メキシコ
病気・感染症情報
衛生・医療事情
医療レベルは一定の水準にあり、都市部の私立病院の中には、アメリカと比較しても遜色ない設備の整った病院もあります。ただし、公立病院では予算不足による機材や設備の老朽化、医薬品の不足が問題となっており、満足な治療が受けられない場合があるため、ほとんどの日本人は私立病院を受診します。病院では医師以外は、英語の通じない病院スタッフがほとんどです。私立病院での医療費支払いは高額なため、クレジットカードが必要です。医療費は高額で、支払いできない場合は診察を拒否されます。従って、海外旅行傷害保険に入っておくことをおすすめします。
警戒すべき病気・感染症
感染性胃腸炎
ウイルス、細菌などが原因で腹痛、嘔吐、下痢、発熱などの症状を起こします。1年を通して多くみられます。強い腹痛、高熱、血便、脱水等の症状が出た時には早期に病院を受診し、便検査や血液検査等で原因を明らかにした上で治療を開始することをおすすめします。
原虫・寄生虫による消化管疾患
内服治療が必要になります。寄生虫(蟯虫、回虫、条虫)は全国的に見られます。
呼吸器感染症
メキシコシティは年間を通じて空気が乾燥しており、特に乾期では湿度が20%を下回ることもあります。このため呼吸器感染症にかかると長引く傾向にあり、ときに咳が1ヶ月以上も続くことがあります。喘息等の慢性呼吸器疾患を持つ人はメキシコ渡航前に主治医とよく相談する必要があります。
デング熱
デングウイルスを保有する蚊に刺されることによって感染します。メキシコの低地や海岸地域で見られます。
マラリア
当国では三日熱マラリアがほとんどです。マラリア原虫を保有する蚊に刺されることにより感染します。
サソリ
メキシコ市内でも散見されます。刺されたら可能であればサソリを捕獲して救急外来に受診してください。
トラベルアドバイス
・飲み水はミネラルウオーターの利用をお勧めします。
・外食時は清潔なレストランでよく加熱調理されたものを食べてください。生野菜、生物、刺し身等に十分注意し、肉類等は十分火を通したものを食べる等の注意が必要です。
・十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。
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メキシコ
自然災害情報
現状
ハリケーン
6月から11月の終わりまではハリケーンが発生しやすくなります。
洪水、土砂崩れ
雨期の間は洪水や土砂崩れが発生しやすいです。
地震
メキシコは活断層地帯に位置しています。
トラベルアドバイス
・ハリケーンや洪水、土砂崩れが発生しますので気象情報をしっかり確認しましょう。
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❗️危険要因(メキシコ) ●テロの脅威 ・イスラム過激派組織ISILの攻撃対象国60か国に含まれているとされており、ISILまたはその支持者によるテロの標的となる可能性があります。
●誘拐事件 ・旅行者や外国人も「短時間誘拐」の対象となっているので十分な注意が必要です。
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⚠️要注意エリア ⚠️1 チワワ州、タマウリパス州、ミチョアカン州 【渡航はお控えください!】 ・犯罪組織による不法な道路封鎖や強盗事件、殺人事件、治安当局への襲撃等が頻繁に発生しています。
⚠️2 ゲレロ州 【要警戒!】 ・主要ホテル地区の治安は比較的安全なものの、それ以外の地域では、殺人事件が多発しており、情勢は流動的です。
⚠️3 チアパス州 【要警戒!】 ・経済的に貧しく、治安も不安定な地域です。同地域は中南米からの麻薬密輸ルートでもあり、特に国境地帯は犯罪組織など不法集団の活動が活発な地域です。
⚠️4 首都メキシコシティ 【要警戒!】 ・テピート地区などを中心に、強盗、窃盗、誘拐、短時間誘拐等が発生しています。
●メキシコ全土 【要警戒!】 ・テロ事件が発生する可能性があります。
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北アメリカの国・地域